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授業の質を高める実践検証☆マンガ思考の振り返り(低学年)

マンガ思考を低学年でも実践しました。このクラスは、マンガ思考のやり方を直接習っていません。

職員研修で学んだ担任が、これまでの中学年、高学年の実践をもとに、アレンジしたものです。

内容は、10/18全校音楽の出前授業の振り返りです。

年3回の授業で学んだ思い出が込められた内容です。

授業が終わった後も、教室からノートをもってきてサインをもらう姿がみられました。

今の自分の顔からは、喜びがあふれています。

ウサギからは決意を表情がみてとれます。

マンガで心の動きを表現することは、子供の発達段階にあった方法という実例です。

目、口、だけでも表情は表現できることを伝えると、日常の振り返りで習慣化すると思います。

 

 

☆子供の振り返りにみる視覚化・言語化のメリット☆

「ほめ言葉をもらったから、学芸会でもアドバイスされたことを生かしたいです」

 

音楽を通してコミュニケーションを交わした後の「言葉のキャッチボール」です。

 

講師からかけられた言葉を自分で文字に表すことは、

記憶の定着になり、前向きな行動化や自信にもつながっていくことと思います。

 

授業後、木村さんが10/1東川ペップトーク講演会を聴講された話をされ、

「言葉かけ、大切ですよね。」

と実感を語られました。

また、2月に来校されたRaVVast奏者SAYOさんが木村さんのライブやケーブルテレビ対談などで交流されており、創作に向かう芸術家どうしが共感・共鳴した背景も、授業につながっているように感じました。

私たち教員にとっても、授業を通じて外部講師と教育の根幹を共有できたことは貴重な研修機会になりました。

今後、キャリア形成など生き方を学ぶ機会づくりにむけて、芸術鑑賞や講演会・生涯学習の場など学校外にも足を運ぶことが大切だと思います。

 

<連携・協働の動きをつくる>~教育の質を高めるカリキュラム・マネジメントの柱

こうした研修機会を設けるためには、予算確保については教育行政との連携、コーディネーターとなる地域人材の育成、サポート企業や関係機関との協働が必要です。

ちなみに、今回の授業は、文化庁の芸術家派遣事業を活用しました。

関係各所のご協力に感謝申し上げます。引き続き、ご理解とご支援をお願いします。