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「音楽の集い」で声をあわせて交流

東川町の子供たちが一堂に会する交流の場「音楽の集い」が開催されました。

インフルエンザ罹患で参加みあわせなど各校ともに影響がありましたが、参加した幼児センター・一小・二小・三小・東川小の子供たちが元気に器楽演奏や合唱を披露しました。

一小っ子はトップバッターとして、学校を代表して高学年が「疾風」を勇壮に奏でました。

その後、全校児童で「TOMORROW」を唄いました。

PTAから寄贈いただいた一小太鼓40周年記念Tシャツがカラフルな華やかさで合唱に彩りを添えました。

大きな体育館のためか、声量は控えめではありますが、美しいハーモニーが会場に響き渡り、大きな拍手をいただきました。

舞台を降りて席に戻る子供たちのホッとした表情が微笑ましかったです。

その後、各校の合奏・合唱は、それぞれ曲調の表現が素晴らしかったです。

聴くときには、手拍子をする、体を動かして踊りだしそうな子もいて、音を愉しむ様子がうかがえました。

また、演奏が終わるたびに盛大な拍手と歓声もきこえてきました。

 

最後に、東川小学校スクールバンドの伴奏にあわせてBlieveを全体合唱しました。

木管・金管楽器を主体にした豊かな音色に聴き惚れるような前奏・間奏。

クライマックスでは、低学年の子供たちが「I Blieve  in  FUTURE」の歌詞を背伸びをして声を遠くに届かせようとする姿が見られるなど、各校の先生たちの関わりや子供たちが練習してきた1人1人の声がコラボレーションし、心に響く舞台が生まれました。

また、学校を越えてつながる仲間と遠くから手を振って意思疎通する様子がみられました。

 

音楽は情操を豊かにし、非認知能力を育む空間を創り出します。

学び多き貴重で有り難い機会をいただきました。

ご準備いただいた関係者の皆様方に感謝申し上げます。

一小太鼓 新曲『滝にかかる虹』初演奏

19台の和太鼓をフル活用し、全校児童オールメンバーによる創作曲ができました。

一小太鼓40周年記念 創作太鼓『滝にかかる虹』

10月29日(日)9:00~学芸会にて、初の一般公開となります。

音で遊んでふしづくり~世界を旅する打楽器奏者まーちゃんライブに学ぶ~

6.13文化芸術による子供育成推進事業(芸術家の派遣事業)①を行いました。

全3回の出前授業では、太鼓をつかった創作活動を継続して行うことを意図しています。

講師は世界を旅する打楽器奏者木村 正人さん(愛称 まーちゃん)

 

 

今回の授業で子供たちが得たものは、

【思考アップデート!】です。

 

全校児童26人は、はじめて、同時に19台の和太鼓を叩きました。

「たてわりホーム」の活動は、ここにつながるように仕込みをしてきました。

 

年齢差関係なく、同じリズムを叩く場を創ったのは、心を一つにするためです。

一小太鼓は学年ごとに練習し発表する。次の学年に教えるときに交流するというのがこれまでの流れでした。

しかし、30周年のビデオをみたときに、驚きました。

学年の枠をはずして、すべての太鼓を使って子供たちが一同に叩いている姿。

それは、今、失われていました。

 

それまで3つの大太鼓、スネアみたいな音のする小さい太鼓は眠っていました。

 

先週、金曜夜、一小太鼓の地域サポーター「からだげんき太鼓サークル」に参加した大人4人で大太鼓をギャラリーから降ろしました。

 

大太鼓が使われなかった理由は、

人数が減ったこともあったのでしょうが、

おそらく、台がなかったからです。

だからノコで古い台を切って作りました。

 

前日に職員がV字に19台の太鼓をセッティングをしました。

 

講師の先生をお迎えする前、準備体操で簡単なリズム打ちをしました。

初めてでも、全員が息のあった音を奏でました。

休み時間も自ら太鼓で遊んでいる子供らの即応力はすごかったです。

 

そして、木村さんを迎えました。

日本にはない中南米のリズム打ちを体感。

ジェンベ、コンガ、シェケレ

そして、木をくり抜いた自作の太鼓、

ドラムス、

流れるようなデモ演奏に拍手が湧きました。

「やりたい!」と手を挙げた代表の子が楽器体験しました。

 

そして、全員で中南米のリズム打ちで”世界へ旅”に挑戦しました。

初めて触れるリズムは難しかったのですが、

2時間長丁場、子供らは果敢に練習、

休憩中にはレパートリー3曲も演奏しました。

今年、初披露だったためか、かなり気合の入った演奏でした。

「ここまで叩けるとは、素晴らしいですね」

マーちゃんにお褒めの言葉をいただきました。

 

また、午後、上教研音楽班研修も行われ、

まーちゃんと地元の太鼓チーム羽衣太鼓と共に、近隣の音楽の先生方も太鼓で創作活動に挑戦しました。

音楽の先生でも和太鼓は初めてという方が多数いらっしゃいましたが、

わずか15分で1曲の創作ができたときにはバチの拍手と歓声がおきました。

 

 

3つのグループに分かれて、

主体的、対話的、協働的な学び、アクティブラーニング授業モデルを

和太鼓演奏で体感しました。

「3つのパートをつなぎます。」

(わーっ!)

反応は、ほぼ、子供相手の授業と同じでした。

どう繋いだらかっこいいかを意見交換後、

あわせてみました。

3つ目のグループのラストの節を全員で叩くことにして練習。

音感がいいから直ぐに音が揃います。

そして、創作した3つのメロディがつながり、最後の掛け声が決まった瞬間、

バチの拍手とともに、みんな笑顔でした。

この空気感は、ライブで一緒に体感して伝わるものです。

 

音楽は眉間にシワをよせて苦しそうに練習するものではなく、

気軽に楽しむところから始めることが何よりだと実感しました。

 

休み時間、子供たちが楽器のまわりに群がって興味津々で触っている様子は、

「やりたい!」気持ちの表れです。

 

そして、放課後も、まーちゃんのところに集まって、ドラムセットに座って叩いている様子がステキでした。

 

一小の子供たちが太鼓を通して得るものは、

 

心で打つ。

人の心を打つ。

感動を創り出す。

 

他にもたくさんの学びが生まれるでしょう。

 

午前も午後も、ラストの演奏では、木村さんの華麗な演奏でRavvastが活躍しました。

2月のRavvast「音楽の森」出前授業の文化は、今も子供たちの心の中に流れています。