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「包括的性教育」出前授業

2/20,進学を控えたこの時期、思春期を迎える小学校5・6年生を対象に包括的性教育をテーマに出前授業を行いました。

講師の先生の問いかけにより、対話的な学びで授業は進められました。

ディスカッションの中で、

・人はそれぞれ感じ方が違うこと

・お互いにハッピーで生きていける方法

について、意見交換が行われました。

 

正解がない事柄について、議論する中で思考を深める授業のアップデートがされてきています。

 

授業後、子供たちからは、

「今まで関心がなかった、考えたこともなかったことを考えるのは難しかった。」

「知らなかったことを学べてよかった。」

など、新たな気づきを語っていました。

 

 24日の金曜日には、LGBTQをテーマに授業を行いました。

 

2月に発出された北海道教育委員会の通知

「教職員研修資料
性的マイノリティに係る児童生徒へのきめ細かな対応について」

によると、

「教職員が自ら性の多様性について学び、理解を深めることが重要」

と明記されています。

こうした流れを受け、

授業のあった20日には、藤星高校の先生を講師に招いて性教育に関する職員研修を行いました。

今、研修のあり方も包括的に行っていくことが求められています。

 

タブレットで自在に学ぶ子どもの成長

6/10金、上川教育局から講師を招いて、2年生と5・6年生の授業参観をもとに職員研修を行いました。

2年生の授業は別日に行いましたが、事前動画のダイジェストをみていただいて、ポイント解説をいただきました。

「1年生にクイズ問題を出すという学習の目的が簡潔・明瞭でわかりやすい」とコメントをいただきました。

5・6年生は、タブレットを活用した自学スタイルでしたが、集中して自分の考えを端的にまとめていく様子がみられました。

説明文のポイントと学校の良いところを伝えるために、ロイロノートという道具を活用して要点を整理しました。メモとプレゼン資料を同時につくっている感覚です。

従来のノートやワークシートといった紙と鉛筆を使わなくても、

要点を整理し、まとめた段階で瞬時に、大型テレビの画面上で共有できるので時間短縮になります。

 

タブレットはノート代わりではなく、ノート以上の便利な機能を使いこなす文房具となっていることを実感します。

 

先生が説明しながら黒板に書いたものをノートに写す型の授業はすでに過去のスタイルになっています。

現在は、「説明しない、教えない」スタイルが基本です。

次のような探究型の授業が求められています。

1 必要な情報は自分で調べて、情報を整理・共有し

2 課題やギャップを感じたところで、考えを互いに交流する場をつくり

3 知的創造を促す

つまり、先生にはファシリテーターやガイドとしての役割が重要になっています。

 

もちろん、子どもの意見に耳を傾け、良いところを認め励ます姿勢は、これまで同様に、学習の意欲づけにはとても重要です。

 

授業後の検討会では、演習で「なぞかけ詩」の問題が出されました。

問題は次の短い一文です。

「手製の檻に入っている」

さて、これを聞いて、どんなこと・ものを思い浮かべますか?

「知っている人は言わないで下さいね。」

との追加指示を聞かずに、

「・・・・」と詩の題名を思わず答えてしまう場面もあり、笑いが起きました。

子役とはいえ、忠実に正解を答えたくなる昔ながらの学びの型は体にしみこんでいるものです。

しかしながら、その後は、皆が違うものをイメージし、意見がわれました。

多様な意見を共有し、互いに認め合い、知的思考を促される学びの楽しさを味わうことができました。

 

先生や子どもが、

「明日の授業が待ち遠しい」

という感覚になったときに、成長のドラマが生まれる期待感にあふれた楽しい時間でした。