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ジャンボ一小巻き大会

2/4日、PTA主催のジャンボ一小巻き大会が行われました。

始めにこれまでの取組の動画を視聴しイメージづくりをしました。

その後、会場設置、寿司飯、具材の3つの班に分かれて、準備作業を行いました。

レシピを確認する、机の配置、具材の作り方、並べ方の段取りを相談するなど、

細かい打合せをして進められていきました。

子供たちも作業のポイントをよく聴いて自分から進んで準備作業に取り組みました。

・「一小」の形に「巻文字」に机を配置し、台紙の上に海苔の下地をつくります。

・12kgの米を二つのガス釜で炊き、炊き上がったら酢と混ぜて寿司飯をつくります。

・きゅうり、かんぴょう、しいたけ、厚焼きたまごを切って順番にトレーに並べる。

そして、1時間半ほどで巻物の準備が整いました。

長机4~5本に長い海苔巻きの材料が並べられていきます。

寿司飯を均等に広げ、きゅうり、たまご、かんぴょう、しいたけ、の順に具材をのせ、

準備完了。

児童、保護者、教職員、卒業生、新一年生や小さな兄弟も含め総勢70名程が4列に並び、「せーの、一小巻き~!」の合図で巻きました。

長い巻物ができると歓声・拍手がおこりました。

ご来賓の第一自治振興会長さん、教育長さんも微笑みながら活動の様子をご覧いただきました。

この行事を支えてくださる地域の方々にも大変お世話になり、心から感謝申し上げます。

地域連携出前授業のつくりかた(認知症サポーター養成講座・介護劇体験)

本校では、主体的な学び、対話的な学び、協働的な学びの実現にむけて、カリキュラム・マネジメントを進めています。

出前授業を実施するポイントは、学びを生み出す教員が、専門職として外部講師を招いて、直接または間接的な体験学習を導入することで、思考・判断する場面を設けて、深い理解を促すところにあります。

もう一つのねらいは、こうした出前授業を通して、地域と連携・協働で教育活動を充実させるところにあります。

CSR(企業の社会貢献)による出前授業が行われていますが、それらは企業に望まれる人材育成や企業理念の実現というねらいがあります。

その点が教育活動のねらいと合致するなら、協働で授業・教育活動の充実をめざすことは、社会・経済の発展に寄与することになります。

何より、鋭敏な感覚をもつ子供が、社会の変化にダイレクトに触れることは、キャリア形成やwell-beingの観点から、意義深い学びにつながります。

ただし、学校の授業を行うのは専門職である教員でり、外部人材活用を含めて教育課程を改善していくには、準備する時間が必要です。

その点を考慮していただける方々とパートナーシップを築き、今回のような出前授業の企画が生まれていきます。

授業にむけて入念な打合せを行い、写真のような場面が実現しました。以下、授業ダイジェストと担当者の振り返りを綴ります。

[体験活動後の介護劇](ロールプレイのモデル)

  高学年は認知症サポーター養成講座を行いました。

高齢者疑似体験を含めて認知症予防の基本的対応について、事例をもとにして自分ごととしてとらえていました。

保健福祉課と社会福祉協議会 5 名のサポーターによる「介護劇」は圧巻でした。お財布を無くしたと思い込んだお年寄りに寄り添う言葉かけをする場面で、2 人の子役が良い例と悪い例を演じます。

2 時間の学習を振り返り、行動化して思考の深まりを促す展開、クライマックスで担任と子供による劇へと発展します。笑いの中で介護のポイントを踏まえた「人に優しい」対応を実践する姿が見られました。

(令和4年1月学校便りより)

[高齢者疑似体験]

認サポは2時間はかかるものだと認識していました。

ジュニア版にアレンジされていることに加え、

理論60分、疑似体験20分、介護劇の間接体験10分、正味90分、
豊富なワーク・事例、子ども用にアレンジした問いも交えて、
2時間の授業の中に入れ込み、実り多き学びの機会をいただけたことに、心から感謝しております。

子どもたちも学習にしっかり臨んでくれた様子が伺えました。

振り返りの介護劇に、本日の学びの要素が凝縮されていたと思います。

機会をみて、職員やPTA、CS委員など、地域の方々にも今回の授業について共有します。

6年生は中学に進み、サロンなどの活動にも目が向くことと思います。

「人にやさしいコミュニティづくり」にむけて、
学校で出来ること、地域と連携して出来ること、共に考えていけたら嬉しいです。

課長様、社会福祉協議会会長様をはじめ、関係各位にも感謝申し上げます。(打合せ担当)

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子ども達に感想を聞いたところ,「楽しかった」「よくわかった」と言っていました。

 体験することで,よりお年寄りの大変さに気付いたように思います。人の心に寄り添える子ども達を育てていけたらいいなと,改めて感じました。準備等大変だったと思いますが,素晴らしい授業でした。(授業担当)

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(保健福祉課 担当者様より)

本日は朝早くからありがとうございました!

チームの総力により、私たちも大きな第一歩を踏み出すことができたと感じています。コロナ禍で低迷していた様々なことを掘り起こし、新たな土台作りが必要な時だと思っていますので、認知症に限らず今後も様々なことをみなさんと一緒に学び、共生のまちづくりの一助となることができれば幸いです。

久しぶりにあんなに長時間、人前で話しました!改めて教員の皆様のご苦労を思い知ることができました…ありがとうございます!!

子どもたちが最後に玄関まで来て見送ってくれたこと、外へ出てからも「さようならー!!」と窓から手を振ってくれたこと、すごく嬉しかったです!!

今後とも、『誰もが活躍する居場所と役割のあるコミュニティづくり』のためご指導、ご鞭撻いただけると幸いです。


私たちも貴重な時間を過ごさせていただきました!ありがとうございました!

※介護劇の地域デビュー実現を目指します!!

【CS便り】感動!「子ども太鼓教室」

10/22(土)、江別の和太鼓チーム「山口太鼓流 北海若衆太鼓」10名の方々をお招きして、「子ども太鼓教室」を行いました。一小太鼓メンバーに加えて、近隣の和太鼓愛好者も含めて10名が和太鼓練習を体験。参観者を含めて総勢30名で迫力ある演奏を堪能しました。

和やかな自己紹介に始まり、遊んで体をほぐし、リズムの唱和や構え方など、目で見る、耳で聴く、体で感じて「心で打つ」太鼓の魅力に触れ、子どもの変容する姿がみられました。

お別れの際、子どもたちは若衆メンバーに直接お礼を伝えることができました。心で感じたことを素直に言葉にしているところが素敵でした。その言葉を聞いて、メンバーの方々も嬉しそうな表情で「いい音を出している」「太鼓に向かう姿勢が素晴らしい」など声をかけてくださいました。子どもたちには励みになったことと思います。

また、心が震える演奏を、保護者、CS委員、地域の方々と一緒に体感できたことを嬉しく思います。運営面でもサポートいただき、心から感謝しております。

 

参加者の感想など詳しくは

【地学協働便り】「熱烈!感動!若衆太鼓」をご覧下さい。

学校だよりのページからどうぞ!

【一小タイムライン】地域の人に支えられ愛される学校に

学校に隣接する第一地区コミュニティセンターでは、地域の人々が集まって様々な活動が行われています。

シニア向けの健康教室、ヨガのサークル、放課後は子どもむけの英語スクールも行われています。

また、コミュニティタクシーも地域の人の手で運営されており、放課後に学童保育や少年団を利用する子どもの見守りをサポートしていただいています。

もし、これらの子どもたちを支える体制がなかったら、保護者が迎えに来るまで学校で子どもを預かることになります。すると、翌日の授業準備をする時間がとられることになり、勤務時間の中で業務を終わらせることができなくなってしまいます。

一般的に、学校敷地内や隣接する保育所などに児童館が併設されている場合もありますが、本校のように小さな学校ではそういった施設が近くに設置されないことが多く、町中にある大きな施設を利用することになります。

東川町も中央にある学校に併設する施設で学童保育が行われていますが、利用は任意となっています。

放課後に子どもがどんな過ごし方をするかは各ご家庭の方針に基づいて判断されることですが、

毎日の変化に応じて、各施設と連絡をとりあって子どもの安全を守っています。

子どもの希望にあった過ごし方ができる環境、安全・安心な居場所づくりは社会教育を担う行政・学校・地域の連携で成り立っています。

それを支える多くの方々の支えがあること、挨拶やお世話になっていることに対して感謝を伝えられるように毎日、声かけをしています。

とはいえ、子どもですので、いつも礼儀正しくできるとは限りません。はしゃぎすぎたり、喧嘩などで、ご心配をおかけすることも多々あります。

何かあったときに、学校の指導が良くないとか、家庭のしつけが良くないとか、お叱りをうけることもありますが、得てして、社会の中で一番ルールを守っているのは、子どもだということをご理解いただきたいのです。

コロナの影響で様々な制限を受け、感染症対応マニュアルに沿って教育活動をする中で、未だに給食時は完全なる「黙食」です。

その整然たる素直な姿をみるとき、

子どもは大人の管理の下に、我慢を強いられる存在であること、

同時に、大人は子どもに見られていることを意識して生活することが大切だと気づかされます。

 

地域で行われた会議の折り、

「子どもたちのためにも夏のお祭りを再開したい」

「飲食しないのであればよいのでは?」

「安全のために、もう少し待ったほうがいい」

など、様々なご意見を伺いしました。

未だ収束の見通しがない状況ですが、隣接の旭川市では音楽大行進や、美瑛町ではマラソン大会が再開されました。

東川町も感染対策をしながら様々なイベントが少しずつ再開される方向で動いています。

学校の伝統芸能「一小太鼓」のステージ出演依頼が届き、その対応について検討し始めたところです。

また、第一小校区の第一自治振興会および各町内会、コミュニティスクール、PTAなど様々な団体でも今後の運営について論議が進められています。

いずれにせよ、様々な意見をもとに、よく話し合って、

「今できること」を探していくことが大切だと考えています。

 

そんな地域の人の温かい気持ちが伝わってくる「おもてなし」を発見しました。

夜の会議が行われたコミュニティセンターの入り口には、キャンドルライトの明かりが灯されていました。

まだ明るいうちはよくわからなかったのですが、暗くなった帰りがけには参加された各町内会のみなさんはきっと癒やされたことでしょう。

私もこの明かりをみて、ほっとした気持ちになりました。

これも今できることの一つだと思いました。

あたたかい地域の人に支えられ愛される学校づくりをめざして、

未来をつくる子どもが笑顔になるよう、子どもの心に寄り添い、耳を傾け、

日々、小さな努めを果たしていきたいと考えています。