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ペップ✖プログラミング新聞掲載に学ぶ~思考の視覚化&言語化~

6月27日(火)北海道通信に記事が掲載されました。

子供たちが書いた「マンガ思考」をあらためて読み、

授業を振り返る中で、

今、未来の「可能性」を広げる授業づくりがもとめられていることを実感します。

入り口ツールはいろいろです。

 

ペップトーク(言葉かけ)→ 表現・思考・行動 

プログラミング → 試行・思考・製作

マンガ  → 発想・思考・表現

 

他にも多々ありますが、それらを関連付けすることが、

リベラルアーツ的な学び、「教科横断的な学び」を実現することになるでしょう。

 

ペップロ出前授業新聞ダウンロード

 

 

レッツ!スタート!☆ペップログラミング!

6月15日、日本初!「ペップ」 ✕ 「プログラミング」 の出前授業を行いました。

2つのかけ算で、どんな授業ができるかワクワクして心待ちにしていました。

授業のクライマックスは、

落ち込んでいる「たけっちょくんロボ」を応援する言葉を考えて、

その言葉をプログラムする場面です。

子供たちの「前向きな思考」のスイッチが入りました。

最後にロボが顔を上げて元気になると、歓声があがりました!

 

傍目でみれば、

ロボットを動かして遊んでいるだけなのですが、

そこには、人を励ます”応援文化”が育つ、精巧な仕掛けがありました。

デジタルだからこそできる良さを生かして、

人が本来持っている優しい心、

人のためにできることを考え、行動に移す、

豊かな感性が育つ「ペップログラミング」に子供たちは釘付けになりました。

略して、「ペップロ」。

 

講師の松井先生は、上川町のアカデミックプロデューサーをされていて、

プログラミングに精通しているだけではなく、

ペップトークも深く学んでいる方でした。

 

子供たちに授業をする方は、皆さん、

誰かを励ましたい、勇気づけたい、人の役に立ちたいと思う方々です。

自ら進んで学ばれた前向きな行動は、

子供が夢中になる授業を構成する力になります。

 

クライマックスの前、講師の先生が突然いなくなりました。

それは、子供が真剣に取り組むための演出です。

子供たちはロボをどうやって励ますかを相談して、

「前向きな言葉」を選び、その言葉をVIVIWAREに入れました。

そして、ついに、子供たちの願いはプログラミングを通して、

ロボのアクションに伝わり、感動のクライマックスへ。

 

良い授業は、子供が歓声をあげるものです。

毎日、子供たちに何か喜びの機会を与えたいと、日本中の教師が日々がんばっています。

それを感じるステキな時間でした。 

授業の最後に、上川町のヌクモの話題が出ると、

何人かの子供たちが行ったことがあるとのことでした。

 

本校では社会見学などで行ったことがありませんが、

「面白そう!」と話題にはなっています。

 

親や学校の先生に連れていってもらうよりも、

今できることとして、

「どうやったらいけるか?」

を考えさせることが大切だと思います。

 

なぜなら、

自分でバスに乗って遠くに行くことは

予定を立てて実行する「計画・行動力」、

危険を察知して身の安全を守る「認知・注意力」など、

「プログラミング思考」そのものです。

 

諺にある「可愛い子供には旅をさせよ」は、

”ペップロ思考”

そのものだと思いました。

 

イノベーションは、日常の中で、

何かもどかしく感じることをなんとかしたい「必然性」から生まれます。

 

今回の授業は、

擬似的に落ち込んでいる人を励ます「必然性」を作り出したわけです。

 

世の中には、毎日、くよくよしたり、がっかりしたり、落ち込んだりする

ストレスを抱えている人は山ほどいます。

 

子供は、難しい事象の理解はできなくても、鋭い感性で大人の本質を見抜いています。

 

デガティブな言動、行動をする大人をみて、それを子供が真似しているとしたら、とても残念なことです。

 

 

今日の授業で子供が考えた「とらえ方変換」です。

 

あきっぽい→それはよく言うと…→先をみて、いろんな考えができる

 

口うるさい→それはよく言うと…→人のことを考えていて優しい

 

次世を変えるのは、子供たちです。

 

だからこそ、子供の学びの姿をみて、

大人は何ができるかを考えて行動することが大切だと、

そういう応援団となる大人が増えてくれることを切に望みます。