2022年12月の記事一覧

年の瀬だより〜一年の振り返りで小さな喜びを見つける〜

冬休みに入り、穏やかな天候が続いていました。

29日から降雪量が増え、年の瀬は除雪に追われる日々ですね。

頑張りすぎると腰痛など体に無理が生じます。

病院や整体院なども年末年始はお休みになります。

お風呂上がりにストレッチをするなど緊張をほぐすと回復が早まります。

この時に、「ふーっ」と息を吐くことで筋肉を弛緩させることができます。

心の緊張も深呼吸をすることでほぐすことができます。

 


ほっと一息ついたところで、

今年1年、がんばった自分の体に「おつかれさま」と声をかけてあげまょう。

そして、1年間を振り返り、

プラスの出来事を思い出し、ご家族で話したり書き出したりしてみましょう。

 


学校とは離れますが、印象に残った出来事を振り返ってみます。

北京オリンピックがありました。

スノーボードの岩渕麗楽選手が女子選手では初めてフロントサイド・トリプルアンダーフリップ1260(前回り3回転)に挑戦しました。

転倒はしましたが、世界のトップ選手たちが駆け寄り、その挑戦を讃えました。

実は、予選でも大技に挑戦し、転んで骨折していました。

実況中継では、「骨は折れても、心は折れなかった!」と絶賛されました。

オリンピックは終了。でも、話はここで終わりではありません。

その後、スイスのモンタナで開かれた「THE NINES」で、岩渕選手はトリプルを成功させたのです。

 

<記事>

”岩渕麗楽が北京五輪で感動を生んだ超大技FSトリプル1260に成功 世界初の快挙” 


事後インタビュー動画では、

「成功して嬉しかった。でも、なんで今なの?(北京五輪の後なの?)って正直思った。」

と悔しさも交えつつ、笑顔で語りました。

 仲間からの祝福と拍手の中、最高の舞台(キッカー)を準備してくれた人へ英語で感謝を伝える姿に心が熱くなりました。

 

 

 五輪に限らず、大事な場面で結果が残せない時は起きるものです。スポーツはルールに則った勝負事です。勝つことも、負けることも前提で戦うわけですから、挑戦する勇気を讃えることこそ大切にしたいと思うのです。

 


・・・岩渕選手は五輪後に世界初の快挙を成し遂げた・・・

 

これと同様に、子供やあなたが
たとえ、大事な場面で結果を残せなったとしても、その後、成功をおさめる可能性は大いにあります。

 


・・・「成功」と「失敗」と共通点は何か?・・・

と問いかけがあります。

 


それは、どちらも、「挑戦した証」だということです。

 


成功すれば喜びは得られます。

そして、失敗をなじることは簡単です。

でも、その影にある挑戦を認め励ますことも難しくはありません。

大切なのは、過程を見つめることです。

 


親の立場になると、難しさを感じる場面は多々起きます。

 


たとえ、子供が

学校に行かない選択をしても、

友達と喧嘩をすることがあっても、

約束を守らないことがあっても、

嘘をつくことがあっても、

それは、

成長する過程で抱えている課題に向かう挑戦への証、

時には、課題から逃げている場面も起きうるでしょう。

それは、

子供からの「助けて!」メッセージだと受け取って欲しいのです。

 


誰しも1人では立ち向かえない課題があります。

だから、認め、励ます、応援団が必要なのです。

 


子供の成長を応援する場をつくりましょう。

家庭は基盤であり、学校もその選択肢の一つです。

支えになる相談場所は多々あります。

困った時はお気軽にご相談ください。

 

ある授業で、親子が感謝の句を詠みあったとき、次のような句ができました。

子「お母さん いつも育児で 大変ね」

親「大変なこともね 宝物だよ」 

 

ネガティブな状況をポジティブに捉え方を変えた素敵な句です。

こうした「返歌」で、親子関係が「変化」することもあります。

 

「年の瀬」とは、流れが速い、慌ただしいという意味があります。

考える余裕もないくらい大変な時こそ、

子供の声に耳を傾ける余裕をもちましょう。

 


子供の成長した姿を振り返り、小さな喜びを見つけたら、一言伝えてあげてください。

 

どうか、心身の健康、安全に留意され、良いお年をお迎えください。

良いお年をお迎え下さい(学校便り12月号発行)

最終日、全員元気に登校し、2022年を締め括りました。

冬休み中には、子供会の行事なども予定されているようです。

スキーなど出かける場合もあるかと思います。

健康・安全に留意し、休み中だからこそできることを楽しんでいただければ幸いです。

また元気な笑顔で会えることを楽しみにしております。

今年一年、お世話になりました。

良いお年をお迎え下さい。

 

学校便りはこちら↓

<12月学校便り>

 

学校の教育活動について~”一笑麻樹”が「一小巻き」の歴史を紐解く~

質問をいただきました。

~「一小巻き」が学校行事から外された経緯~

を知りたいという内容です。

 

今年度の教育計画には、

____________________

保健・給食係

「一小巻き大会」の計画・運営に関すること

_____________________

という文言があります。その経緯について調べてみました。

 

始まりは、「食育」という観点から係が企画したものだと伺っています。

そこに、賛同したPTA会員が協力、地域の方々にも参加していただき、新聞記事にも載るなど盛大なイベントして行われるようになったということです。

 

ところが、コロナウィルス感染症への対応で、飲食を伴う活動は自粛せざるを得ない状況となり、開催できなかったようです。

 

それまでは、全校参観日にあわせて行っていたとのことです。

スタートは、学校の担当者の発案から生まれたものですが、

PTA・地域の協力を得ながら任意のイベントとして継続されてきました。

 

しかし、カリキュラムの中には入っていなかったのです。

年間授業計画にないのに、続いてきたのは不思議な感じがしますが、

年度途中で「試行」されたものが慣例になることはあります。

「一小巻き大会」は、保護者・地域の人に愛され、支えられることで、

慣例として続いてきた「文化」といえるでしょう。

 

現状では、

令和4年度の学校行事時数計画表には、「一小巻き」は位置づけされていません。

授業カリキュラム(教育課程)の中にも、位置づけはされていません。

つまり、「学校行事」ではないのです。

 

学校行事ではありませんが、全校参観日という授業で行ってきた経緯を考えるに、

この「文化」を残していくことについては尊重していきたいと考えています。

 

では、どのように存続していく道を探るか。

そのことを明確にする必要があると考え、11月のPTA役員会で協議していただきました。

そこで、「PTAの行事として任意で行う」という確認がなされました。

その後、企画を担ってきた教養部で検討し、その方向性について確認しました。

そして、12月8日の理事会で提示することになりました。

 

理事会では、

「変更するのであれば、もう少し早く見解を出してほしかった」

というご意見もいただきました。

確かにそうだと思いました。

 

お伝えすることが遅くなったのは、上記のように、手続きを踏む時間が必要だったからです。

 

ただし、授業ではできないという判断は、昨年度末の段階でなされていました。

ですので、年間行事予定には全校参観日は入っていませんでした。

それは、できるかどうかが未知数だったことがあります。

そして、「一小巻き大会」のあり方について、PTAと協議して見直す一年にするという考えがあったからです。

 

判断というのは、情報を集めなくてはできません。それには時間も必要です。

正しいか正しくないか、それは、やってみなくてはわかりません。

私としては様子が分からない中で、判断することはできませんでした。

そういう意味では、

今回、PTA役員、そして会員の皆さんのお知恵を借りて、

時間をかけて協議したことで、最適解を出すことができたと思います。

 

 

さて、授業では、12月に、やっと、調理実習を再開することができました。

感染症予防対応のため、飲食はせず、作り方の体験学習までにとどめています。

 

その観点から言うと、PTAの行事を学校で行うのは一向に構いませんが、

飲食を伴う場合については、

感染症予防対策はもちろん、実施方法についても、

慎重な判断をしていただきたいと考えます。

 

そして、今後についての見解を示します。

 

「学校の教育活動は地域とともに創り上げるもの」

という認識でおります。

 

とはいえ、たとえ、感染症対応が必要なくなったとしても、

今のカリキュラムでは、「一小巻き大会」を授業の中に取り入れることは困難だと判断します。

ですので、校務分掌の係の仕事から削除するのが妥当と考えています。 

 

一つは、平成29年から始まった東川独自の”GLOBE”という特別の教科を行っていること。

これに伴って、通常は70時間ある総合的な学習の時間35時間が削られていること。

この制約が外れない限り、他教科、特別活動などをあわせても、

ねらいを達成するための位置づけを明確にすることを含めて、

授業の中で捻出するのは、かなりの無理が生じます。

 

今、教育現場に求められていることは、

日本経済の再生にむけた「資質・能力」を身につけることです。

例えば、

DXへ対応するためのタブレット端末の活用、

GLOBEの改善・充実、

先行きの見えない時代の変化に対応するために”GRIT”(おれない心)、

”自尊感情”・”人間関係性”・”自己決定”などの「非認知能力」を重視すること、

これを保障するための「道徳教育」の充実です。

教職員には、これらの「授業」を生み出すための準備する時間が必要なのです。

 

ですから、これまで地域の皆さんの力で培ってきた素敵な活動は、

今後も生活を楽しくするための活力を生む”潤滑剤”となるように、

無理のない範囲で、参加したい方が楽しくできるものを

「文化」として受け継いでいくことが望ましい姿だと考えます。

 

私自身は、この価値ある「文化」を見たことがありません。

ですので、個人的には是非体験したいと考えています。

 

任意参加という形とはなりますが、コドモンにて保護者宛に案内が届きます。

ご希望される方は申込みいただき、楽しい一時をお過ごしいただけたら嬉しく思います。

 

年末年始、第一自治振興会の各種行事が軒並み取りやめになっています。

残念ながら、地域の方にはご遠慮いただく他ありませんが、ご了承ください。

 

世の中を見渡すと、感染症のみならず、大変な状況が続いています。

様々な変更などへの対応でご苦労をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願いします。

 

(一笑麻樹)

雪景色

一笑山

一面の銀世界。北海道の美しい雪景色の到来です。

中学年の子たちが「待ってました!」とばかりに、スノーウェアに身を包み、ツキ山に遊びに出て行きます。

滑る、駆け回る、雪玉をなげる、雪塊をつくる、などなど。

山の上は、風が強く体感温度が低い状況、

お構いなしで、やんちゃをする子供。

 

誰かが「チャイムがなった!」「次はGLOBEだ!」と言うと、

気配を察知した子たちは一目散に雪の原を戻っていきます。

 

 

学校に入るときは、雪を払ってから入るマナーを守っていました。

 

朝は高学年の子が玄関戸口の雪をほうきで掃くなど、

みんなのために自分にできることをする様子がみられました。

 

今年も残り1ヶ月。

楽しい生活になるようにと、全校集会では、「笑う練習」をしました。

学芸会での演技を想起させ、みんなでチャレンジしましたが、すぐには表現できません。

恥ずかしそうにモジモジしている子もいます。

先生たちにもやってもらいます。

子供と向き合って、笑う練習の見本をみせる先生に、

「先生たちも大変ですね。」

とクールな言葉をかける子。

先生の見本をみて、ワハハハ・・・と笑い転げている子。

その後の、チャレンジでは、自分の心を解放し、大笑いする子どもたちの様子、

体育館には幸せな空気があふれました。

 

笑う練習が終わったあとの聞く態度も立派でした。

 

児童会の寸劇、保健委員会のクイズでは、

自分たちで生活をよくしようとする前向きな姿勢が伝わってきました。

 

<お知らせ>学校便り発行しました

学校便り11月号 「話が聞ける子が育つには」 

https://member-higashikawa-dai1-syo.edumap.jp/school-letter