学校からのお知らせ
「Sun Sunと輝いた一小っ子! ~学芸会~ 10/26
1 年生の「はじめの言葉」で会場が柔らかい雰囲気に包まれ、スタートした学芸会はテーマにあるとおり、33人が輝く舞台となりました。一小太鼓では、4 月から低・中・高学年で取り組み、上の学年が下の学年に主体的に教え合いながら、それぞれの曲を仕上げてきました。最初はなかなかそろわないこともありましたが、学芸会が近付くにつれ、心を1つに太鼓のリズムを合わせ、力強く叩いたり、かけ声をかけたりし、本番では気合いが入った演奏ができました。演奏後の大きな拍手にどの子も喜びで一杯の様子でした。また、各学年の劇や全校合唱では、これまでの取組の成果が発揮され、会場全体が笑顔に包まれました。市川副町長・杉山教育長・盛永第一自治振興会長をはじめ多くの保護者・地域の方から温かいご声援とたくさんの拍手をいただき、子どもたちは充実感で満たされていました。この頑張りを次へつなぎ、今後も、様々な場面で子どもたちが自ら進んで学び、チャレンジしていきます。
「全校学活」9/20 *気持ちのよいあいさつや言葉遣い
気持ちのよいあいさつや言葉遣いについて、「ミニ劇場」を通して、縦割り班で劇化したり話し合ったりして全校で学習しました。振り返りでは、「目を見てあいさつしたい」や、「相手を大切にする気持ちをもって話したい」などの感想も出され学びが深まりました。
一日防災学校
9月4日(水)に一日防災学校を行いました。避難訓練をした後、体育館で6つの縦割りグループに分かれて、災害についての講話を聞いたり、防災カルタをしたり、避難所体験をしたりしました。
子どもたちは、参加してくれた地域の方と一緒に防災カルタで楽しみながら災害に備える知識を学んでいました。また、避難所体験では、身近なもので避難時に必要なものを作成する活動として、新聞紙でスリッパを作りました。子どもたちは、大事そうに持ち帰っていました。是非、これをきっかけにして、ご家庭でも家族で防災について話したり備えたりしてほしいと思います。
「一小太鼓」初お披露目!
7月6日(土)に東川町慰霊祭行事協賛音楽行進が行われました。今年度最初の「一
小太鼓」として、低学年は「なかよし」、中学年は「旭岳」、高学年は「疾風」を元気よく
堂々と発表することができました。子どもたちは、真剣な表情で集中して取り組み、
たくさんのお客さんを前に、太[鼓の音を響かせていました。
心を一つにやりとげた運動会
6月1日(土)、青空が広がる中、運動会を行いました。子どもたちは、テーマ「力を合わせて楽しめ 一小っ子!」の下、最後まで協力して頑張りました。閉会式の白組優勝、赤組準優勝の結果発表では、互いに力を出し切って楽しかったと思えるすがすがしいフィナーレとなりました。地域種目も大好評で、子どもたちと一緒に楽しむ姿が見られました。
保護者や地域住民、ご来賓の皆様のご支援とご協力に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
入学式~4月8日~
柔らかな陽射しが差し込む中、新1年生9名が、元気に入学しました。初々しい姿で式に臨んでいたのが、とても印象的でした。今年度、一小っ子33名となりました。地域・保護者の皆様、今後も引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
巣立ちの時
令和5年度の教育活動は、卒業式、修了式をもって、無事終了することができました。
子供たちを支えてくださった保護者、地域の皆様、関係者の方々のおかげです。
本当にありがとうございました。
令和6年度も、力を尽くして参りますので、ご協力の程よろしくお願いします。
森から切ってきた木の命を大切にする体験教室
3月6日,アイスプロジェクトの小助川さんを講師に,東川の家具作りの仕事や,ものづくりを通して森について学ぶ体験教室を行いました。
<しおり作り>
家具作りで出た半端な木を使って,しおり作りをしました。
まず,木をのこぎりで切ります。
次に紙やすりで木の端を薄くします。
さらに紙やすりを細かいものに変えて,全体にかけます。
ひもを通す穴を空けてもらい,さらに細かな紙やすりをかけてつるつるにします。
最後に、家具に使ったときに余った皮で作ったひもを通して出来上がりです。
<熱中する子供>
しおりの1つはその時間に仕上げました。
もう1つは持ち帰って家でやってみようということになりました。
みんな,夢中で取り組みました。
森から切ってきた木の命を大切にすることを学ぶ貴重な機会をいただき、
ありがとうございました。
R6.2.22道徳授業公開研修・講演会のご案内(教職員・教育関係者むけ)
R6.2.22 東川第一小学校 地域連携研修のご案内
令和5年度も、残り実質2ヶ月となりました。
本校では、重点目標「優言実幸」をめざして、子供の自己肯定感を育む言葉かけペップトークやマンガ思考、演劇的手法など、自尊感情・自己決定・コミュニケーションを育む活動を授業や日常の教育活動に取り入れています。
「学校評価アンケート」「自分アンケート」などで子供の成長をみとり、改善の成果があらわれてきました。
11月の道徳授業交流では教員研修、12月参観日では道徳授業公開、Globe授業の公開、他校への授業参観・視察・研修参加など、幅広く「子供が自分と向き合う場」のあり方について考えてきました。
道徳科では、多角的・多面的な考え方、自己を見つめる態度、自分の生き方について考える場を通して、将来の人格形成につながる思考・判断・行動力を育む関わりを重視しています。
生成AI、DX、プログラミングなど、新たな時代を生きる最新の動向への対応も視野にいれつつ、
不易な部分として、これからの「よのなかの生き方」について、
自分の頭で考える習慣をつけることが何よりも大切だと考えております。
これからの授業づくりを考える機会として、
今年度、最後の研修日となる2月22日、
地域連携研修の指定を受けての道徳公開授業・講演会を行います。
現在、授業改善に向けて教育課程編成を進めておりますが、本校の取組を、
縦軸(時間軸)・横軸(広域)で見つめ直し、
幅広く教育関係者と情報交流しながら、
子供が活動的になるカリキュラムを探究・設計することを構想しております。
年度末でご多用な中かと存じますが、未来の教育設計に参画いただけると幸甚です。
ご参加をお待ちしております。
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(1)道徳授業公開研修・講演会
「考え議論する道徳授業と学級づくりの原点~心を育てる語り~」
<研修テーマ>個別最適な学び&協働的な学び~「マンガ思考」を活用した振り返り~
<概要>講師の渡辺道治氏による「考え議論する道徳」の公開授業、授業を支えるBBQ型学級づくりの原点「心を育てる語り」の講演をもとに、個別最適な学び・協働的な学びのあり方について考える対話的な学びの研修会です。
日程:令和5年2月22日(木)12:30~15:30
会場:東川第一小学校(上川郡東川町西10号北24)
(2)教育関係者学習会
趣旨 子供の未来を支える教育、学習指導・生徒指導のあり方ついて、現役教師の講話や対話をもとに日常実践を見つめ直す機会とする
日時 令和6年2月22日(木)16:15~17:30
会場 東川町役場大会議室
講師:渡辺 道治氏(瀬戸SORAN小学校教諭)
詳細・申込、開催要項は、研修案内ページからどうぞ!
東川養護学校との交流学習
12月19日、東川養護学校の低学年の子供たちが来校し、一緒に遊びを通して交流を楽しみました。
1年生~3年生は、この日に向けて、一緒に遊ぶお店づくり自分たちで工夫して準備してきました。
看板、お店に来てもらってから遊び方・ルールの説明、遊びが終わったあとのスタンプシールなど、どうやったら楽しんでもらえるかを何度もシュミレーションしていました。
開会式で、2年生が、はじめの挨拶をすると、子供たちから「拍手」が起きました。
校長挨拶では、最初にクイズ。
「はじめの挨拶の後に手をたたきましたね。それを何といいますか?」(拍手)
その後、ようこその気持ちをこめて「拍手」、次に、仲良くなるためにエアーで「握手」をしました。
そして、みんなで仲良く遊ぶために、「空気の玉」でキャッチボールをして遊び、
「一緒に楽しみましょう!」(おー!)と、ペップトークで背中を押しました。
3つのグループに分かれて自己紹介した後、体を動かし手を合わせながら歌をうたって交流を楽しみました。
そして、いよいよ、子供たちが用意したお店が開店。
養護学校の子供たちが思い思いの活動を全身で満喫する様子、一小っ子が優しく案内する姿、みんな嬉しそうな表情でした。
車こーなー(パズル・神経衰弱)
ダンス
輪投げ
つり
ぬり絵
終わりの会では、養護学校の校長先生からご挨拶をいただきました。
「キャッチボールができた人?」との問いかけに、手を挙げて応える姿がみられました。
おまけの”秘密のお話し”では、会場が「えっーーーーー」と驚きの声が起きました。
エピソードから”心のキャッチボール”が生まれた貴重な体験ができました。
最後に、一小っ子がメダルのプレゼントを渡しました。
帰りぎわには、「また来年会いましょう」と手を振り、
バスが出発するまで見送る姿がみられました。
感想発表では、
「今日はいっぱいお客さんが来て疲れたけど、お店にきてくれてうれしかった。」
など、
みんなの前で堂々と話をすること。
やさしい言葉で関わること。
笑顔で一緒に楽しむこと。
相手のことを考えてまってあげること
など、それぞれの子供が、これまでには見られなかった成長を感じとった時間だったように思います。
今日も「優言実幸」の心のかたちが日常になっています。
体づくり〜ストレッチで伸びるのは筋肉だけではない〜
工事で体育館が使えない中、初雪がとけたグラウンドでサッカーをするなど授業を工夫しています。
11月16日の中休み、全校でのパワフルタイムが行われました。学芸会の取り組みもあって、2ヶ月ぶりの開催です。
パワフルタイムは月に1回程度、体力テストの種目を行うなど、定期的に体の状態を把握できる機会を設けて、運動習慣の意識づけをしています。
今回のメニューには、その分析から明らかになった課題の1つである”柔軟性”を養う内容を取り入れ、
町からスポーツ指導者を招いて、15分間のポイント練習を行いました。
講師の中川さんは、スポーツクラブや高校の部活動などの運動指導もされており、多様な経験を生かして、短時間の中でも効果を高める運動プログラムを用意してくださいました。
子供たちにとっては、自分の体の変化を体感し運動習慣づくりに向けた”やる気”を高める機会となりました。
また、教師陣にとっては、運動指導の基本を学ぶ機会にもなりました。
その基本の流れを抜粋し、写真を入れて解説します。
(実際に体を動かしていただければ、その効果を体感していただけることと思います。
かなり効き目があるので、体に無理のない範囲でお試しいただければ幸いです。)
初めに、体の状態をモニタリングし、運動メニュー後の状態と比較するためのポーズを取ります。
<モニタリング(事前)>
1前屈確認
2長座体前屈ストレッチ(確認)
<ポイント練習5>
①クラウチングスタート 左右3秒キープ×5回
②ジャックナイフストレッチ 3秒キープ×5回
<ポイント解説>
これらの動きをする時に、足の太ももの裏側(ハムストリングス)を伸ばすことに加えて、お腹側も意識することをアドバイスされました。
体の前側と後側の相互作用で、体のバランスや柔軟性が保たれていることを、”視覚”と”聴覚”と”体感覚”を総動員してわかりやすく、伝えてくださいました。
③ハンドウォーク 5回分
④アンクルエクステンション 左右3秒キープ5回
⑤開脚AST
<モニタリング(事後)>
1前屈確認
2長座体前屈ストレッチ(確認)
✨感動体験で変わる子供の声✨
事後モニタリングをすると、子供たちは体の変化に気づき「おお!」「変わった!」「やわらかくなった!」と、喜びの声をあげていました。
15分間のメニューを終えて、「体が変わった人?」とハンズアップ動作で尋ねた時の様子です。
【記事タイトルから探究する学びへ】
〜ストレッチで伸びるのは筋肉だけではない〜
問:他に伸びたものは何でしょう?
「天井に突き刺さるような子供の手」、「やる気」、「指導者の腕」、他にもあるかもしれませんね。
指導者目線で解説します。
このようにダイレクトな効果反応が起きるのが”優れた授業の組み立て”(技術)です。
そして、見本を見せる、示範する”技”も必要です。
闇雲に何か体を動かせば効果が出るわけではなく、正しい”技術”と”技能”を学ぶことが大切です。
”探究的な学び”の実現に向けて、難しく考えることはありません。
先生が探究すれば子供も探究します。
これから教員を目指す方、部活動指導員や地域のクラブなどで子供の運動指導に関わる方には、子供のやる気を引き出す関わり方を参考にしていただきたいです。
そして、現場の先生方も、これまで培った技量に磨きをかけるために、
「すべては子供たちのために」、「全ての子供たちのために」、
そして、ご自身の体のパフォーマンスを良い状態にするためにも、挑戦・学び続ける姿勢を大切にしていただけたらと思います。
(かくいう私、腰痛予備軍です。久々に子供と一緒に動きましたら、”パワフルタイム”の名の通り、パワフルなメニューが体にこたえました…。)
✨「目的論」思考〜ネガティブをポジティブな力に変える「できる」を口にする習慣づくり〜✨
<運動の目的>
ちなみに、ストレッチには静的ストレッチと動的ストレッチがあります。
静的ストレッチは、上記メニューのように、主に怪我を防ぐために体の柔軟性を保つことを目的としています。
ラジオ体操には静的ストレッチと動的ストレッチの両方が入っています。
「♪〜足を閉じて両足跳び」は、ジャンプなので動的ストレッチです。
例えば、ランニングは”前方に移動する連続ジャンプ”の運動です。ですから、準備運動は動的ストレッチの方が適切です。
このように、主に行う運動の目的に合わせて、適切な準備体操を行うことが大切です。
<目的論思考>
何かを目指す、できるようになりたい(させたい)なら、
「どうやったらできるか」を口に出すこと。
これが目的論思考です。目的に応じて、その手段が変わります。
身体だけでなく”思考にも柔軟性”が必要です。
この思考が身につけば、感動を生み出す工夫ができるようになります。
できないのは、コンフォートゾーンから抜け出すことを諦めている、やろうとしていないだけなのです。
自分だけの力でできないなら、人の力を借りる、他の成功事例を真似するのも一つの方法です。
自分はできるを信じる、”自己肯定感”を保つ言葉を口にすることが始まりです。
(どうやったら空を飛べるんだろう・・・)
今、飛行機で世界を移動することができることが、昔は、当たり前ではなかったように、勘違いのような思い込みと探究心が未来を変えていくのだと思います。
<真の目的は?>
とはいえ、無謀、無理は禁物です。命を守る準備は大切です。運動というのは命を守ための術を身につける練習という位置付けもできるのではないかと思います。
指導者だけでなく、保護者の方々や一般の皆様方も健康第一で、お身体を適度な刺激を与えつつ、くれぐれもお大事に・・・。
(お礼)今回の会場は、学校前の自治会館です。一日防災学校の折には、自治会・敬老会の方々も一緒に合同授業を行うなど、いつもお世話になっております。ご協力に感謝申し上げます。
✨運動習慣づくりに向けて〜朝の体力づくりの効果✨
講師の先生は、12月のパワフルタイムにもお越しいただけることになっています。事後の談話で、放課後の過ごし方など日々の習慣づくりについて話題になりました。
運動でバランス能力や空間認知、上肢・下肢の供応動作など調整力を鍛えることで、記憶力・思考力・判断力などの知的思考の活性化が期待できること。
また、運動習慣について授業で意識づけはできますが、それを日常の活動や、放課後、家に帰ってからの遊びなどと関連づけをすることが大切だということ。
今年度、朝のたてわり活動を導入、音読で声を出す、カルタ、リトミックや軽くランニングをしてから太鼓を打つなど、リズム感を養い、「音楽」と「運動」を継続してきました。その中で子供たちの記憶力・リズム感の伸びが著しいこともお伝えしましたら、「とてもいい取り組みですね」とコメントをいただきました。
他の体力テストの種目で課題となっている「反復横跳び」「立ち幅跳び」「50m走」について、”瞬発力”、”調整力”、”リズム感”を養う運動として、
音楽にあわせて行う「リズムステップ」、「リズムジャンプ」などを体力づくりの練習メニューに効果的に取り入れる工夫についてもアドバイスいただきました。
今後も、朝のチャレンジタイムや授業など、継続的に外部講師の方と一緒に練習できる機会を設け、「できるようになったよ」、「またやりたいな」などの子供の喜びの声を聞けることを楽しみにしております。
今後ともご協力をよろしくお願いします。
マンガ思考@寺田さん便りから~福島県大熊町の学び舎ゆめの森にて~
今年春に開校になった福島県大熊町の「学び舎 ゆめの森」にて、マンガ思考でお世話になった寺田彩乃さんが授業をされたとのお知らせをいただきました。
そのページで紹介されていた学校は、幼稚園、小学部、中学部まで共に学ぶ空間がデザインされています。
ブログを読んでいると、演劇に取り組んでいる様子も紹介されています。
子供が毎日ワクワクして学び、支える”おとな”も微笑みながら成長の姿を応援する様子を想像します。
今、本校で起きている現象も、この学びと通じる部分が多々あります。
学芸会で披露する演劇では、
普段はみせないような台詞や演技をみせる子がいます。
学芸会になると、人前で話をする、コミュニケーションをとるのが苦手な子が活躍することがあります。
それは、普段、本来の姿を発揮してなかったということかもしれません。
演劇的手法を取り入れた対話は、他者目線で自分自身をみるなど、これからの学びに必要な資質を身につける環境をつくるものです。
しかしながら、これまでの日本の教育を振り返ると、
大人の言われた通りにする、成果・正解を最短で出すことを重視しすぎたために、
自信をなくす、挑戦をやめて諦める、内に閉じこもる、など、
残念な事態を招いてきたことが指摘されています。
その状況を改革しようという動きが各地で起きています。
教育関係者の方々にはご覧いただきたいです。
<参考記事>
人づくり国づくり【第903回】大谷 真樹 青森県知事参与(青森県教育改革有識者会議議長)
『学校が変わる千載一遇の機会』日本教育新聞
https://www.kyoiku-press.com/post-series/series-263747/
絶賛!「対話」で創作を楽しむ子~心に響く”まーちゃん”太鼓教室③
10/18木、”まーちゃん”太鼓教室の最終回。
初めての出会いから、約半年。
1回目、演奏の楽しさを味わうこと。
2回目、一緒に新しいフレーズを練習したこと。
その後、自分たちで曲づくりを工夫してきたこと。
子供たちと支える先生たちの様々な思い、
たてわり班で取り組んできた練習の成果が、新曲の中に織り込まれています。
「滝にかかる虹」という創作曲を披露する初めての本番です。
冒頭、先生から、送り出しのペップトーク。
「学芸会にむけて演奏を観てもらってアドバイスをいただきましょう。心の準備はいい?」
しなやかに頷く子供たち、凜とした空気の中、
6年生3人と、スタートのたてわり班が太鼓の前に並びました。
「そーれ!」で勢いのある音が奏でられ、
合間に、「ドン(せいっ!)ドンドンドン(せいっ!)」とかけ声が入ります。
最初のチームが終わると、6年生3人が間をつなぎます。
その出入りの様子をみて、3人のリーダーたちはニコニコと笑みを浮かべています。
(うまくいっているぞ・・・)
次のチームがそろったところで、バチの合図で2ndのメロディーが入ります。
「せーの!」
チームによってリーダーの合図も変わります。
2度のチーム入れ替え、
つなぎのフレーズもオリジナリティが入ります。
誰かが用意した譜面通りではなく、
一小っ子が「創作」した工夫の後が響きとなって心に伝わってきます。
そして、スピード感のある盆太鼓の節で全員が揃い、
壮大な音量で一小っ子が受け継いできたリズムを打ち、
工夫したフィナーレで締めました。
終わった瞬間、まーちゃんは「ピーっ!」と口笛を鳴らし、拍手喝采。
「小学生でこのフレーズができるのは凄い!」と感嘆されました。
(そのフレーズを教えたのは、まーちゃんでしょ・・・とツッコミたくなりました。)
さらに、よくするためのポイントを話し合いました。
各チームごとに、声の出し方や、バチの打ちおろしなど、再度チャレンジし、相互に良かったところを伝え合います。
「Aさんの笑顔が良かった!」
「Bさんの声が大きくて良かった!」
「Cさんの打ちおろしがかっこよかった!」
次々と意見が出され、お互いを励ましあう表情やリアクションが素敵でした。
また、3グループの入れ替えの場面で、まーちゃんから、バチを鳴らすアイデアをいただき、その練習もしてみました。
「バチでリズムをうちながら、声を出す」
「これはとっても高いレベルのこと」とまーちゃんは言いながら、
(タン タン タ タン せいっ!)とリードする。
すると、子供たちは真似してスーッと挑戦に向かう。
まーちゃんみたいにカッコ良く打ちたいという願いが伝わってきます。
「音を通じた心の対話」
が相互のコミュニケーションを生み出し、チームが結束する力が高まる様子が見て取れました。
この通りに本番で演奏するのではなく、
こういうやり方もあるよというアイデアを生かして、
自分たちで工夫していく過程にこそ価値があると考えています。
休憩後、合唱曲TOMORROWを聴いていただきました。
2部合唱の曲は、音色を揃えて声を出すことは難しいですが、
高い音を伸ばす、低い音で支えるなど、
自分の役割を声で表現することも練習しました。
とにかく、表現するのが楽しい様子が伝わってきて、これもまた絶賛でした。
「あとは細かいところを、先生から聞いて、みんなで練習してね。」
最後に、まーちゃんが南米の楽器をリレーで演奏、
合間には床を叩くなど、演奏が川の流れように展開していきます。
そして、ドラムを打ちながら歌声も披露します。
♪みんなで歌おうラララー
この曲を聴くのは3度目、音よりも歌詞に意識が向かったようです。
「生きていれば苦しいこともあるけれど・・・」
楽しく前向きに生きていこうよというメッセージが心に響いたようでした。
3度も学校に来て、生の演奏を聴かせていただくことに加えて、
自分たちの学びをサポートしてくださったことに子供たちはとても喜びを感じていました。
学芸会本番での子供たちの演奏は、一つの通過点ですが、
そこには、これまでの学びの楽しさを味わうこと、
これから先に向かう新たな発見があることと思います。
多くの方に、ご来場いただけると嬉しいです。
最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。
<特別ペップ授業>「千と千尋の神隠し」の挿入歌「あの日の川へ」を作曲された歌手”う~み”さんの出前授業でペップソング「アファームミー」を歌う<マンガ思考振り返り>
<後期始業式・セレモニー@う〜みさん出前授業>
ドラマチックな幕開けとなった後期の始業式のあと、プロ歌手による出前授業。
全校児童は笑いの渦の中で、心を開き、自己発揮!大人の心に感動をもたらす歌声を披露!
その授業とは・・・?
アフターライブのはじまり、はじまり、はじまり~~~~~(拍子木)
今日はハワイから来ました!(えー!)
日本も世界でもいろんなところで歌ってるの。
初めに、この曲わかるかな。
わかったら、「わかった」とか言わないで、心の中で返事してね。
♪~ピアノが流れる・・・(突如、演奏やめて、)
「ちょっと待って、顔に出てる!」(大笑い)
そうよ!「千と千尋の神隠し」。
今、聞いた曲はこの映画の中で1箇所しか使ってない。どこだと思う?
(子供たち口々に映画のシーンを語る、混線通話のような対話が続く・・・)
そう、お地蔵さんみたいなものが出た時、
千尋がやばいって!なんとなく嫌な予感がしたんよ。
そういう感覚ってある?
(あるある!)
私もある。全然知らないアメリカの道でざわっとした。
そしたら、そこはスラム街だった。
でね。この曲が流れるときに、キーワードが出てくるの。
今度、映画観るときに気にしてみてね。
~間奏~
そして、
「この曲を歌っていたのが私、う〜みです。」
(え~~~~~~~~~~~~~~~~っ!)
聴いてください。
♪ラララララ~
(盛大な拍手)パンパンッ👏
じゃあ、みんからのリクエスト曲を歌おう!
立ってください。
エーデルワイス
歌詞がわかんなくなったら、そっから、ラララでごまかしちゃえばいいんだ。
ワハハ~~~~(^0^)/
次、ドレミの歌!いくよ~!
(♪どーんな~ときにも~ れつを~くんで~)
うーみさんの作曲のペップアップソング、
「アファームミー」を一緒に手拍子と手話でどんどん盛り上がっていく音楽室。
「できる! できる! 君なら~ できる~」
声のボリュームパワーアップ、
楽しさ満開の笑顔!
そして、最後は、
はじめてあわせに挑戦する2部合唱曲、「Tomorrow 」
(曲の途中から、突如の2部合唱。びっくりして、うーみさんが仰け反る)
先生たちも思わず一緒に大合唱!心が洗われる、心地よい歌声。
<泣きながら心の声>(こんなに声が出るんだ~~~~~!!)曲が終わって、「うーみさん、何かアドバイスをお願いします。」
何もいうことない!そのままでいい!
しかも曲の終わりと同時にチャイムがなる。サイコー!
休み時間には、独学でピアノをしている子とうーみさんの連弾やら、サイン会やら、交流を楽しみました。
<子供の感想>
低学年
・千と千尋の神隠しの歌を歌っていてびっくりしました。
・大きな声、きれいな声すてきだなあと思いました。
・高い声がすごいなあと思った。
・歌が上手でした。
中学年
この日の授業のために、影で応援してくださった地域のボランティアの方が来校。
前日に行われた、10/1夢を叶えるペップトーク講演会&音楽会の関係者2名が参観されました。
学校と地域をつなぐことで、子供たちの素敵な体験ドラマが起きます。
すべての関係の皆様方に感謝申し上げます。
<リンク>
(高学年 授業感想「マンガ思考」ふりかえり)
非認知能力を育む一小太鼓アップデート大作戦!
2023年、一小太鼓の活動は新曲への挑戦を目指しています。
4月から、朝、たてわり班で太鼓活動を始めました。
三宅島太鼓をモデルに横打ちに挑戦。足幅を広げて、姿勢を低くして打てる体づくりをすることがねらいです。
建物の基礎を作るように、「足場固め」が大切です。
そして、使っていなかった大太鼓・和太鼓を含めて19台の全ての太鼓で、全員で太鼓を叩く体験をしました。
ここまでが、第1段階。ギア1
次は、たてわり班で創作に挑戦です。
ドラマーの木村正人さんに南米の太鼓などの多様なリズムを習い、自由に打つ体験をしました。
そして、チームに分かれて曲を打つ活動を始めました。
これを元に、40周年記念出前授業で北海若衆太鼓のメンバーの力を借りて、勇壮な演奏を聴き、一緒に創作活動を体験しました。
たてわり3チームに分かれて、それぞれが曲作りを通して、
心で打つ、声を出す、構え、など、仲間と共に創り上げる楽しさを味わいました。
この経験をもとに、町のお祭りでは、これまで長年取り組んできた3曲を編曲するアクションが生まれました。
その成果を町のどんとこい祭りで披露することができました。
また、第一自治振興会のふるさと祭りでは、盆太鼓の練習するために、羽衣太鼓まで通うなど自主的に参加する子が増え、主体的な活動を楽しむ子供の様子が見られるようになりました。
ここまでが第2段階。ギア2
そして、夏休み明け、工事で体育館が使えない状況でも、特別教室などに太鼓を振り分け、たてわり班に分かれて新曲創作練習が始まりました。
その取り組みの成果を、10月30日の学芸会で披露する予定になっています。
リーダーの6年生を中心に、子供たちが自分たちで練習を進めています。
先生は、楽譜起こしや、曲のつなぎ目での声出しなど、サポートに徹しています。
9月5日、しばらくぶりに太鼓練習では、みんな楽しそうに打つ様子が見られました。
これからの進化をお楽しみに!
RUN RUN走り方教室
持久走記録会に向けて、生涯学習課から2名の講師を迎えて体育の出前授業を行いました。
昨年は運動会の全校リレーと2回の教室を行いましたが、
今年は持久走に特化した内容を、主体的な態度を育成する観点から、日常のトレーニングに活かすという新たな視点を踏まえて指導いただきました。
初めに、講師の中川さんが問いを出しました。
「長く走るにはどうしたらいいかな?」
(歩幅を広くする)
それだと、太もももの筋肉をたくさん使うのでつかれてしまう。
そこで、小さな歩幅で、1、2、1、2と走る。では、練習してみよう。
フープの中で、1、2と2歩ずつステップを踏みます。
コーンを目安にスキップ、そのまま太ももをあげてリズミカルに進みます。
<励ましの言葉かけ>
講師のアレックスさんは、子供がチャレンジするたびに、
「ナイス!」「すごい!」と声をかけてペップな言葉かけをする、
戻ってくる時にはハイタッチするなど、
練習の過程や前向きな態度を認め、励ます、関わりをされていました。
最後に練習したことを活かして、3周走りました。
<授業のまとめ>
振り返りでは、学んだことを今後に活かそうと考える子供の姿が見えました。
<授業後の子供の振り返り>
学校便り7月特別号(地学協働便り)PDF版を発行しました!
まーちゃん太鼓教室「ふしづくり」を楽しむ(芸術家派遣事業②)
朝早から、まーちゃん(木村正人さん)が来校、太鼓やドラムの搬入をしているところに、「おはようございます!」と1・2年生が元気に挨拶をしてくれました。
その後、自分たちが使う太鼓を並べるお手伝いをしていました。
2回目の授業テーマは、「ふしづくり」です。
東川第一小学校は”創作太鼓”に取り組んできた40年の歴史があります。
これまで、地域の太鼓チームの方々に指導を受けて節目ごとに創作した曲を、子供たちが先輩が後輩に教え伝え、現在は3曲を継承しています。
今年は、子供たちが運動会でつくったテーマ、
「応援」できる!
「協力」できる!
「挑戦」できる!
をもとに、心を一つにしようとたてわり班で創作への取り組みが始まりました。
冒頭は、まーちゃんの模範演奏を聴き、基本となる節を教えていただきました。
基本リズムを何度も何度も叩いて、体が自然と動くまで頑張って練習しました。
休み時間、まーちゃんの周囲に集まる子、個人練習をする子、
たくさんの音が交錯する賑やかな体育館には、
普段から太鼓を遊びの一部として親しんでいる子供の姿がみられました。
木村さんを招致したコーディネーターにも授業参観いただきましたが、
「休み時間のカオス状態がいいですね…」
と後で話題になりました。
2時間続きの後半戦、3つのチームごとに、
「ふしづくり」に集中して取り組みました。
ホワイトボードに節の順番を書く子、
それをサポートする子、
メンバーにやり方を伝えて引っ張る子、
アクセントを入れるところを一緒に叩く子、
など、子供たちが協力する姿が素敵でした。
自分たちでやりたいことをみつけ、
工夫して創りあげていく協働的な学びが展開されていきます。
試行錯誤して9つの基本の節の順番を変えてアレンジし、
できたところまでで中間発表をしました。
木村さんは、がんばっている子供たちの取り組みを認め励まします。
そして、さらによくするためのヒントとして、
「同じリズムを4回、8回、とみんなで同じリズムを叩くのもあるけど、
一人ずつ、つないでいくこともできる、
また、いろんなリズムを次々と組み合わせていくこともできる」
と実演を交えてアドバイスしてくださいました。
その後の練習では、5・6年生がリーダーシップを発揮して、
木村さんの助言を取り入れて、
”節のリレー”に挑戦するチーム、
順番を変えるチーム、
アクセントを工夫するチーム、
いろんなリズムの打ち方を工夫しました。
そして、3チームの節をつなげて演奏してみました。
2分に満たない短い演奏ですが、
子供たちは、新たな「ふしづくり」を体験しました。
演奏後、
「今日は新しい曲をつくることが楽しかったです。」
と低学年の子が実感を発表しました。
そして、リーダーシップを発揮した6年生は、
「新しい節をおぼえて、みんなに伝えて、初めてで大変だった」
という語りの中に充実感が伝わってきました。
ラスト演奏前のトークで、
「まーちゃんは、途中から感動してウルウルしていました。上級生が下級生をちゃんと教えていてね・・・」
と伝え、
力をつけた子供たちの頑張る姿をたたえ、
RAVVASTで幻想的な曲を演奏してくださいました。
子供も大人も癒やされました。
<木村さんに協力いただいた経緯>
木村さんとの出会いは、令和4年の秋、地域交流センター「ゆめりん」にて行われたJAZZコンサートでした。東川町文化ギャラリーの方にイベントにご招待いただき、ふらっと訪れたコンサート。
そこでドラムとパーカッションを担当されていたのが木村さんでした。木村さんのつながりで、ニューヨークで活動をされているピアニストなど、各地で活躍されているプロミュージシャンの生演奏を聴く貴重な機会が生まれたことを知りました。
ゆめりんホールの開放的な空間で聴いた音楽の調べは、心と体を活性化するエネルギーに満ちていました。
その後、”あの心に響く躍動感・リズム感を子供たちに体験してもらいたい”というモチベーションが湧いてきました。
最後に、担当の先生から、
「次にまーちゃんに会うときには、ここまでできたよと言えるようになったらいいね」
と子供たちを勇気づける、モチベーショナルトークを届けました。
次回は、10月の学芸会前に、来校いただく予定です。
ペップ✖プログラミング新聞掲載に学ぶ~思考の視覚化&言語化~
6月27日(火)北海道通信に記事が掲載されました。
子供たちが書いた「マンガ思考」をあらためて読み、
授業を振り返る中で、
今、未来の「可能性」を広げる授業づくりがもとめられていることを実感します。
入り口ツールはいろいろです。
ペップトーク(言葉かけ)→ 表現・思考・行動
プログラミング → 試行・思考・製作
マンガ → 発想・思考・表現
他にも多々ありますが、それらを関連付けすることが、
リベラルアーツ的な学び、「教科横断的な学び」を実現することになるでしょう。
ペップロ出前授業新聞ダウンロード
レッツ!スタート!☆ペップログラミング!
6月15日、日本初!の「ペップ」 ✕ 「プログラミング」 の出前授業を行いました。
2つのかけ算で、どんな授業ができるかワクワクして心待ちにしていました。
授業のクライマックスは、
落ち込んでいる「たけっちょくんロボ」を応援する言葉を考えて、
その言葉をプログラムする場面です。
子供たちの「前向きな思考」のスイッチが入りました。
最後にロボが顔を上げて元気になると、歓声があがりました!
傍目でみれば、
ロボットを動かして遊んでいるだけなのですが、
そこには、人を励ます”応援文化”が育つ、精巧な仕掛けがありました。
デジタルだからこそできる良さを生かして、
人が本来持っている優しい心、
人のためにできることを考え、行動に移す、
豊かな感性が育つ「ペップログラミング」に子供たちは釘付けになりました。
略して、「ペップロ」。
講師の松井先生は、上川町のアカデミックプロデューサーをされていて、
プログラミングに精通しているだけではなく、
ペップトークも深く学んでいる方でした。
子供たちに授業をする方は、皆さん、
誰かを励ましたい、勇気づけたい、人の役に立ちたいと思う方々です。
自ら進んで学ばれた前向きな行動は、
子供が夢中になる授業を構成する力になります。
クライマックスの前、講師の先生が突然いなくなりました。
それは、子供が真剣に取り組むための演出です。
子供たちはロボをどうやって励ますかを相談して、
「前向きな言葉」を選び、その言葉をVIVIWAREに入れました。
そして、ついに、子供たちの願いはプログラミングを通して、
ロボのアクションに伝わり、感動のクライマックスへ。
良い授業は、子供が歓声をあげるものです。
毎日、子供たちに何か喜びの機会を与えたいと、日本中の教師が日々がんばっています。
それを感じるステキな時間でした。
授業の最後に、上川町のヌクモの話題が出ると、
何人かの子供たちが行ったことがあるとのことでした。
本校では社会見学などで行ったことがありませんが、
「面白そう!」と話題にはなっています。
親や学校の先生に連れていってもらうよりも、
今できることとして、
「どうやったらいけるか?」
を考えさせることが大切だと思います。
なぜなら、
自分でバスに乗って遠くに行くことは
予定を立てて実行する「計画・行動力」、
危険を察知して身の安全を守る「認知・注意力」など、
「プログラミング思考」そのものです。
諺にある「可愛い子供には旅をさせよ」は、
”ペップロ思考”
そのものだと思いました。
イノベーションは、日常の中で、
何かもどかしく感じることをなんとかしたい「必然性」から生まれます。
今回の授業は、
擬似的に落ち込んでいる人を励ます「必然性」を作り出したわけです。
世の中には、毎日、くよくよしたり、がっかりしたり、落ち込んだりする
ストレスを抱えている人は山ほどいます。
子供は、難しい事象の理解はできなくても、鋭い感性で大人の本質を見抜いています。
デガティブな言動、行動をする大人をみて、それを子供が真似しているとしたら、とても残念なことです。
今日の授業で子供が考えた「とらえ方変換」です。
あきっぽい→それはよく言うと…→先をみて、いろんな考えができる
口うるさい→それはよく言うと…→人のことを考えていて優しい
次世を変えるのは、子供たちです。
だからこそ、子供の学びの姿をみて、
大人は何ができるかを考えて行動することが大切だと、
そういう応援団となる大人が増えてくれることを切に望みます。
運動会への来場・応援ありがとうございます!
6月3日(土)時折、小雨が降る中で運動会を挙行しました。
3年ぶりに地域種目を復活、親子3世代が楽しむ場をつくる”夢”が叶い、
子供、保護者、地域の皆様方から喜びの声をいただきました。
みなさまのご協力・応援に心から感謝申し上げます。
<PTA会長 様 ご挨拶>
<応援合戦>
<運動会テーマの連呼>「協力、できる!応援、できる!挑戦、できる!」 <1年生 選手宣誓>
<シニア種目「夢いっぱい水いっぱい」>
<ヤング種目「トングでキャッチ」>町長 様 、教育長 様、消防団の方々も参加されました!
※パンは東川町「まめやさん」にご提供いただきました。
<幼児種目「走れ!ちびっこ」>
<優言実幸>全校リレー本番前、仲間を励ますペップトーク
「協力!できる!応援!できる!挑戦!できる!」
<仲間を信じる、自分を信じる、華麗なる”前向き”バトンパス>
<同点、両者優勝!>
<第一自治振興会長 様 万歳三唱>
いざ運動会へ!決意の言葉
<子供たちの決意を表す”モニュメント”が教室に飾られていました。そこには、どんな前向きな言葉が記されているでしょうか?それは、最後まで記事を読んでのお楽しみ・・・>
5/31運動会の総練習を行いました。
子供たちは、互いに声をかけあい、練習を楽しんでいる様子でした。
開会式では、大リーグの有名選手、人気アニメのキャラも登場するなど、
気合いが入ってノリノリで応援していました。
実行委員会の仕事をテキパキとこなし、
他学年の種目で保護者・地域の方々の代わりに進んで参加するなど、
協力して運営していました。
最後の全校リレーでは、スーパープレイが出ました。
それは、バトンパスの瞬間です。
前走の子が近づいたのを確認した後は、後ろを振り返ることなく、真っ直ぐに前方だけを見てスタートした子がいました。
運動会前日の朝、たてわり班で集まった折、
見事なバトンパスを成功させた4年生ペアにインタビューしました。
バトンを受け取った子に聞きました。
「どうして、後ろをみなかったの?」
(前を向かなかったら、うまくとれないような気がしたから)
バトンを渡した子に聞きました。
「何か考えていたの?」
(何も考えてなかった・・・)
バトンを渡すことだけに集中し、
前だけを向いていた2人の真剣さが伝わってきました。
この2人を「前向き賞」として表彰、拍手が起きました。
このエピソードを、全校児童は静かに聞いていました。
表彰の後、運動会の目標について発表・交流する場面を設けました。
はじめに、これまでの活動を振り返る「モチベーショナル・トーク」を入れました。
「今まで、何のために、たてわりで活動をしてきたのかな。
朝の活動では、音読、かるた、太鼓をやってきました。
たてわりで給食を一緒に食べる、昼の掃除も一緒にしてきました。
それは、いったい、何のためだったのか。
今日はそのことについて、みんなで考えよう。」
「はじめに、がんばった人の話をします。
自転車が壊れて困っている人を助けようとがんばった人の話です。
聞いてください。」
「帰りが遅くて心配したのよ、どこ行ってたの?」
「自転車が壊れて困っている人がいたんだ。その人を助けていたんだ。」
「何言ってるの?あなたが、自転車をなおせるわけないでしょ。」
「うん、なおせないよ。だから、その人の横で、ずっと一緒にいてあげたんだ。」
話が終わってから、学校のテーマについて質問してみました。
「今年の学校のめあて、4文字の言葉を覚えているかな?」
すぐに、
(優言実幸)
と返ってきました。
「そうだね。では、運動会の目標は?」
(協力できる、応援できる、挑戦できる、一小っ子!)
「では、この話は、協力、応援、挑戦のうち、どのテーマのお話だろうね?」
シーンとした後、
(協力、応援・・・)
と、つぶやきが聞こえてきました。
挙手で分布をとると、意見は3つに分かれました。
「それでいいよ。人はみんな受け取り方が違うからね。」
運動会の個人の目標は、それぞれ違います。
その目標が全校で決めた3つのテーマ、
「協力」
「応援」
「挑戦」
のどれに紐付いているのか、理由をつけて発表するお題を出します。
つまり、「個別最適な学び」から「協働的な学び」へのアプローチです。
次のように、自分の目標を振り返る問いを出しました。
「みなさん、運動会に向けて、自分の目標を書きましたよね。
その目標は、3つのテーマのうち、どれにあてはまるかな。」
(・・・)
少し間をおいてから、
「言えますか?」
と行動を促します。
静まりかえった後、手を挙げた5年生がいました。
「おお、言えるんだね」
その勇気を認めました。
そして、3年生が手を挙げました。同じように認めました。
「今から、それぞれの班に分かれて、自分の目標と、その理由をテーマとつなげて、発表してもらいます。」
たてわり班長、副班長が、司会役として場を回します。
「わたしは、綱引きを頑張りたいです。理由は、あまりやったことがなくて、挑戦したいと思ったからです。」
のように、
自分の目標をテーマと関連させ、理由をつけて発表する姿がみられました。
発達段階は違いますが、それぞれが、自分の言葉で、目標を発表することができました。
その決意を全校児童と先生たちが拍手で認め、励まし、応援の気持ちを伝えます。
言い終わった子も、聞いている子も嬉しそうな表情をしています。
最後に、発表の終わった班から、3つのテーマを連呼して、解散しました。
「協力」(できる!)
「応援」(できる!)
「挑戦」(できる!)
2時間目、
本番前、最後のリレー練習が始まりました。
号砲が鳴り、作戦で決めた順番で、
子供たちの手から手へバトンが渡されていきます。
すると、声援の中で、
3年生の子が、後ろを見ずに猛然とスタートダッシュし、
見事にバトンパスを成功させたのです。
そして、表彰された4年生はもちろん、
5年生、6年生と、次々と、後ろを見ずにバトンパスを決めていきます。
終わってみれば、全校26人のうち、
10人の子が、「前向きバトンパス」を成功させたのです。
職員室に戻ってきた先生に、聞いてみると、
「子供たちの変化を感じました。前を向いてバトンをもらおうと、後ろみないようにしている子もいてね、効果ありましたね!」
たてわりホーム担当の先生とのアフタートーク。
「これまで、あまりテーマを意識した感じがしなかったのですが、
今回やってみて、子供たちが考えたテーマが、みんなに伝わっているように思いました。」
お昼休み、
「協力」(できる!)
「応援」(できる!)
「挑戦」(できる!)
テーマの連呼する可愛い声が、廊下にこだましていました。
言葉かけで前向きな行動を起こすライブ、ご覧いただく本番はいよいよ明日です。
雨にもマケズ・・・天気予報はあまり気にせず・・・「晴天祈願」!
<エンドロール> ”モニュメント”とは・・・?
定番ですね。
でも、「ペップトーク実践校」の子供は、ひと味違います。
極めつけは、これ、ペップな言葉入りです。
<右>
「天気の子」です。
ポジティブ・メッセージですね。
昔、「大地の子」というドラマがありました。
<左>
「がんばります。」
「協力」 ←(運動会テーマ)
「晴れなさい。」 ←(命令調がナイス)
「紅組、勝つ!!」←(脳内で「必ず最後に愛は勝つ~♫」を思い出しました)
自分たちでつくる運動会へ(5月学校便り)
26日、運動会競技説明会が行われました。
写真は、高学年の競技『キャタピラリレー』の進め方について、運営する3年生以上の係に説明している場面です。
カードの指示に従って、観覧に来た人に集まってもらう参加型の競技です。
昔で言う、「借り人リレー」です。
ルール説明の最後に、
「競技が終わったら、参加してくれた保護者や地域の方に、『ありがとうございました』と放送で伝えてください。」
と、「人との関わりを大切にする」ことをしっかり伝えていました。
学びに向かう「思考」がみえます。
本日、5月学校便りを発行しました。リンクからご覧ください。
運動会テーマ 協力できる!応援できる!挑戦できる!
6月3日(土)運動会にむけて、高学年の子どもたちが考えたテーマは、
協力 できる
応援 できる
挑戦 できる
一小っ子!
短くて、わかりやすい、その気になる言葉です。
重点目標の”優言実幸”をシンプルに具体化してくれました。
児童会長の挨拶文も、楽しみにしている思いが伝わってきます。
地域の皆様方との交流を楽しみにしております。
一小ホーム~大人と子ども交流が生まれる「優しい時間」~(4月学校便り)
25日(火)、たてわりによる「一小ホーム」の活動がスタート。
3チームに分かれて、それぞれの活動、かるた、音読、太鼓で交流します。
今日は何だろうと活動の表示板をみて、
「ああ、音読か!いいなあ」
と会話が聞こえてきました。
麻樹の担当は体育館での太鼓です。初日は、アリ班が来ました。
”熱い、汗が出る!”
子どもと一緒に大人も太鼓を叩いて一日が始まります。
”スッとん、スッとん、スッとんとん”
「太鼓言葉」を言いながら、全身で呼応する、リズムにあわせてコミュニケーションをとります。
”横打ち”に初挑戦。初めて太鼓をたたく一年生も見よう見まねであわせています。
2日目は28日、CCレモン班がきました。
次々と集まって来る一人二人と増え、体育館を走ってアップ。
全員そろったところで朝の挨拶をして本活動が始まります。
今日、挑戦する基本リズムを一緒にたたいてみます。
そして、自分の体の動き、人の体の動きを比べます。
体幹がしっかりしている大人の体の動きを見て、
「手が伸びている」「バチが上に上がっている」
と気がついたことを発表しています。
自分で発見し、その気づきを生かす場面が生まれます。
基本フレーズを組み合わせて、一曲の演奏ができあがりました。
短い15分ですが、学年の枠を外して活動をする中で、
「やる気スイッチ」、「なかよしスイッチ」が入って、
(ねむねむ…、めんどう…、やだやだ…)ネガティブ感情は、
どこかへ行ってしまう様子がうかがえました。
重点目標の「優言実幸」を体感する時間、
それが、「一小ホーム」です。
子どもたちが「学びに向かう居場所」が生まれています。
「優言実幸」の意味については、4月学校便りをご覧下さい。
校長あいさつ(令和5年度経営方針・重点目標)・新聞記事掲載のお知らせ
4月22日、参観日・全体懇談会にて、経営方針・重点目標など今年度の学校づくりについてお伝えします。
その際の大まかな内容を
校長挨拶(学校運営のページ)に、記しました。
今年度の重点目標「優言実幸」、
合言葉「わかる気・できる気・その気」
これについて、年度初めの朝会で、子供にもわかるように平易な言葉かけで伝えました。
ご一読いただき、子供への関わり方について参考にしていただければ幸いです。
子供の健やかな成長にむけて、日常から「前向きな背中の一押し」をお願いします。
「言葉かけ」だけでなく、笑顔やスキンシップなど、非言語のコミュニケーションも大切です。
子供が安心して生活できる環境をつくることが大人のつとめです。
どうかお力をお貸しください。
また、
「特色ある教育活動」のページに、令和4年度の出前授業などについてまとめました。
重点目標の具体化にむけた記録として、子供の成長の振り返りの際などに、ご家庭で話題にしていただければ幸いです。
本校の教育活動について、3月31日北海道新聞朝刊に取り上げていただきました。
その記事ついても記してあります。(デジタル版のリンクをご覧ください。)
また、今年度から新たに、
心地よい学校生活を送るためのきまりごとや放課後の過ごし方など、一覧にしました。
ご家庭で見えやすい場所に掲示してご活用いただければ幸いです。
(リンクからダウンロードできます。)
令和5年度スタート!「優言実幸」で挑戦する学校づくり
始業式、一小っ子の元気な挨拶で幕開け。短い返事の仕方一つで、一年間の子供の成長の跡を実感します。
(手の合図で、スッと立つ)
「一小っ子の皆さん」
(はいっ!)
「みんなの声を聴くと、”雨にもマケズ”のように、やる気に満ちていることが伝わってきます。」
(体育館の後ろに、大きな”雨にもマケズ”の書が掲示されています)
「2人の転入生が仲間になりました。もう一人いますね。」
(ああ~、そうそう)
「入学式で、歓迎の言葉を楽しみにしています。」
「一小っ子は、自分から挨拶ができる子供たちです。」
「できますよね。」
(ニッコリした表情)
「もう一度、やってみましょう。」
「一小っ子の皆さん」
「はいっ!」
「これから、今年の決意を発表します。」
一枚の書を見せました。
「優言実幸(ゆうげんじっこう)とよみます。声に出して言ってみましょう。」
「覚えた人?」(挙手)
「本当にいえるかな?」
(かくして、もう一度言わせます。)
「優しい言葉で幸せが実らせるという意味です。」
「そんな学校を一緒につくりましょう。」
(スッと座る)
この後、「授業をします」と言って、絵画の鑑賞をしました。
大きめのグッズを見せて、「何でしょう?」と問います。
子供はきょとんとしています。
「なんとかブック、といいます。」
”スケッチブックだ!”と勘のいい子が反応。
その後、
「絵を見せます」「見たい人?」
と、じらしながらフォーカスします。
さて、どんな様子を描いた絵か、わかりますか?
(花火!)
と発見してくれました。
「去年、東川町でも花火大会がありました。
全国で一番有名な大会は、秋田の大曲というところでやっているそうです。
見てみたいなと、夢みています。」
「花火を見るときは、上を見上げますね。絵は得意ではないけど、その様子がわかるように、人の顔を工夫しました。」
「今日、見せた習字は、今日の朝、書きました。
なぜ、朝から習字ができたかというと、
いつでもできるように、整理・整頓しているからです。」
「やりたいことを始められるように、準備することが大切です。」
みなさん、机の周り、お部屋、自分の居場所が、”メッチャ”綺麗だという人は?
(あまり手があがらない)
「今日から3日間、まず、自分の身の回りをきれいにしましょう。」
「できますか?」
(はい)
「では、その決意をみせてもらいます。」
(全員スッと立つ)
「一小っ子の皆さん」
「はいっ!」
「優言実幸(有言実行)で、チャレンジしましょう!」
この後、代表の子供たちが決意表明。
原稿なしでも内容を整理してスピーチをする様子に頼もしさを感じました。
これからの躍進する未来が楽しみです。
令和4年度終了[3月学校便り]~別れの季節、子供が伝えた言葉~
<学校便り12号より>
3月22日(水)、卒業証書授与式が行われました。今年度の式も、規模を縮小しての実施となりました。しかし、6名の卒業生は、立派な態度で臨んでおり、感動的な式となりました。4月からは中学生です。夢と希望に満ちた6名の前途を祝し、実り多い学校生活になることを期待しています。卒業おめでとうございます。
春は別れの季節です。
3月末で7名の教職員が離任します。保護者・地域の皆様方には大変お世話になりました。
本校教職員の他にGlobeの指導でお世話になった先生も含め、
お別れの言葉、感謝の言葉をかける子供たちの姿がありました。
「また、一小に遊びに来てください!」
「一小のことをわすれないでください」
思い出を大切にしたいと思う気持ち。
「○○先生 今年担任 ありがとう」
「ありがとう 平日の勉強 たのしいです」
「先生が休みの時 楽しい勉強 うれしいよ」
句で表すお礼の言葉。
「いつも準備をしてくれてありがとうございました。」
「委員会活動で一緒に行動できて楽しかったです!」
様々な体験を思い出しながら感謝を伝える。
「次の学校でもがんばってください!」
そして、これから先への応援メッセージ。
離任式の前に、子供たちに伝えた言葉がありました。
ある教え子の話をしました。
「はじめは歌手になったけど、今は人を元気にしようと別の仕事をしています。」
「いつかは、ここにいる誰もが学校を去ります。
離任される方は、この先、どんな道を歩まれるかをお話されます。
話を聴いて、何かを感じてほしい。」
感じ方は、人それぞれです。
自分の生き方をみつけるための栄養になってくれたらと思います。
3月学校便りにも書きましたが、
音楽の出前授業の最後に、講師から
「いくつになっても新しいことに挑戦できる」
という応援メッセージをいただきました。
一小で一緒に”セッション”した学びを生かしてほしいと願っています。
新たな道への挑戦を応援しております。ありがとうございました。
令和4年大人組の皆さん
”STEAM教育”はじめの一歩!(「音楽の森」出前授業~RAVvastを使った作曲体験~)
3/9木10:35〜12:15
東川町立東川第一小学校にて、
ロシアの楽器RAVVastを使った音楽ユニット(3名)による演奏と演奏体験の出前授業を行いました。
対象は中・高学年の児童です。
参考までに、講師(奏者SAYO)の演奏動画を紹介いたします。
https://youtu.be/9TKwnXTN90Q
「本校では知育のみならず、民謡(三味線・太鼓・お囃子)体験や、インドネシアの楽器体験など、日本や世界の音楽に触れ、多様性ある芸術・文化の魅力について学んでいます。
また、40周年を迎える「一小太鼓」の文化継承を通じて、創造する感性を育むカリキュラム編成を進めています。
「音楽の森」と称したのは、多様な芸能文化に触れることに加え、
非認知能力を育むことが子供の未来を拓く力の礎になると考えているためです。
今回の授業では、音楽(Music)を入り口に、音階が織りなす数学(Mathematics)的な法則性や芸術(Art)的な観点に触れ、子供が作曲に向かう豊かな発想や感性を培う機会になればと願っておりました。
さて、本校では、探究的な学びにつながる授業設計について、校内研修やカリキュラムの改善を進めております。
そこで、今回の授業の流れを振り返り、様々な授業でも応用可能な形になるよう、再現しながらポイントを洗い出し、構造化にチャレンジしてみます。
なぜなら、
よくありがちな、子供の活動が主体的でなく一方通行型、授業後の振り返りもなく、なんとなく「楽しかった」で終わってしまう出前授業にはしたくないのです。
外部講師を招聘しての特別授業をやるからには、それに見合った「学び」が残り、学校改革・授業改善のエキスとなるように、喩えるなら、食事が心や体の「栄養」となるように、学びを整理・統合して教育課程に位置づけを図ることが重要です。
実際の授業をご覧いただくのが一番ですが、2時間の体験授業の流れを示します。
<つかみ>
0 講師紹介(本校職員から)
1 デモ演奏「ルパン三世のテーマ」
2 音の体操でからだほぐし(ドラムの音にあわせて)
3 ロシアの楽器RAVVastを鳴らして音の違いや音階の特徴を感じる
2番のからだほぐしは、昨年9月に北海若衆太鼓を招いての地域連携授業の導入と似ていて、音を体で感じることで意欲を喚起させます。音楽ですから、「音を楽しむ」ことが始まりです。
2人組になってリズム打ちをしました。(*は休符)
A パ ウン パ ウン パ ウン パ ウン
♩ * ♩ * ♩ * ♩ *
B ウン パ ウン パ ウン パ ウン パ
* ♩ * ♩ * ♩ * ♩
裏拍を感じて、交代でリズムを打つ中で、心も体もリラックスしていく様子が伝わってきました。
職員2人で子供の前でデモをしましたが、テンポをあげると合わせるのが大変で、会場に笑いがおきました。
その後、一人ずつ、素手やマレットでRAVVastを鳴らしてみました。
基本の9音しかない楽器でも音を鳴らすには法則性があります。
叩き方は、音の低い中心部から始まり、手前から左右交代で奥側へと移動していくことを習いました。
はじめは、恐る恐るだった状態から、ローテーションしながら4台の打楽器を鳴らすと、次第に慣れていく様子がみえました。
ここまでは、「知る・感じる」の部分です。
これだけでは、作曲に至るまでの取組にはなり得ません。
「探究的な学び」へのアプローチは、この先をイメージすることが大切です。
それは、指導者が「ゴールイメージ」をもつということです。
その上で、どうすればよいのかを示す、つまり、「ナビゲート」していくことが重要です。
具体的には、探究サイクルを回すことが必要になります。
<探究サイクル>
A 知る・感じる
B ゴールイメージ
C ナビゲート
この授業の本筋はここから先です。
4 好きな楽器を選び、基本リズムを覚える
5 「TO THE SKY」という曲にあわせて、合同セッション
6 希望者に4つの音を選択させる
7 奏者が5人分のメロディを覚えて、コード(伴奏)・リズムをつけて創作
8 「作曲」のお披露目演奏
指導者が7・8の「ゴールイメージ」をもっているからこそ、6番のパートが授業に入ってきます。
作曲では、希望者5人が出てきました。
合同演奏では、4人が代表でRAVvastに挑戦しました。
作曲はしたことがないけれども、音は鳴らしてみたい、そういう好奇心があれば、誰でも曲は作れます。そのことを説明するのではなく、実際にやってみせる。
「そうか、できるんだ」
という実感が湧くように、授業の流れを組み立てるわけです。
よくありがちなのは、先生が問いを出して答えを教えてしまう「教え込む」授業です。
これでは思考回路が働かず、あまり記憶には残りません。
しかし、体を使って、頭もフル回転で体験したことが現実になるとき、学びは強く心に刻まれます。
休み時間の間、奏者が作曲する途中経過をみていた子供は、ワクワクして待っていました。
合同演奏と作曲を体験した子供の感想を紹介します。
「作曲では、10分ぐらいで曲が作れるのがすごいなと思いました。」
「実際に演奏のお手伝いで弾いたり、作曲したりして楽しかったです。ラヴァストが九つの音階が出せたりとてもきれいな音でした。」
「いっしょに演奏した時楽しかったです。」
「10分で私たちが言った音で作曲をするのがすごいと思いました。ラヴァストでルパン三世の曲を9つの音で弾くのがすごいと思いました。作曲の曲がいっぱいあってすごいと思いました。楽しそうに叩いているのが素敵でした。」
子供の感想をみると、授業の流れに集中して没頭していることが伝わってきます。
このように、”熱中する授業”には型があります。
【問い】 → 【活動&思考】 → 【体験&学び】
つまり、今回の授業は「体験&学び」が自然な流れで仕組まれているのです。
そして、
9 オリジナル3曲演奏
ここがクライマックスです。
最後は、創作3曲を連続で演奏し、感動を共有する時間と空間を創りだします。
これを最初にやってしまうと、お腹いっぱいになってしまいます。
冒頭、「ずっと聞いていると眠くなってしまうから・・・」
という解説がありました。
この部分は、”聴衆を楽しませたい”というプロ目線のこだわりだと思いました。
全体的には、曲間のトークも入れて、絶妙なバランスで授業が構成されていました。
中学年の感想です。
「ラバストの響きがすごく神秘的で、9つの音がすごくよかったです。
ドラムは、すごくリズムが良いし弾みが良かったです!いつかたたいてみたいです。
体操も面白かったし、勉強になりました!
キーボードもいい音が出てて良かったし、最後の演奏でもいい音が出ててとても良かったです!
3人の「秋雨」「流星群」「ひだまり」がすごく良かったです!!!!!!!
3人ともまた東川第一小学校に来てください!」
「えんそうを聞いていたら、ラバストの音楽がすごく不思議な音に聞こえてきて凄く面白かったです。じゅんびたいそうもふしぎだったけど楽しかったです。最初のルパン三世の音楽がすごかったです。もう一度聞きたかったです。他にも色々な曲を聴きたかっです。」
「ラバァストがとても綺麗な音でした。ラバァストひいて手で鳴らすのが難しかったです。なのですごいなとおもいました。作曲では、10分ぐらいで曲が作れるのがすごいなと思いました。ピアノと歌が上手くてびっくりしました。ドラムがうまくてすごいなとおもいました。また来て欲しいです。」
「ラヴァストでルパン三世の曲を9つの音で弾くのがすごいと思いました。作曲の曲がいっぱいあってすごいと思いました。楽しそうに叩いているのが素敵でした。」
子供の「リクエスト」、「アンコール」が起きる授業が理想です。
しかし、それが毎日できるほど、授業づくりは甘くはありません。
その準備も授業をするための基礎体力(問い・発声・コミュニケーション・場を回すなどの技能)も、
それを高めるための時間づくりも、打ち合わせも、
すべて、子供に力をつけるための鍛錬です。
その環境をつくることが、私たちのミッションです。
学校の働き方改革の実現は、学校単独では成立しません。
だからこそ、地域の方々・保護者・外部人材のサポートをいただき、そのアクションを共創する、
音楽で言うなら「協奏」(合同演奏)することが大切だと考えています。
今回の授業は、高学年も含めての「音楽」でしたが、この取組は、音楽だけで終わるものではありません。
最近、佐伯 夕合子氏の著書のタイトルにもなった『教えないスキル』が注目されておりますが、
子供が主体的に取り組む授業づくりは、教科の枠、学年の枠、ひいては、学校・地域の枠を越えた視点で構成することが求められています。
総合的な学習においてはSDGsの観点から、東川町独自の世界を学ぶ教科「Globe」との関連づけ、教科横断的な学習を進めています。
最後に、現在、進行中の「小さな学校の大きな挑戦」についてお伝えします。
令和5年度からは、異学年の交流班「たてわりホーム」による朝活にアップデートし、
・落語や漫才など話す聞くスキルの向上、
・マンガ思考によるコミュニケーションの向上、
・ペップトークによる前向きな行動習慣化、
など、多様な学びの機会を生み出すカリキュラム・マネジメントを進めております。
引き続き、
外部人材活用、異校種連携、地域・社会・企業連携など、
子供の声に耳を傾け、保護者・地域の方々のサポートをいただきながら
試行錯誤し、柔軟に教育課程の改善を図り、子供にとって有益な学びを提供し、
「未来を拓く力」(=学びに向かう力)を育む学校づくりを推進してまいります。
3月は別れの季節です。
教室では、自分の成長や友達の成長を認め合い、互いに感謝の言葉を記すなど、様々な活動の中で喜びに満ちた表情の子供の姿が目につきます。
いよいよ、3月22日、卒業式、学校のクライマックスです。
3月1日、北海道新聞の朝刊に防災学習の記事が掲載されました!
3月1日、同窓会の役員会がありました。
冒頭の挨拶で、1月31日に行った1日防災学校にて、同窓会長さんをはじめ、自治振興会の役員の方々、役場関係者に授業にご協力をいただいた旨をお知らせしました。
また、その発展形として今回の合同防災学習を行う機会に恵まれたこと、新聞記事に掲載されたこともお伝えしました。
同窓会長さんが、この授業に参加した経緯や授業の様子を取り上げてくださり、ご理解をいただきたいとの旨をお話しすると、
「どんどん、やったらいいです。」
と応援の声をいただきました。
「子供が未来を拓く力」をつけるために、教育活動の充実を図っていきたいという願いを地域の方と共有する機会をいただき、とても幸運に恵まれたことに感謝しております。
そして、今日の給食では、防災食(炊き込みご飯)が提供されました。
献立は予定通りではあるのですが、
一つ一つの偶然が重なると、
「味わい深いカリキュラム」
になるのだと実感しております。
子供の感想や何気ない一言に、当たり前ではなく、
「ありがたい」(=有り難い)ことと感じて、
感謝の気持ちが湧いてきます。
実は、この授業の影には、幾つもの素敵な人との出会いがありました。
元を辿れば、2年前です。
「落語教育家」に地域の会館で行なった出前授業をお願いしたことがありました。
老若男女が笑いを楽しんだ場で体験したのは、
575、337の句でつくられた「ペップかるた」です。
縁を繋いで、今年、本校の国語授業で「話す聞くスキル」を活用した「落語」に取り組んだ際、
落語教育家にコメンテーターをお願いしたのです。
その方の紹介で、教育関係事業を行なっている企業の社長さんと知り合いました。
その縁が、今回の合同防災学習の出前授業につながったのです。
子供たちは、ゲストによる授業があると、特別なんだなと感じていることがわかります。
そして、授業をしてくれたゲストの方にお礼は言いますが、
「今日の授業を用意してくれたことに感謝しています」などとは言いません。
感謝の押し売りをするつもりはありませんが、少し思いを巡らせてほしいなと思います。
何より、直接、子供に接している学級担任や教科担任は、時間や内容を調整して細やかに対応してくれているのです。
新聞記事に載るのも、取材をしてくれる記者さんがいるから、
そして、記者さんに情報を伝えた方がいたからです。
また、この防災学習を考えた社長さんが、どうしてこの企画を思いついたのか。
それを質問した他校の生徒がいました。
この感性は素敵だと思いました。
なぜなら、それは、企業理念にもつながる考え方だからです。
「質問はありませんか?感想はありませんか?」
と言われて、黙ってしまうことが多いように思います。
北海道民が少し控えめな気質傾向があるのは否定しませんが、
日本全国そして国際社会から見れば、「北海道」には憧れる人が多いという事実を知ることは大切で、
自分の地域の良さを知ること、それをアピールできることは、とても重要だと考えます。
それは、地域の経済を活性化させる、自分の住む地域を守ることにつながるからです。
そういう意味では、今回の出前授業は幾つもの収穫があるのですが、
今後の課題として、「考え、議論する力」に物足りなさを感じるところです。
今回の新聞の取材記事は、その力をつけるための”スタートライン”とも言えます。
最後に、記事のヘッダーと、掲載された子供の声を紹介します。
___________
【浪江の津波避難に学ぶ 東川第一小 オンライン防災教室】(2023年2月28日 北海道新聞HP)
東日本大震災の津波からの避難体験などを学ぶ防災教室「福島浪江の子どもたちに学ぶ 命を守る授業」が28日、東川第一小など全国4か所の小学校をオンラインで結んで行われた。
(中略)
「自分なら心が折れそうですごいと思った」
「地域によって避難の仕方が違うと思うから防災について考えていきたい」
(北海道新聞 令和5年3月1日朝刊)
令和4年度も残りわずかになりましたが、最後に、これだけは言えます。
本校職員の「カリキュラム・マネジメント力」は日々向上しております。
そして、子供たちは、考える力をつけてきています。
改めて、本校の授業づくりに協力いただいている関係者の皆様に、心から感謝申し上げます。
今後の成長に期待して、次の授業の企画に繋いでいきます。
(校長)
<防災教室の協力企業>
株)尾西食品 様
株)エンパシージャパン 様
命を守るオンライン合同防災教室
2/28、福島県浪江町、熊本市、東京都、東川第一小学校の4校を結び、防災教室を行いました。
冒頭は気象予報士と防災士の資格をもつ方から防災クイズが出題され、様々な想定による避難の心得について学びました。
例えば、次のような事例です。
・水難時の行動について、1階、2階にどちら避難するか?
・絵文字から避難所と避難場所の違いを見分ける
・ホイッスルは防災グッズのバックに入れるか、入れないか?
その後、震災遺構見学の動画を視聴。
浪江町の学校からは、引渡し訓練など防災の取り組みについて発表がありました。
生活環境や経験値も違う中で、気軽に交流する難しさはありましたが、質問・感想を求められた際に、積極的に挙手する他校の生徒の姿を見て、子供たちは何か感じてくれたのではないかと思います。
この教室を企画された尾西食品からは防災食が提供され、避難時を想定して水から戻す実習も行いました。
家族の状況に応じて3日分の備えをしておくことや、アルファ米の製造過程についても学びました。
子供たちは、地域によって避難の仕方が違うことについて様々な気づきがあったようです。
1月に行われた一日防災学校での学びと関連づけて、日常生活で安全について見直すきっかけになればと願っています。
授業にご協力いただいた関係の皆様に感謝申し上げます。
子供の自己肯定感を育む大人の学び講演会”リーダー・上司・親・先生必見”「やる気を引き出す言葉の力ペップトーク」
保護者・地域住民・学校関係者 各位
校長 荒谷卓朗
昨年末、保護者対象に行った大人の学びの機会アンケートにて、
「子供への言葉かけについて話しを聴きたい」
という要望の声をいただきましたが、その機会を設けることがなかなかできませんでした。
この2月、運よく、教育へのペップトーク活用について、一緒に研究を進めている仲間の講師が、オンライン講演会を実施することになりましたので、お知らせします。
基本は有料ですが、講師の紹介で無料受講できますので、受講を希望される方は荒谷へご連絡ください。
日程は添付のチラシをご覧ください。
※ 最下段に講演会の申込リンクがあります。
(講師紹介:浦上 大輔氏は旭川市で過去2回、出版記念講演会を行っています。)
さて、この講演会を案内した背景には、子供の成長を支えになるのは本校の関係者に限った話ではないという実情があるからです。
改訂された「生徒指導提要」には、次のように明記されています。
生徒指導上の課題が深刻になる中、何よりも子供たちの命を守ることが重要で
あり、全ての子供たちに対して、学校が安心して楽しく通える魅力ある環境となるよう学校関係者が一丸となって取り組まなければなりません。その際、事案に応じて、学校だけでなく、家庭や専門性のある関係機関、地域などの協力を得ながら、社会全体で子供たちの成長・発達に向け包括的に支援していくことが必要です。
オンラインでつながる今、さまざまな課題は、どの子にも起きうることです。
つまり、その課題に対応するために、地域に知見のある方がいない場合は、他地域と連携していけば良いということです。
(6日の夜、東川町の学校図書館の有効利用を図るために、外部講師を招いての研修が行われ、教育委員会、校長・教頭、図書ボランティアの方が参加しました。ディスカッションでは、「図書館登校」という言葉が取り上げられ、生徒指導との関連性、読書環境を整えることと児童生徒の心のケアなどについて活発な意見交換がされました。)
上記の前提を踏まえた上で、
以下、本校の実情と、次年度に向けた生徒指導の動向をお知らせします。
その中で、なぜペップトークなのか、についても考える機会になれば幸いです。
1月17日、本校研修にて、「教育課程改善アップデート研修」と題して、ペップトークの活用について講演しました。
次年度の教育内容を創る上での基本スタンス、私たちの「あり方」について考える機会になればと考え、事例を交えながら「ペップな心と言葉」を身につける授業づくりについてお伝えしました。
教職員の感想では、肯定的な回答をいただきました。
<一番印象に残ったこと>
・「とらえ方変換」は意識すればできるので,少しずつ考えを変えていきたいと思いました。子どもへの声かけを意識していきたいです。子ども達へかける言葉のレパートリーを増やしたいと思いました。
・人間は足りないものを最初に認識する
・指導は、否定の言葉でしない。
・児童の気持ちや行動を支える言葉がけが大切だと思いました。
・承認されている安心感があると自分を出すことができる。
その後、1月末から道徳授業では、子供の自己肯定感を育む関わりを大切にした授業が全校で展開されています。
子供たちはお互いの良いところを手紙や付箋に書いて渡すなど、認め合って嬉しそうな表情を浮かべ、教室には、今、あたたかい空気が流れています。
2月6日、職員会議の折、次年度に向けた重点目標「優言実幸」の具体化について、お伝えしました。
この言葉は、「優しい言葉で幸せを実らせる」という造語です。
研修でも伝えた言葉を、職員が自分の言葉でフィードバックしてくれました。
子どもを変えるには大人が変わらなければならないのと同時に,子どもから信頼される存在にならなければならないと感じています。子どもからの信頼を得るためにもペップトークはとても良いものだと感じました。来年度はこの学校がさらにあたたかい場所になればいいなと思っています。職員が生き生きと働けることで,学校にもうるおいがもたらされると感じています。来年度は職員室が,子ども達の話や普段の悩みなどを気軽に話せる居心地のよい場所になることを願っています。「優言実幸」を学校全体で取り組めたらいいと思います。
(職員のフィードバックにはQ(質問)も含まれているので、Q&Aのように解説を記します。)
まず、先生が心に余裕を持って生活することが、子供に寄り添う上で大切だと思います。そういう環境を創るためには、先生が自分自身を好きでいること、認め合う関係性があり、心理的安全性が保たれることが始まりです。
笑顔のあふれる学校になるといいと思います。
児童の行動を認めてあげることは大事だと思いました。活動の中でも、ある程度担任の方でできると感じたら、児童に活動を委ねる場面をつくるときがありますが、自分で委ねると決めたときには失敗しても悪い言葉がけはしないようにしています。自分たちだけで行動できたことを増やしていけば自己肯定感も高くなっていくのではないかと思いました。行動を支えていくのはやはりそれを見ている担任の言葉がけが重要なのだと思いました。
「笑顔のあふれる学校」は、私の教育理念でもあります。
信頼関係を築いている人だからこそ、適切な関わりができるわけですから、担任の言葉がけは子供の支えになる重要な”仕事”(=幸せを創る事)です。
この決意こそが、ペップなマインドだと思います。
とは言え、課題もあります。
できない自分を受け入れられない子も多くいます。そんな子たちにはできなくてもいいと,気持ちを緩めるところから始めたいところです。そんな子どもたちにはどう声をかけていくべきなのでしょうか。
「小さなできた」を一緒に見つけて「できたね」と言っていくことが始まりかと思います。登校する過程で言えば、朝起きる、歯を磨く、身支度をする、歩いてくる、など「小さなできた」の連続があるのですから。
教室で、できていないと感じる時でも、実はできていることは山ほどある、そこに目が向いていないだけということに気がつくような関わりを授業で行うことが始まりかと思います。
例えば、「パズルのピース」や「ランドルト環」を掲示して、子供が気がつくような視点を与えてみてはいかがでしょうか。
今日お聞きしたことは,今求められている主体的,対話的,探究的な学習を進める上でもとになっていることなのだと思いました。
その通りです。学習の根底には、やる気が満ちてくる状態、やらされている感じよりも、「その気」になる環境づくりが大切です。話を聞いてみて、「わかる気」がする、挑戦する際に「できる気」がする、という”過程”を大切にする関わりが、子供が学習に向かう力の支えになります。
上記の関わりを教育活動全体に浸透させていくと、
子供が自分の良さを見つけて、挑戦するようになる、それが将来の”職業”選択につながっていく。
つまり、キャリア教育をアップデートする授業を核に学校経営を進めて、
子供たちが1日の1/3を過ごす学校生活の充実を図っていきたいのです。
これを名づけて、
”Career PEP”の授業、”Career PEP”の学校づくり
とします。
現在、そのための教材開発、授業開発、学校のシステム開発を進めています。
放課後、職員室、校長室に集まってきた職員が、授業の振り返りなど声を掛け合い、ワクワクしながら明日以降の授業準備・作戦会議をして、勤務時間終了と共に帰宅する。
そういう学校づくりを目指しています。
すでに、その変革の手応えを感じています。
勤務終了後の自己研鑽で良い気づきをいただきました。
働き方改革=”Life time PEP”
働き方改革とは、幸せな「人生の時間」を応援すること。
この言葉の響き、いい感じです。
ペップトークが初めての方は、
幸せな人生づくりについて考える、良い機会になると思います。
時間は有限です。それは命の時間です。
キャッチアップしていただきたいです。
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※ 最下段に講演会の申込リンクがあります。
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「やる気を 引き出す言葉の力ペップトーク」
■励まし方にはコツがある
アメリカのスポーツの試合の前に
監督が選手に贈る激励のショートスピーチ・ペップトーク。
やる気を引き出すペップトークのエッセンスを、
家庭・教育・ビジネスで使える「励ましの技術」として確立しました。
■参加すると
①励まし方のコツをつかめます
②普段の言葉をポジティブに変換できます
③自分や相手の応援する言葉がけができます
■講師
浦上大輔
日本ペップトーク普及協会専務理事
■開催日時(内容は全て同じです)
zoomで行います
①2月8日(水)20:00〜21:00
②2月9日(木)13:00〜14:00
③2月11日(土)13:00〜14:00
好評につき日程追加します!
④2月22日(水)13:00〜14:00
⑤2月22日(祝)20:00〜21:00
⑥2月23日(祝)10:00〜11:00
⑦2月23日(祝)20:00〜21:00
■参加費
一般 1500円(クレジットカード決済)
わくわく会員 無料ご招待
■申し込み
https://ex-pa.jp/item/46838
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無料ご招待については、以下から荒谷へお問合せください。
地域学校協働活動「一日防災学校」にチャレンジ!
「一日防災学校」とは、通常の避難訓練に加えて、日常の安全・防災について、じっくりと授業で考える取り組みです。
北海道の各支庁振興局のサポートで、各地の学校で取り組みが行われています。
今回、冬場の防災をテーマに、
子供向けの「防災DOかるた」、大人向けの「DOーHUG」を活動に取り入れ、
地域の大人と一緒に対話的な学びにチャレンジしました。
写真はご協力いただいた地域の皆さんです。(感染予防対策の観点から人数限定で呼びかけました。)
【第一自治振興会役員、町議会議員、学校運営協議会委員、東川町役場企画総務課、美瑛町役場総務課の皆さん】
まずは、礼状にて概要をお知らせします。
写真から、子どもたちの学びの様子をご覧下さい。
モチベーショナル・トーク~心のあり方で行動は変わる(学校便り1月号)
早朝、-24度を記録した1月30日、2年生の子どもたちが築山でスノーチューブやそり滑りをして遊んでいました。
積雪のため、なかなか滑らない斜面状況で、
「どうすれば滑るかな?」と、ワイワイといいながら、
遊びを「探究」する姿が素敵でした。
さて、1月の巻頭言の抜粋です。
今月のキーワード「冒険心」・・・スノーチューブで滑る人の心理を考えてみましょう
東川町立東川第一小学校長 荒 谷 卓 朗
モチベーショナル・トークとは日常のやる気を高める声かけです。例えば、毎日交わす挨拶。「こんにちは」と声を掛け合うだけで元気になります。逆に返ってこないときは寂しい気持ちになります。挨拶一つで相手意識、つまり、相手を思う「心」が育っているかどうかがわかります。
《素朴な問い》
厳寒の中、スノーチューブで遊ぶ子供の心理状態は?脳内では何が起きているのでしょうか?
人が行動を起こすには動機があります。ほぼ動物的なカン、やらざるを得ない状態になる、興味・関心が高まった時、人は動きます。
高出力のエンジンがフル回転するように、やる気がみなぎる環境を創り出せたら、どんなにいいでしょうか。
子供の姿を見ての考察を綴ってみました。
続きは、学校だよりのページからご覧下さい。
学校だより > R4学校便り > R5一小便り1月号.pdf
《後期学校評価の結果》
→学校運営のページからご覧下さい。
一小マッキ-?が登場!
1/29日、午前、PTA主催、「一小巻き大会」が行われました。
突如あらわれたゲストは、ゆるキャラのマッキ-さんです。
なぜか、頭部は「太鼓」でできています。
そして、手には「巻物」をもっています。
自由研究で卒業生が考案したという話ですが、
その名は、知る人ぞ知る、今は謎めいた非公認キャラ的存在となっている模様。
中学生も多数参加し、
食材準備の仕方、調理の仕方、巻き方など、
先輩から受け継がれるイベントづくりを学ぶ機会になりました。
小学生、幼児も一緒に体験を楽しんでいました。
大人も初参加の方が多かったのですが、
子どもと一緒に楽しむ様子に心が温かくなる一日になりました。
様々な準備・ご協力をいただいたPTAの皆様方、ありがとうございました。
マッキ-もおつかれさまでした!
氷まつりに向けて
東川町で21日(土)から行われる氷まつりに向けて、今年もアイスキャンドルの作成が始まりました。
ご家庭で作っていただいたものを一度学校で集めるとのことで、玄関前にキャンドルが並べられています。
21日の夕方、キャンドル点灯式にPTA有志で参加する予定です。
幻想的な景色が見られることでしょう。
子供たちにとっても思い出づくりになれば良いなと願っています。
学校閉庁日
学校閉庁日 12月29日〜1月4日
緊急連絡は 82−2111 へお願いします。
コミュニケーションの教育で「自動前心」
12/12(月)開校記念日です。
教育委員会主催で以下の研修が行われます。
「コミュニケーション教育講演会」のご案内
近年、子どもたちのコミュニケーション能力の重要性が話題になっています。
現在、国内小中学校の国語教科書でもその創作演劇手法が紹介されている、
劇作家 平田オリザ氏をお招きして講演会を開催いたします
【一般向け】
日時:令和4年 12 月 12 日(月)18:45〜20:15
場所:東川町農村環境改善センター
演 題:『新しい学力、新しい学校観』
講 師: 平田 オリザ 氏
申込み:12/7〆
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd4mirlThaA3Ua1-ycqZbDxVaVdFFSUIfzntKFaWq9Yqat65Q/viewform
午後:教育関係者むけの講演もあります。
問い合わせ:東川町教育委員会 http://higashikawa-edu.jp/
一小太鼓看板リニューアル!*CS便り
一小太鼓のシンボル、玄関横に新しいPR看板が設置されました。
デザイン募集はコミュニティスクールが呼びかけ、多数の児童が応募、なんと、保護者からも応募がありました。
採用された図案は6年生がipadで描いたものです。デジタル世代の今どきの子供のデザインです。
この看板の取り付けに関わって、防腐処理された木枠も新たに製作しました。
設置した業者さんによれば、20年近くは持つだろうとの見解です。
シンギラリティと呼ばれる時代、未来はどうなっているかは予想だにつきませんが、今、この瞬間、新しい時代の幕開けと考えています。
一小の伝統を守る機運の高まりと共に、今月、新しい企画も持ち上がっています。
それは改めてお知らせします。
東川町教育委員会をはじめ関係各所のご協力に感謝申し上げます。
学校評価(前期)の公表資料、9月学校便り発行について
朝晩と日中の寒暖の差が出てきて、秋の深まりを感じます。
さて、本校は前後期制のため9月30日が終業式となります。
今週末に前期の通知表が渡され、子供の成長の様子や今後の指針などについて、担任からの励ましの言葉を添えて、お伝えすることになっております。
通知表に目を通しますと、日常授業や学校行事などで活躍した子供の姿が思い出されます。
これまでを振り返り、
児童アンケート、保護者アンケートをもとに、前期の学校評価についてまとめました。
『学校運営』のページにリンクしましたのでご覧下さい。
あわせて、9月の学校便り(巻頭~「大人も学びの機会を!」)を発行いたします。
ご覧いただければ幸いです。
コロナ関連通知(ガイドライン改定)のお知らせ
8/19文部科学省から発出された通知を踏まえ、8/24北海道での対応について通知がありました。引き続き、感染予防に努め教育活動を進めて参ります。ご協力よろしくお願いします。
学校で児童生徒等や教職員の新型コロナウイルスの感染が
確認された場合の対応ガイドラインの改定について(令和4年8月24日教健体第570号)
命を守る☆夏休みの健康・安全について
一小っ子集会で紹介した命を守る学習アプリです。
海、川、用水路などで危険から身を守ることについて、イラストやクイズ形式でわかりやすい内容です。水のうきかたについてもイラストで解説があります。ご活用ください。
学校閉庁日 8/10(水)~15(月)
学校閉庁日には基本的に教職員は勤務しませんので、学校への連絡等はこの期間外にお問い合わせいただくとともに、緊急連絡が必要な場合には東川町教育委員会までお願いします。
東川町教育委員会 学校教育課 電話82-2111
<心の健康を守る>
子どもSOSダイヤル
なやみいおう
0120-0-78310
こまったら、ひとりでなやまず、でんわでそうだんしてください。
<体の健康を守る>
みんなでおどろう!
北海道発!札幌南高校ダンス部の発案で生まれた健康を守るダンスです。道産子ならではのハッピーになる歌詞とリズミカルなフレーズにあわせて、楽しく踊って元気になろう!
(楽曲「キタキツネ」を提供したのは札幌出身のシンガーソングライターのRihwaさんです。)
7/30一小太鼓出演時刻(ひがしかわどんとこい祭り実行委員会から)
東川第一小学校 一小太鼓 出演時間のお知らせ
7月30日(土)13:50~14:05
出演者集合時刻 13:30
場所 羽衣公園 野外ステージ
問い合わせ どんとこい祭り実行委員会事務局
道の駅東川道草館2階(東川町商工会)82-2750
【練習会の様子】
保護者、CS委員、地域ボランティアの方に、練習の様子を見守り・応援いただきました。
12日「旭岳」~寿あじさいクラブ会長様他2名
15日「なかよし太鼓」~第一自治振興会会長様他3名
出演時間の都合上、「なかよし太鼓」(1~3年)、「旭岳」(4~6年)の2チームで演奏します。
編成が変わったこともあり、音の厚み、迫力が増している感じです。
サポーターから応援の言葉をいただき、子どもの意欲の高まりもみられます。
4~6年「旭岳」の練習
一小太鼓サポーターから応援メッセージをいただきました。
<子どもの感想>
・太鼓の演奏で喜んでくれる人がいると、やってよかったなと思います。
<一小太鼓サポーターの方へ>
・当日の太鼓の搬入時刻がわかり次第、コドモンにて個別にご案内します。
<「一小太鼓」看板リニューアル!>
写真の木製看板が老朽化のため、新しいデザインで制作することになりました。
子どもたちに図案を募集中です。
一小CS事務局(荒谷)
学校におけるマスクの着用について
夏場は、熱中症防止の観点から、マスクが必要ない場面では、マスクを外すことが推奨されております。様々な理由からマスクの着用を希望する児童生徒に対しても適切な配慮が必要となりますので、その場合においても、熱中症対策を講じることが必要です。
学校においては、児童・生徒の安心・安全のため、教職員への児童・生徒への適切な対応について、児童・生徒にはマスク着用に対する基本的な考え方についてなどの共通理解を図っておりますが、保護者・地域の皆様におかれましても、学校における基本的な考え方を共有いただき、「学校の新しい生活様式」へのご理解・ご協力をお願いいたします。
詳しくは、以下からご覧ください。
https://higashikawa-town.jp/portal/top/information/125
<通知資料>
・学校生活における児童生徒等のマスクの着用について
・学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~(2022.4.1 Ver.8)
・夏季における児童生徒のマスクの着用について
東川町立東川第一小学校「いじめ防止基本方針」を更新しました。
令和3年度は、言葉づかいについて考える機会として、全校道徳で「ふわふわ言葉」「ちくちく言葉」について考え、いじめ防止の意識啓発に取り組みました。
いじめが起きる背景には、「優しさ」不足によるコミュニケーションが滞ってしまうことがあります。
いじめを防止するには、
その言動で相手がどう思うのかを「想像する力」をつけること、
「優しさ」を「行動で表す」経験を積むことなど、
具体的な体験と価値づけすることが大切だと考えます。
基本方針の中に記していますが、
心に響く道徳の授業や児童会活動での取組を通して、
いじめについて子供が自分事としてとらえ、日常で前向きな行動を起こす習慣形成につながるよう、働きかけていきます。
また、本校の教育目標の柱である「やさしく(豊かな心)~人や自然との共生の心の醸成」について学校・地域・地域で情報共有をはかり、共通認識のもとで見守り活動などの取組を通して「いじめゼロ」の学校づくりを進めてまいります。
子供の命を守るために、保護者、地域の皆様方、お力添えをよろしくお願い申し上げます。