学校ブログ
児童会役員選挙&立会演説会
綺麗になったスマイルルームに足を踏み入れると、3年生以上の子供たちがニコニコ笑顔で、
「こんにちは!」
と元気な挨拶で迎えてくれました。
それだけで、すごい!と思いました。
演説会で語られた
立候補者の「公約」です。
会長「楽しい企画をいっぱい考えて、皆さんの笑顔を見れる学校」
副会長「みんなが良いあいさつをできるようにして学校全体を明るくしたい」
書記「悩みなどを解決、全校遊びを行って、笑顔であふれる学校」
それぞれのアイデアは異なります。
共通しているのは、
「笑顔で明るく楽しい学校」
です。
「優しい言葉で幸せが実る〜優言実幸〜」
を叶える活動をしっかり考えてくれています。
前期の児童会でつくった「ありがとうメッセージ」の掲示版には、
お互いを認め感謝を示す言葉であふれました。
後期の役員を中心に、日々の活動を大切にして公約を実現してくれることを願っています。
プロダンサーによるSTANDダンス出前授業
夏休み前、最後の全校体育は、北海道唯一のSAーYA(せーや)さんによる「STANDダンス」の出前授業でした。
7月には、富良野市、旭川市の小学校でも授業をされたそうです。
今回の授業は、北海道内の学校への出張授業を提供する会社からダンサーを派遣していただきました。
各地で、”ダンス”を通じて自己肯定感や自己実現する力を育もうと、子供たちに楽しい授業を工夫する先生方や外部サポーターの尽力されていることを、とても喜ばしいことと思います。
また、他の有益な情報やプログラムを開発・提供いただける企業やNPOなどの団体、教育委員会や地方自治体などの後押しのおかげで、子供たちの健やかな学びを支える授業改善や教育課程の充実が図られることについて、心から感謝しております。
さて、授業は「ヒップポップ」と言われるダンスの発祥・歴史の紐解きから始まりました。
自分のことを理解してもらうためのアピールとして、
伝えたいのは「愛」というメッセージ、
そして、ダンスを通して、感動が伝わったエピソードなど、
ダンサーとして生きる道を選び、
長年、ダンス講師として活動していることをお話していただきました。
そんな生き方に触れ、素直に受けとめている子供の目はキラキラしていました。
実技に入ると、はじめは、ちょっと恥ずかしそうにしていた子も、あっという間にダンスの魅力に引き込まれていきました。
途中から、
3つのグループでターンする場所が違う設定を取り入れ、
たてわり班でチームごとに練習をしました。
リーダのかけ声で子供たちが動き、そこを講師や先生たちがサポートに入ります。
これまでの授業で積み上げてきた「学びに向かう力」が定着してきたことがうかがえます。
そして、フィナーレは、全校一斉でのSTANDダンスのビデオ撮影。
自信たっぷりに楽しそうに動く様子がみえました。
自分たちで何かを創りあげていく感覚をこれからも様々な場で発揮してくれることを願っています。
講師のSAーYAさん、ダンスだけでなく、子供たちへの勇気づけをいただき、ありがとうございました。
一小太鼓40th記念出前授業「音を響かせ!」太鼓教室(感想)
7月15日、一小太鼓の出前授業は、ドラマチックな幕開けとなりました。
一小太鼓の立ち上げに関わり尽力された第61回卒業生(昭和35年卒)の方が来校されました。
新曲に挑む子供の活動の様子をみて、
「“素晴らしい!“の一言に尽きる」
とエールをいただきました。
一小っ子は、練習してきた3曲を演奏し、ゲストと保護者・地域の方々を迎えました。
ゲストには、昨年の地域出前教室に続き、北海若衆太鼓19名の打ち手が躍動!
教室のオープニングは、「新」(あらた)という曲を披露され、“心で打つ“音を響かせました。
冒頭は、太鼓を打つ基本的な心構えを教えていただきました。
「いい音を出す土台をつくる」という足袋をはく意味も学び、
7月1日に初めて足袋をはいて演奏した「音楽行進」での発表体験とつながりました。
それから、たてわり3班の創作活動に一緒に入って”声を出してリズムをあわせる“などポイントを指導いただき、それぞれが新曲を発表しました。
その前には、6月、7月と2回に渡って、木村正人さんの演奏指導による基本リズム・節づくりで創作に向かう下地ができていました。
また、4月から、たてわり班の活動に全職員が関わり、異年齢で互いに協力して学び合う楽しさを実感する場が基盤になっています。
共に意見を出し合い、仲間と力をあわせて音を創りあげていく姿には、一体感・高揚感・充実感がみなぎっていました。
振り返りでは、若衆太鼓の方から、
「短時間で曲をつくり演奏し拍手をもらいました。みんなの心が伝わった。これはとても凄いことです。」
と励ましの言葉をいただきました。
最後に、若衆太鼓が演奏した「しるべ」という曲は、全員ではなく精鋭のメンバーによる演奏でした。
しかし、その漲るパワーは19名の演奏と変わらず、迫力に圧倒されました。
授業の終わりに、一小っ子、若衆太鼓の子供たちへのギフトメッセージを贈りました。
「私が若衆太鼓の好きなところは、横でみている仲間からの声援、かけ声です。それも含めて演奏なのだと思います。」
大切なのは、人数ではなく、個の力を結集し、心を一つにして、一体感を出すこと。
子供たちには、自分なりの解釈で、「太鼓を打つ心」を感じとってほしいと願っていました。
その願いは、音と共に、子供の心に響いていました。
子供たちの振り返り、保護者の感想の一部をご紹介します。
<子供の感想(聞き取り)>
・「とっても楽しかった!」と大喜びでした。
・「大きな音でずっとドキドキしていた」と言っていました。
・覚えていてくれた!私も覚えていた!また会えて嬉しい!一緒に曲を作れて嬉しかった!若衆太鼓のみなさんのようにもっともっと太鼓を上手になりたい!好きになりたい!身体いっぱいで表現したい!ひとつになるってすごい!次は学芸会で私たちの曲を聞いてほしいし、一緒に叩きたい!
若衆太鼓のみなさん、大好き!来年も会いたい!もっとゆっくり会いたい!1日いてほしい!もっともっと教えてほしい!たくさん話したいし遊びたい!
・もっと上手になりたい
・興奮しながら「こう叩いた、あんまり上手くいかなかった、声を出せた、楽しかった」など、身振り手振りを交えて話してくれました。
撮った動画を何度も見ながら、色々解説してくれて
「誰々がうまいんだよなー、この人は去年も来てた」など教えてくれました。
・プロの演奏は凄かった!と興奮しながら話してくれました。
<子供の振り返り>
・太鼓教室で学んだことは、太鼓を使う曲の作り方とみんなでリズムをあわせるのがすごく大事なことです。太鼓教室の皆さんは全員すごく優しくて、いろいろなことを教えてくださり、すごく楽しかったです。叩いてくれた太鼓もすごくすごくて印象に残っています。もしまた会う機会があったら、またその演奏を聴きたいです。
・声をいろんなところで出しているなと思いました。声を出すことは恥ずかしいことじゃないと北海若衆太鼓の人が言ってくれて、私も恥ずかしがらずに声を出したいなと思いました。
・最年長で45歳だったので若い人のチームだと思いました。
・演奏を聴いた時は、とても心まで響きました。心で叩くとはこういうことかと思いました。
・声を出したり、大きい動きをしたりと一小太鼓とはまた違う太鼓の演奏の仕方だと思いました。班に分かれて新しい曲を作る体験では、教わりながら、今までには無かったリズム、動きの曲ができたと思いました。一人だけ違うリズムを叩くところは緊張したけど勇気を出して叩けました。
・北海若衆太鼓の皆さんは表情がとても良くて素敵でした。班長としてやるのがとても難しかったけど、若衆太鼓の人たちに助けてもらっていい曲をつくれたのでよかったです。
・5/6年生の太鼓をたたいた時に力強くたたけました。目線も意識できました。北海若衆太鼓のみなんの演奏を聴いたら、力強くたたいていて、みんなたのしそうにたたいていました。すごかったです。私もみなさんみたいに楽しくたたきたいです。リズム作りでは、若衆太鼓の3人のみなさんとリズムを作りました。いろんな案が出てきて、案を全部つなげてみると、いいリズムが作れました。あり班と、ビタミンB班の演奏もすごかったです。(CCレモン班)
<中学年:マンガ思考の振り返り>
<低学年>
・わたしの太鼓の一番の思い出は、曲を作ることをがんばりました。案を一杯出してくれていたので、楽しい気持ちで曲をつくることができました。北海若衆太鼓の人たちが、手伝ってくれて、曲を作るのって楽しいなと思いました。
・一番楽しかったことは、班ごとに分かれてたのしい曲を新しくつくって、最後に楽しくたたいたことが一番たのしかったです。
<保護者の声>
・今年も若衆太鼓の方たちとの関われる機会を与えてくださり本当にありがとうございました。大人が楽しんでいる姿を子供達が目の当たりにすることで、未来はまだまだ挑戦の延長線上でありそして大人って楽しいってことを感じてもらえる貴重な時間だったと思います。
・フランクな40周年記念であり子供達にとってはたくさん若衆太鼓の皆さんと関われた時間ができて良かったと思います。音を響かす太鼓教室でしたが心まで響かせていただきました。素晴らしい時間と経験、体験を、本当にありがとうございました‼️
・力強く迫力満点の演奏に鳥肌が立ちました。太鼓はこんなにかっこいいんだと改めて感じました。朝早くから東川まで来てくださりありがとうございました。
・今年もお会いできて心震える演奏を2曲も聴かせていただき感無量でした。体育館いっぱい響きわたる太鼓の音、全身全霊の音を、子供達をはじめ会場の皆さんと共に感じられた幸せに感動の涙が自然と出ました。太鼓を通して心がひとつになった時間でした。素敵な時間をありがとうございました。若衆太鼓の皆さんには次は学芸会で子供たちの作った曲を聴いていただきたいですし会いたいです!いつか一緒に演奏できる日を楽しみにこの学びを忘れずに過ごします‼️
・素晴らしい演奏をありがとうございました。演奏の技術はもちろんですが、真剣だったり、楽しく演奏したりする姿、掛け声が、最後まで私たちを釘付けにさせていたと思います。
子どもたちに、人を魅了する演奏を教えていただきありがとうございました。
繋いでいく事、新しいものを生み出すことの素晴らしさを学んでくれたと思います。
・3チームそれぞれ素晴らしい演奏曲になっていて子供の力は無限だなとただただ感動でした。そして若衆太鼓の方たちの助言を聞いてもっともっと素晴らしい曲になり形になり動きになり、完成が楽しみです。
この縁が、次の交流につながるとよいなと思います。
8月12日、江別市大麻にて、4年ぶりとなる公演が行われます。
一小の子供たちとの交流は、若衆太鼓の方々にとっても、学びのある機会だったようです。
お世話になったお礼に、本番にむけてのエール、応援の言葉を送ります。
(子供たちが考えた運動会テーマをアレンジしました。)
本番前のペップトーク、声に出して活用いただければ幸いです。
協力!できる!
応援!できる!
挑戦!できる!
心で打つ!
北海若衆太鼓!
多くの皆さんに、躍動感あふれる北海若衆太鼓の演奏を感じていただければ幸いです。
3校修学旅行2日目
全員元気で朝食会場に集まりました。昨夜は、プールで遊んでお風呂に入って、ぐっすり眠れたようです。デザートにはアイスを数本ほおばるなど食欲も旺盛です。
そして、目線は上向き、エレベーターの上下する様に釘付けになっていました。
朝の身支度もスムーズにでき、予定通り進行しています。
退所式では楽しい思い出ができたことに感謝とお礼を伝えました。
また、思いがけず、ホテルの方からお土産をいただき、喜んでいました。
小樽水族館へ向け、車内では三小担当バスレク、「キャラ当て3ヒントゲーム」「イントロクイズ」などで賑やかです。
水族館に到着。
班ごとに見学に向かいます。
イルカショーでは、歓声と拍手がわきました。
昼食はカツカレーを完食。
午後からは制作体験。
砂で模様をつけるサンドブラスト、ホビー用のルーターで直接ガラスに描くグラスルーティング、
小さいガラスを貼り付けるフュージング、
とんぼ玉の中からやりたいものを選択。
集中して作業に取り組み、
1時間程度で完成しました。
その後、小樽運河周辺でグループで散策しました。お目当てのお店を訪れ、お土産を買うなど、短いひと時を楽しんでいたようです。
時間通りに集合し、お世話になった写真者さんとお別れして、帰路につきました。
<感想発表>
楽しかったこと・学んだこと
・お金の大切さ、使い方を学んだ、よく考えてお買い物をする
・ウォータースライダーにチャレンジ、最初は怖かったけど、楽しめたし、みんなで譲りあった
・動物園のリーダーとしてみんなを引っ張った
・移動の時間が決まっていて、しおりをみて行動できた
・動物園、水族館で動物に触れ合ったこと
・みんなと一緒に行動できたこと
・泊まるのは心配だったけど、みんなと協力して過ごす
・バイキングは自分の食べられる量を考えた
・友だちに話しかけることをがんばった
・ハイエナを見られたこと、グッツを買ったこと
・ホテルの部屋でみんなで遊んだこと
・リーダー会議でメモをしてみんなに話を伝えた
・修学旅行の学びを生かして、お買い物をしたい
・班長としての役割を果たした
・流れるプールで楽しく遊び、平泳ぎを学んだ
・小樽散策で時間がギリギリになったけど間に合ってよかった
・開拓の村で昔の建物が見られてよかった、マネキンのある家でビックリした
・部屋でカードゲームをして、お菓子を食べたこと
・ガラス制作体験をしたこと
・散策で自分の行きたいところに行けてよかった
・時間を守ることが難しかった
・家族や自分のお土産を買うこと
・動物が可愛かった
・友だちとたくさんお話しができてよかった
・夜更かしをしたけど、ちゃんと眠れた
【エピローグ〜感動の再会 】
3校合同修学旅行スタート1日目
早朝から、5・6年生が修学旅行に出かけました。保護者の皆さんに見守られながら、子供たちの表情から小旅行で冒険するワクワク感が伝わってきました。
行きの車内は一小担当のバスレクで盛り上がりました。
途中工事で高速道路が普通区間があり、15分遅れで到着。
道中の雨も上がり、曇り空の中、開拓の村を見学しました。
班ごとに仲良く協力して様々な体験活動を進めています。
以前見学に来たことがある子もいたようですが、大半は初めてのようです。
鰊番屋で炉端を囲む、印刷体験をするなど、当時の様子に思いを巡らせました。
昼食バイキングでは、焼肉、寿司、揚げ物、デザート、よりどりみどりで満喫していました。
率先して肉を焼いておもてなしをする子が、家でよくやるんだよと教えてくれました。
また、綿飴も自分で作るサービスもあり、行列ができていました。
ラーメンをゆで方など、互いに情報交流する様子も見られました。
エネルギー補給した後、円山動物園に向かう車内は、マジカルバナナなどの遊びや歌声などで賑やかです。
動物園では各校合同チームで見学しました。
計画をした順路を考え時間を守って行動できました。
ゾウの展示施設では、
「映画館みたいだね」
との声が聞こえてきました。
ガラス越しとはいえ、ヒグマの迫力を感じる場面もありました。
また、思い出づくりに名前入りの記念メダルや動物に関するグッズを入手するなど、その子らしさを感じる微笑ましいひと時もありました。
ホテルへ向け、二小担当のバスレクが始まりました。次々にクイズが出され、盛り上がりました。
そしてホテルへ到着。
一小の司会進行で、施設の方へ代表児童が挨拶しました。
館内利用の諸注意やマナーについて、しっかり話を聞いていました。
非常口の確認、班長会議の後、
お待ちかねの夕食バイキング。
色とりどりの具材がお皿にのせられ、
「いただきます!」
黙々、モグモグ、
しばらく経つと、
「あー、おしい〜」とか、
「やった〜!」
と賑わっています。
気がつくと子どもたちの目線が上を向いています。
その先には、
ライトアップされたエレベーターが
11階のてっぺんまで辿りついたのを喜んでいることがわかりました。
その様子が面白くて、記念撮影しました。
夜は、流れるプール、ウォータースライダーなど、思い存分、水遊びを満喫していました。
上川管内の学校も多く、お土産をもとめる子どもでショップも賑わっていました。
2日目は小樽に向かいます。
明日に備えて早めに就寝している模様です。
いつも落ち着いている子がハイテンションで楽しさ全開の姿もあれば、
自分で考えてから行動する、
周囲の人への配慮し仲間に声をかけあう様子も見られました。
一小ホーム音読チャレンジ
たてわり班で練習してきた音読を班ごとに披露しました。
『話す聞くスキル3』にある教材文を使いました。
A班「七色とうがらし(口上)」
(京都は東山・三年坂を下ってまいりますと、かどに七味屋さんがございます…)
B班「花いちもんめ」
(勝ってうれしい花いちもんめ 負けてくやしい花いちもんめ…)
C班「自己紹介」
(私の名前は田中たつやです。去年は2年1組でした。…)
全学年が一斉に読むことを考えて、簡単すぎず、難しすぎず、程よいモノを選んだようです。
どの班も、基本の「追い読み」で披露しました。
声を揃えて、発表することができました。
3班の発表の後は、全校音読にチャレンジしました。
教材文は、『話す聞くスキル2』にある
「はるのさんぽ」(まど・みちお)です。
_____
どこも かしこも いちめんの なのはな レンゲソウ
ほら あそこを のそり のそりと ウシが あるいているでしょう…
…
のそり のそり のそりと
はるの さんぽに
でかける ところですよ…
_____
初めに先生がリーダーとなって「追い読み」をしました。
読み方を変えるとリズムも変わり、手振りをつけたり、場面に合わせて読みを工夫する様子も見られました。
2回目は、「みんな読み」をしました。
表現を工夫するよりも全員で声を揃えることに意識がいくようでした。
教材には、さまざまな読み方のヒントが書かれています。
チャレンジには「アリゾウ読みをしよう」とあり、
(これは一体、どのように読むのだろう?)、
と大人でも考えさせる「問い」があります。
おそらく、
「これはこんな感じかな」と読みを工夫しようと挑戦する子が出てくると思います。
こうした活動を通して、自分で「やりたい」気持ちが高まり、
他者と意見を交流する中で、
「協働的な学び」が生まれてくることを願っています。
音で遊んでふしづくり~世界を旅する打楽器奏者まーちゃんライブに学ぶ~
6.13文化芸術による子供育成推進事業(芸術家の派遣事業)①を行いました。
全3回の出前授業では、太鼓をつかった創作活動を継続して行うことを意図しています。
講師は世界を旅する打楽器奏者木村 正人さん(愛称 まーちゃん)
今回の授業で子供たちが得たものは、
【思考アップデート!】です。
全校児童26人は、はじめて、同時に19台の和太鼓を叩きました。
「たてわりホーム」の活動は、ここにつながるように仕込みをしてきました。
年齢差関係なく、同じリズムを叩く場を創ったのは、心を一つにするためです。
一小太鼓は学年ごとに練習し発表する。次の学年に教えるときに交流するというのがこれまでの流れでした。
しかし、30周年のビデオをみたときに、驚きました。
学年の枠をはずして、すべての太鼓を使って子供たちが一同に叩いている姿。
それは、今、失われていました。
それまで3つの大太鼓、スネアみたいな音のする小さい太鼓は眠っていました。
先週、金曜夜、一小太鼓の地域サポーター「からだげんき太鼓サークル」に参加した大人4人で大太鼓をギャラリーから降ろしました。
大太鼓が使われなかった理由は、
人数が減ったこともあったのでしょうが、
おそらく、台がなかったからです。
だからノコで古い台を切って作りました。
前日に職員がV字に19台の太鼓をセッティングをしました。
講師の先生をお迎えする前、準備体操で簡単なリズム打ちをしました。
初めてでも、全員が息のあった音を奏でました。
休み時間も自ら太鼓で遊んでいる子供らの即応力はすごかったです。
そして、木村さんを迎えました。
日本にはない中南米のリズム打ちを体感。
ジェンベ、コンガ、シェケレ
そして、木をくり抜いた自作の太鼓、
ドラムス、
流れるようなデモ演奏に拍手が湧きました。
「やりたい!」と手を挙げた代表の子が楽器体験しました。
そして、全員で中南米のリズム打ちで”世界へ旅”に挑戦しました。
初めて触れるリズムは難しかったのですが、
2時間長丁場、子供らは果敢に練習、
休憩中にはレパートリー3曲も演奏しました。
今年、初披露だったためか、かなり気合の入った演奏でした。
「ここまで叩けるとは、素晴らしいですね」
マーちゃんにお褒めの言葉をいただきました。
また、午後、上教研音楽班研修も行われ、
まーちゃんと地元の太鼓チーム羽衣太鼓と共に、近隣の音楽の先生方も太鼓で創作活動に挑戦しました。
音楽の先生でも和太鼓は初めてという方が多数いらっしゃいましたが、
わずか15分で1曲の創作ができたときにはバチの拍手と歓声がおきました。
3つのグループに分かれて、
主体的、対話的、協働的な学び、アクティブラーニング授業モデルを
和太鼓演奏で体感しました。
「3つのパートをつなぎます。」
(わーっ!)
反応は、ほぼ、子供相手の授業と同じでした。
どう繋いだらかっこいいかを意見交換後、
あわせてみました。
3つ目のグループのラストの節を全員で叩くことにして練習。
音感がいいから直ぐに音が揃います。
そして、創作した3つのメロディがつながり、最後の掛け声が決まった瞬間、
バチの拍手とともに、みんな笑顔でした。
この空気感は、ライブで一緒に体感して伝わるものです。
音楽は眉間にシワをよせて苦しそうに練習するものではなく、
気軽に楽しむところから始めることが何よりだと実感しました。
休み時間、子供たちが楽器のまわりに群がって興味津々で触っている様子は、
「やりたい!」気持ちの表れです。
そして、放課後も、まーちゃんのところに集まって、ドラムセットに座って叩いている様子がステキでした。
一小の子供たちが太鼓を通して得るものは、
心で打つ。
人の心を打つ。
感動を創り出す。
他にもたくさんの学びが生まれるでしょう。
午前も午後も、ラストの演奏では、木村さんの華麗な演奏でRavvastが活躍しました。
2月のRavvast「音楽の森」出前授業の文化は、今も子供たちの心の中に流れています。
レッツ朝活!リトミック!
6月8日、「たてわりホーム」の朝活は、初めてリトミックにチャレンジしました。
講師の先生が、
「リトミック、やったことある人?」
と聞くと、なんと!一人も手が挙がりませんでした。
幼稚園・保育所では経験していると思うのですが、名前を知らなかっただけだと推察します。
<講師 おとらぼ 戸田 佳代子さん>~普段は幼児、親子、高齢者など幅広くリトミックを指導されています。
※おとらぼのリンクからは高齢者の施設での多世代が集う演奏交流が紹介されています。(旭川ケーブルテレビ ポテトで放映された内容です。)
ピアノがなると、リズム打ちが始まりました。
音が止まると手拍子を止めるルールです。
うまく止められずに、ニコッとする様子をみると、
(あっ、しまった)という心の声が聞こえるようです。
たてわり班に分かれて、2人ペアをつくります。
両手をあわせてポンポンと手をあわせますが、痛くないように優しく手をあわせます。
ギャロップであちこちへ移動します。
ぶつからないように、周囲を気遣う姿がみられました。
音が止まると、その場に止まる。
途中で、音に合わせて「座る」、「ジャンプ」も入ります。
子供の動きをみながら、伴奏でリズム、テンポを変えて、調整力を鍛えます。
動きながら、前のペアをみつけて、ひざポンをおさらいします。
初めは戸惑いつつも、音に合わせていろんな動きをする中で、
次第にみんなの輪の中に入り、コミュニケーションを楽しむ姿が見られました。
講師の先生とハイタッチでさようなら!
「また、リトミックやりたいなあ。」
楽しい朝の始まり、たてわりホーム活動でした。
その後、1・2年生の音楽の授業でも、様々な音遊びを楽しみました。
お昼時、1年生が、
「今日は楽しかったなあ」と呟いていました。
先生たちも一緒に動いて、リトミックの技を学ぶことができました。
講師の戸田佳代子さんから、応援メッセージをいただきました。
リトミックは、遊びながら集中力やコミュニケーション能力を向上するとともに、意図的に自律心や状況判断力といった力も養うことができる、便利なツールでもあります。
行動や声量のコントロールなどが難しいお子さんにも、楽しみの経験を通してコントロールを身につけることができてきますので、日々の遊びの中にもご活用いただければ幸いです!
早朝から有意義な時間をつくるために、ご指導・ご協力いただき、ありがとうございました。
スタートダッシュ!
「フォームが美しい」、「以前、外部講師を招いて練習をしていた」
運動会練習の後、子供の走力について、職員室で話題になりました。
昨年6月、まだコロナ状況下でしたが、
運動会前に「走り方教室」の出前授業を行いました。
講師の2人は、クロスカントリースキーで鍛えた筋金入りの足腰の強さを体現しました。
その走りに圧倒された子供たちは、本番さながらの盛り上がりでした。
<アーカイブ>「走り方教室」:「子供の問いから特別授業へ」
こうしたドラマには、要所で先生の関わりがあります。
例えば、リレーの練習で休む子がいるときは、かわりに先生がバトンをつなぐことがあります。
また、休み時間には子供と一緒に遊ぶ先生もいます。
情報を整理する、協力者を依頼するなど、陰でサポート役となる方もいます。
多くの支えがあって、小さな積み重ねが実を結びます。
日常から体を動かすことを楽しむ環境づくり、習慣化することが大切です。
休み時間、グラウンドで、気持ちのよい光景を目にしました。
スタートラインで両手をつき、
終わりのチャイムの合図とともに、
スタートダッシュをして、全速力で戻ってくる子がいました。
「なかなか、いいスタートだったよ。」
と声をかけたら、
「ありがとうございます。」
という言葉が返ってきました。
自分なりに、できることを見つけて、
遊び感覚で小さな努力をする様子が微笑ましかったです。
「質問できる子」が育つ環境づくり~予防安全~
「どうやったら連続でできるんですか?」
二重跳びを練習していた子が質問してきました。
授業ではなく、休み時間に聞いてきたのです。
本校では、「パワフルウィーク」という名称で全校で体力づくりを行っています。
ウィークとはなっていますが、実際には、木曜日の中休みだけ参集します。
様子を見にいくと、クラス毎に縄跳びにチャレンジしていました。
カードに挑戦する種目と回数が示してあり、それをもとに子ども同士で見合って練習をしています。
6年生の中には30回以上、二重跳びに成功している子がいました。
下の学年の子はその様子を遠巻きにみています。
すると、
二重跳びを練習していた子が質問してきました。
「どうやったら連続でできるんですか?」
そこで、縄の回し方と、リズムの取り方の二つの練習方法を伝えました。
ほんの1分程度の時間です。
この時間を創り出したのは、質問した子ども自身です。
授業では、活動内容と目標を教師が示し、そこに向けて活動させ、達成できるまで努力を促します。
ある意味、強制力が伴う、他律的な営みが授業です。
はじめは仕方なくやっていても、できないことができるようになるのは達成感や満足感が得られます。
だから、はじめは嫌々でも、できるよと励ましたり、努力したら褒めたりする中で、
子どもはだんだん面白くなって努力するようになります。
この縄跳びの取り組みも、休み時間に集めて活動させているわけですから、
自主的な取り組みと言っても、完全な自由ではありません。
本来的な趣旨から言うと、休み時間は「休む」ことが活動です。
あくまで、子どもは「遊び」の延長の中で、推奨される提案に対して「付き合って」活動しているわけです。
そこを踏まえて、毎日の休み時間ではなく、週1回だけの参集となっています。
だからこそ、支える大人は、子どものやりたい気持ちを尊重し、
その願いに応じた付き合い方を、意識して関わっています。
つまり、「質問してくる子がいる」という事実から読み取れることは、
子どもの心が解放されている、
・できるようになりたい(できる気)、
・わかるようになりたい(わかる気)、
・やりたい気持ち(その気)、
になっている状態ということです。
これは、とりもなおさず、一番の支えとなる担任、サポートする教職員の集団が、
上記を意識しているから起きる素敵なドラマと実感しています。
「優言実幸」(優しい言葉で幸せが実る)、
言葉による自己肯定感を育むインプットが功を奏しているとみています。
反対に、もし、指示的、威圧的、子どもは大人に従って当たり前、
というような感覚で先生が授業や学級経営をしていると、
クラスに支持的風土は育ちませんし、
それを放っておくと、いじめの温床をうむことにもつながってしまいます。
それを防ぐ方法の一つが、いじめアンケート、体罰調査、など、子どもの声を聴く仕組みです。
大切なことは、それがあるから気をつけるではなく、
学びの主体者である子どもが自己実現を図るための環境を、
どのようにつくるかという設計図(グランドデザイン)を描き、
それを教職員で共有し、
枠組み(学年・学級・授業・行事)の中で、具体的に進めていくことです。
昨日は、「マンガ思考」という思考を視覚化するツールを学ぶ出前授業と研修がありました。
前向きな言葉かけペップトークと共に、
自己肯定感を育む予防的安全装置として、有効な方法の一つです。
すでに、中学年では、日常の振り返りでマンガ思考のシートを活用して、心の整理をする取り組みを進めています。
運動会も取り組みの一つです。
「ようこそ、いらっしゃいました!」
「観に来て下さり、ありがとうございます。」
「ご参加いただき、いかがでしたか?」
という言葉や態度、相手意識を発揮する子どもの姿を思い描いています。