2022年5月の記事一覧
【一小っ子の文化】「寸劇」で培われる力
【素敵発見!日記】
「月目標を全校集会で発表・呼びかける」
多くの学校で行われている活動の一つだと思います。
一小っ子は、「寸劇」で伝える伝統文化があります。
5月は、「協力する」ことについて、児童会三役が啓発しました。
場面設定は、「使った一輪車を片付ける」です。
1 チャイムがなり、一輪車をしていたAさんが、
「手伝って」とBさんに頼むと「いいよ」とプラスの反応をする。
2 同じ場面で、Bさんが「やだ」と返す。
2択なのかと思ったら、3番がありました。
3 Aさんが、通りがかった先生に「やって」と頼み、先生が仕方なく手伝う。
さて、正しいのはどれでしょう?
全員が1に挙手しました。
たったこれだけのことですが、児童会役員の中では、工夫があったようです。
2択なら、1はNG対応、2は正しい対応、とほぼ流れがきまっていました。
しかし、今回、1と2の順番が違ったことで、(おや?)と感じたのです。
「いつも、この順番だから変えたい」
同時に、3番を加えることを発案したというのです。
「とても達成感があったようです」との先生談。
その場面に先生役で登場したのは担当の先生でした。
寸劇の中ではNGなのに、リアルで登場することになった点がユニークです。
(頼まれて仕方なくなのか、やりたかったのかは不明…)
(いつもと違うぞ…)と違和感をもち、
「どうして、そうしたの?」
と問いかけることで、子供の満足度は変わってくると思います。
感じるアンテナをもっていて「よかった」と思う、素敵な発見でした。