学校ブログ

Let’s Jump! たてわりホーム1年間の成長の奇跡

たてわりホームの活動で積み上げてきた自己選択・自己決定する力、協働する力が成果となってきました。

朝の活動では、互いに声をかけあいながら、上の学年が下の学年に伝えるなどの学び合いが自然に行われています。

<2・3・4年生全員で太鼓の練習をする場面>

<4年生が2・3年生に基本リズムを伝える場面>

 

別教室では、リズムジャンプで体づくりをしています。

上半身と下半身で違う動きをする練習で、調整力やリズム感を養います。

ラインを2本使って、廊下と教室をグルグル回るサーキットのように場を工夫しています。

担当の先生も出来るかぎり一緒に活動に参加して子供たちのやる気を後押ししています。

足を交差して、逆交差と連続ジャンプのたびに、手の動きも変えてリズミカルにジャンプしています。

これは、リズムトレーニングというものですが、太鼓と同じで全身運動です。

上肢・下肢のコーディネーション力が鍛えられます。

はじめは、うまく出来なくても、やろうとすることで脳に刺激が伝わり、次第にできるようになります。

リズム感がよくなれば太鼓も上達していくと想定し、

基礎感覚を養うことをねらいとしています。

 

どんな活動でも、自分たちで工夫して、助け合い、協力することは同じです。

たてわりホームで培ってきた成果は、今後の子供1人1人の成長のプラスになっていくと思います。

 子供たちの成長の姿に拍手を送りたいです。

ジャンボ一小巻き大会

2/4日、PTA主催のジャンボ一小巻き大会が行われました。

始めにこれまでの取組の動画を視聴しイメージづくりをしました。

その後、会場設置、寿司飯、具材の3つの班に分かれて、準備作業を行いました。

レシピを確認する、机の配置、具材の作り方、並べ方の段取りを相談するなど、

細かい打合せをして進められていきました。

子供たちも作業のポイントをよく聴いて自分から進んで準備作業に取り組みました。

・「一小」の形に「巻文字」に机を配置し、台紙の上に海苔の下地をつくります。

・12kgの米を二つのガス釜で炊き、炊き上がったら酢と混ぜて寿司飯をつくります。

・きゅうり、かんぴょう、しいたけ、厚焼きたまごを切って順番にトレーに並べる。

そして、1時間半ほどで巻物の準備が整いました。

長机4~5本に長い海苔巻きの材料が並べられていきます。

寿司飯を均等に広げ、きゅうり、たまご、かんぴょう、しいたけ、の順に具材をのせ、

準備完了。

児童、保護者、教職員、卒業生、新一年生や小さな兄弟も含め総勢70名程が4列に並び、「せーの、一小巻き~!」の合図で巻きました。

長い巻物ができると歓声・拍手がおこりました。

ご来賓の第一自治振興会長さん、教育長さんも微笑みながら活動の様子をご覧いただきました。

この行事を支えてくださる地域の方々にも大変お世話になり、心から感謝申し上げます。

逆境を乗り越える学びの機会を創る

進級・卒業にむけて、子供たちが次のステージに向かう姿をイメージする時期です。

1月から始まったスキー授業をみれば、昨年は苦戦していた子が、今年は初めからリフトにのってスイスイと滑走する様子をみて、子供の成長の力に驚かされます。

たった一度の「できる気体験」や「その気体験」がもたらす自信は、次なる挑戦の基礎になります。

 

各地の学校の取組をみると、心温まる成長のドラマを目にします。

2023年10月、函館の中学校で行われた出前授業についての記事です。

「夢を叶える生き方を学ぶ」投稿日時 : 2023/10/13 校長 

https://hakodate-kikyojhs.edumap.jp/

南極を旅した方の講話ですが、学校に招いた背景にはどんな思いがあったのでしょうか。それが気になって学校便りを読んでみました。

10月の学校便りの巻頭には、逆境を乗り越えるエピソードが紹介されていました。

抜粋要約しますと、

中学受験に失敗した子が、両親の薦めで行き先も決めずに単身で飛行機に乗った時の話です。中学生の一人旅を心配したCAが声をかけた折、この旅に出た経緯を一気に語ったところ、「着陸後に最後に降りるように」と促され、案内された先は機長のいるコックピットでした。その時に機長から聞いた話がもとになり、その中学生は自身の夢を叶える道に進んだというのです。

勇気が湧いてくる話です。

記事のタイトルは、「子どもたちが失敗を乗り越え、歩んでいくために」でした。

そもそも、失敗とは何でしょうか。

失敗したと思ったのは自分自身です。

その経験がきっかけで、成功につながることは数多くあります。

ペップトークの講演会で聴いた話です。

成功と失敗の共通点は何か。

それは、どちらも「挑戦した証」である。

立ち直るきっかけは人ぞれぞれです。
新たな視点でとらえ方を見直す学びの機会は、人の成長にとって「栄養」のようなものだと思います。

そういう場に身を置くこと、時間をつくることを意識するかどうかで、結果は変わってきます。

 

2月22日に公開研修会を設けたのは、先生の学びの機会という意味合いだけでなく、

教室にいる子供たちが「心が動く学び」に触れる機会が生まれることを意図しています。

なぜ、教師という職業を選び、

教室で子供たちと共に学ぶことにどんな思いをもっているのか、

その先にどんな未来をみているか、

それを自分の言葉で語ることができる人が、

「先生」として、

子供の背中を押す存在として、

力を発揮できる人として、

子供と共に成長できる人になれると思います。

 

この先、研修会で全国各地から集う共に学ぶ先生方が創り出す

「心に響く語り」の授業が、

子供たちの心にどんな未来をもたらすのか、愉しみにしています。

 

研修会案内ページから申し込みください。

R6.2.22公開研修案内「考え議論する道徳授業と学級づくりの原点~心を育てる語り~」

申込→申込フォームから

https://kokc.jp/e/c79ef8da2d622844ed89381042e774ae/

 

冬休みを元気に過ごすために~集会で「D」のお話し~

近隣でインフルエンザ流行、本校でもお休みがありました。

冬休み前の集会では、健康についてのお話しをしました。

「はいっ!」と気持ちのよい返事がしっかりできる、学芸会で豊かな表現力を発揮した一小っ子の強みを生かしたチャレンジングなストーリー。子供たちの反応も含めて記します。その場を想像しながら読んでいただければ幸いです。

_______________________________________

心を育てる朝会のお話し ~冬休みを元気に過ごすために~
「ねこのプリン」って聞いたことがありますか?(1人の子が反応しました)
想像してください。お皿の上にのっているプリンがねこの形をしています。そのお皿を揺らすとプルプルとゆれるのです。その姿が「かわいいー!」と、今、大人気だというのです。
 私はネコが好きです。ねこを飼ったことがある人はいますか?(数人が挙手)ネコをなでると気持ちがよくなりますね。他に、犬、うさぎ、ねずみ、鳥とか、さわったことがありますか?(大半の子が手をあげます)動物をさわると元気になります。それはさわることで愛情のホルモンが出るからです。1人暮らしの人がネコや犬を飼う人がいますが、動物と一緒にいると元気になるからです。
 天気の良い日、ネコが窓ぎわで寝っ転がって体をなめていました。なぜ、なめているのでしょうか。(毛づくろい、ノミがいる)
 それは、ある栄養素ができるからです。みんなも、よく知っている名前です。(ビタミン)
「ビタミンの中の何?」(Dの形を手で表す)
太陽の光を浴びると、体にビタミンDができます。ネコは毛をなめることで、ビタミンDを体に取り入れています。だから、元気に過ごすことができます。知っていた人?(誰もいませんでした)
 みなさん、天気の良い日の休み時間には、築山など外に行って遊びますよね。そのとき、太陽の光を浴びて、みんなの体にはビタミンDがつくられています。インフルエンザなどの病気にも負けない強い体がつくられるのです。

では、冬休みを元気に過ごすために、この話を忘れないように体にインストールします。

(ここから劇化を入れてみました。ネコになる、ビタミンDになる遊びです。初めは恥ずかしそうにしている子も周りの様子をみて動き出し、楽しそうにコミュニケーションをとる様子がみられました)

 冬休みも元気に過ごしてください。

「音楽の集い」で声をあわせて交流

東川町の子供たちが一堂に会する交流の場「音楽の集い」が開催されました。

インフルエンザ罹患で参加みあわせなど各校ともに影響がありましたが、参加した幼児センター・一小・二小・三小・東川小の子供たちが元気に器楽演奏や合唱を披露しました。

一小っ子はトップバッターとして、学校を代表して高学年が「疾風」を勇壮に奏でました。

その後、全校児童で「TOMORROW」を唄いました。

PTAから寄贈いただいた一小太鼓40周年記念Tシャツがカラフルな華やかさで合唱に彩りを添えました。

大きな体育館のためか、声量は控えめではありますが、美しいハーモニーが会場に響き渡り、大きな拍手をいただきました。

舞台を降りて席に戻る子供たちのホッとした表情が微笑ましかったです。

その後、各校の合奏・合唱は、それぞれ曲調の表現が素晴らしかったです。

聴くときには、手拍子をする、体を動かして踊りだしそうな子もいて、音を愉しむ様子がうかがえました。

また、演奏が終わるたびに盛大な拍手と歓声もきこえてきました。

 

最後に、東川小学校スクールバンドの伴奏にあわせてBlieveを全体合唱しました。

木管・金管楽器を主体にした豊かな音色に聴き惚れるような前奏・間奏。

クライマックスでは、低学年の子供たちが「I Blieve  in  FUTURE」の歌詞を背伸びをして声を遠くに届かせようとする姿が見られるなど、各校の先生たちの関わりや子供たちが練習してきた1人1人の声がコラボレーションし、心に響く舞台が生まれました。

また、学校を越えてつながる仲間と遠くから手を振って意思疎通する様子がみられました。

 

音楽は情操を豊かにし、非認知能力を育む空間を創り出します。

学び多き貴重で有り難い機会をいただきました。

ご準備いただいた関係者の皆様方に感謝申し上げます。