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逆境を乗り越える学びの機会を創る
進級・卒業にむけて、子供たちが次のステージに向かう姿をイメージする時期です。
1月から始まったスキー授業をみれば、昨年は苦戦していた子が、今年は初めからリフトにのってスイスイと滑走する様子をみて、子供の成長の力に驚かされます。
たった一度の「できる気体験」や「その気体験」がもたらす自信は、次なる挑戦の基礎になります。
各地の学校の取組をみると、心温まる成長のドラマを目にします。
2023年10月、函館の中学校で行われた出前授業についての記事です。
「夢を叶える生き方を学ぶ」投稿日時 : 2023/10/13 校長
https://hakodate-kikyojhs.edumap.jp/
南極を旅した方の講話ですが、学校に招いた背景にはどんな思いがあったのでしょうか。それが気になって学校便りを読んでみました。
10月の学校便りの巻頭には、逆境を乗り越えるエピソードが紹介されていました。
抜粋要約しますと、
中学受験に失敗した子が、両親の薦めで行き先も決めずに単身で飛行機に乗った時の話です。中学生の一人旅を心配したCAが声をかけた折、この旅に出た経緯を一気に語ったところ、「着陸後に最後に降りるように」と促され、案内された先は機長のいるコックピットでした。その時に機長から聞いた話がもとになり、その中学生は自身の夢を叶える道に進んだというのです。
勇気が湧いてくる話です。
記事のタイトルは、「子どもたちが失敗を乗り越え、歩んでいくために」でした。
そもそも、失敗とは何でしょうか。
失敗したと思ったのは自分自身です。
その経験がきっかけで、成功につながることは数多くあります。
ペップトークの講演会で聴いた話です。
成功と失敗の共通点は何か。
それは、どちらも「挑戦した証」である。
立ち直るきっかけは人ぞれぞれです。
新たな視点でとらえ方を見直す学びの機会は、人の成長にとって「栄養」のようなものだと思います。
そういう場に身を置くこと、時間をつくることを意識するかどうかで、結果は変わってきます。
2月22日に公開研修会を設けたのは、先生の学びの機会という意味合いだけでなく、
教室にいる子供たちが「心が動く学び」に触れる機会が生まれることを意図しています。
なぜ、教師という職業を選び、
教室で子供たちと共に学ぶことにどんな思いをもっているのか、
その先にどんな未来をみているか、
それを自分の言葉で語ることができる人が、
「先生」として、
子供の背中を押す存在として、
力を発揮できる人として、
子供と共に成長できる人になれると思います。
この先、研修会で全国各地から集う共に学ぶ先生方が創り出す
「心に響く語り」の授業が、
子供たちの心にどんな未来をもたらすのか、愉しみにしています。
研修会案内ページから申し込みください。
R6.2.22公開研修案内「考え議論する道徳授業と学級づくりの原点~心を育てる語り~」
申込→申込フォームから
https://kokc.jp/e/c79ef8da2d622844ed89381042e774ae/