学校ブログ
芸術派遣事業で楽しく表現しました!~7/16~
札幌演劇財団から3名の講師をお招きし、低・中・高でそれぞれワークショップを行
いました。全員で輪になって拍手を回したり、
言葉を使わずに色々な物を表現して渡したり
して、情報を発信するだけでなく、受信する
ことの大切さを学びました。
2 回目は、10 月です。学芸会への取組も
含め、主体性や自己肯定感、共にやり抜く力
など「非認知能力」を育んでいきます
Let’s Jump! たてわりホーム1年間の成長の奇跡
たてわりホームの活動で積み上げてきた自己選択・自己決定する力、協働する力が成果となってきました。
朝の活動では、互いに声をかけあいながら、上の学年が下の学年に伝えるなどの学び合いが自然に行われています。
<2・3・4年生全員で太鼓の練習をする場面>
<4年生が2・3年生に基本リズムを伝える場面>
別教室では、リズムジャンプで体づくりをしています。
上半身と下半身で違う動きをする練習で、調整力やリズム感を養います。
ラインを2本使って、廊下と教室をグルグル回るサーキットのように場を工夫しています。
担当の先生も出来るかぎり一緒に活動に参加して子供たちのやる気を後押ししています。
足を交差して、逆交差と連続ジャンプのたびに、手の動きも変えてリズミカルにジャンプしています。
これは、リズムトレーニングというものですが、太鼓と同じで全身運動です。
上肢・下肢のコーディネーション力が鍛えられます。
はじめは、うまく出来なくても、やろうとすることで脳に刺激が伝わり、次第にできるようになります。
リズム感がよくなれば太鼓も上達していくと想定し、
基礎感覚を養うことをねらいとしています。
どんな活動でも、自分たちで工夫して、助け合い、協力することは同じです。
たてわりホームで培ってきた成果は、今後の子供1人1人の成長のプラスになっていくと思います。
子供たちの成長の姿に拍手を送りたいです。
ジャンボ一小巻き大会
2/4日、PTA主催のジャンボ一小巻き大会が行われました。
始めにこれまでの取組の動画を視聴しイメージづくりをしました。
その後、会場設置、寿司飯、具材の3つの班に分かれて、準備作業を行いました。
レシピを確認する、机の配置、具材の作り方、並べ方の段取りを相談するなど、
細かい打合せをして進められていきました。
子供たちも作業のポイントをよく聴いて自分から進んで準備作業に取り組みました。
・「一小」の形に「巻文字」に机を配置し、台紙の上に海苔の下地をつくります。
・12kgの米を二つのガス釜で炊き、炊き上がったら酢と混ぜて寿司飯をつくります。
・きゅうり、かんぴょう、しいたけ、厚焼きたまごを切って順番にトレーに並べる。
そして、1時間半ほどで巻物の準備が整いました。
長机4~5本に長い海苔巻きの材料が並べられていきます。
寿司飯を均等に広げ、きゅうり、たまご、かんぴょう、しいたけ、の順に具材をのせ、
準備完了。
児童、保護者、教職員、卒業生、新一年生や小さな兄弟も含め総勢70名程が4列に並び、「せーの、一小巻き~!」の合図で巻きました。
長い巻物ができると歓声・拍手がおこりました。
ご来賓の第一自治振興会長さん、教育長さんも微笑みながら活動の様子をご覧いただきました。
この行事を支えてくださる地域の方々にも大変お世話になり、心から感謝申し上げます。
逆境を乗り越える学びの機会を創る
進級・卒業にむけて、子供たちが次のステージに向かう姿をイメージする時期です。
1月から始まったスキー授業をみれば、昨年は苦戦していた子が、今年は初めからリフトにのってスイスイと滑走する様子をみて、子供の成長の力に驚かされます。
たった一度の「できる気体験」や「その気体験」がもたらす自信は、次なる挑戦の基礎になります。
各地の学校の取組をみると、心温まる成長のドラマを目にします。
2023年10月、函館の中学校で行われた出前授業についての記事です。
「夢を叶える生き方を学ぶ」投稿日時 : 2023/10/13 校長
https://hakodate-kikyojhs.edumap.jp/
南極を旅した方の講話ですが、学校に招いた背景にはどんな思いがあったのでしょうか。それが気になって学校便りを読んでみました。
10月の学校便りの巻頭には、逆境を乗り越えるエピソードが紹介されていました。
抜粋要約しますと、
中学受験に失敗した子が、両親の薦めで行き先も決めずに単身で飛行機に乗った時の話です。中学生の一人旅を心配したCAが声をかけた折、この旅に出た経緯を一気に語ったところ、「着陸後に最後に降りるように」と促され、案内された先は機長のいるコックピットでした。その時に機長から聞いた話がもとになり、その中学生は自身の夢を叶える道に進んだというのです。
勇気が湧いてくる話です。
記事のタイトルは、「子どもたちが失敗を乗り越え、歩んでいくために」でした。
そもそも、失敗とは何でしょうか。
失敗したと思ったのは自分自身です。
その経験がきっかけで、成功につながることは数多くあります。
ペップトークの講演会で聴いた話です。
成功と失敗の共通点は何か。
それは、どちらも「挑戦した証」である。
立ち直るきっかけは人ぞれぞれです。
新たな視点でとらえ方を見直す学びの機会は、人の成長にとって「栄養」のようなものだと思います。
そういう場に身を置くこと、時間をつくることを意識するかどうかで、結果は変わってきます。
2月22日に公開研修会を設けたのは、先生の学びの機会という意味合いだけでなく、
教室にいる子供たちが「心が動く学び」に触れる機会が生まれることを意図しています。
なぜ、教師という職業を選び、
教室で子供たちと共に学ぶことにどんな思いをもっているのか、
その先にどんな未来をみているか、
それを自分の言葉で語ることができる人が、
「先生」として、
子供の背中を押す存在として、
力を発揮できる人として、
子供と共に成長できる人になれると思います。
この先、研修会で全国各地から集う共に学ぶ先生方が創り出す
「心に響く語り」の授業が、
子供たちの心にどんな未来をもたらすのか、愉しみにしています。
研修会案内ページから申し込みください。
R6.2.22公開研修案内「考え議論する道徳授業と学級づくりの原点~心を育てる語り~」
申込→申込フォームから
https://kokc.jp/e/c79ef8da2d622844ed89381042e774ae/
冬休みを元気に過ごすために~集会で「D」のお話し~
近隣でインフルエンザ流行、本校でもお休みがありました。
冬休み前の集会では、健康についてのお話しをしました。
「はいっ!」と気持ちのよい返事がしっかりできる、学芸会で豊かな表現力を発揮した一小っ子の強みを生かしたチャレンジングなストーリー。子供たちの反応も含めて記します。その場を想像しながら読んでいただければ幸いです。
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心を育てる朝会のお話し ~冬休みを元気に過ごすために~
「ねこのプリン」って聞いたことがありますか?(1人の子が反応しました)
想像してください。お皿の上にのっているプリンがねこの形をしています。そのお皿を揺らすとプルプルとゆれるのです。その姿が「かわいいー!」と、今、大人気だというのです。
私はネコが好きです。ねこを飼ったことがある人はいますか?(数人が挙手)ネコをなでると気持ちがよくなりますね。他に、犬、うさぎ、ねずみ、鳥とか、さわったことがありますか?(大半の子が手をあげます)動物をさわると元気になります。それはさわることで愛情のホルモンが出るからです。1人暮らしの人がネコや犬を飼う人がいますが、動物と一緒にいると元気になるからです。
天気の良い日、ネコが窓ぎわで寝っ転がって体をなめていました。なぜ、なめているのでしょうか。(毛づくろい、ノミがいる)
それは、ある栄養素ができるからです。みんなも、よく知っている名前です。(ビタミン)
「ビタミンの中の何?」(Dの形を手で表す)
太陽の光を浴びると、体にビタミンDができます。ネコは毛をなめることで、ビタミンDを体に取り入れています。だから、元気に過ごすことができます。知っていた人?(誰もいませんでした)
みなさん、天気の良い日の休み時間には、築山など外に行って遊びますよね。そのとき、太陽の光を浴びて、みんなの体にはビタミンDがつくられています。インフルエンザなどの病気にも負けない強い体がつくられるのです。では、冬休みを元気に過ごすために、この話を忘れないように体にインストールします。
(ここから劇化を入れてみました。ネコになる、ビタミンDになる遊びです。初めは恥ずかしそうにしている子も周りの様子をみて動き出し、楽しそうにコミュニケーションをとる様子がみられました)
冬休みも元気に過ごしてください。
「音楽の集い」で声をあわせて交流
東川町の子供たちが一堂に会する交流の場「音楽の集い」が開催されました。
インフルエンザ罹患で参加みあわせなど各校ともに影響がありましたが、参加した幼児センター・一小・二小・三小・東川小の子供たちが元気に器楽演奏や合唱を披露しました。
一小っ子はトップバッターとして、学校を代表して高学年が「疾風」を勇壮に奏でました。
その後、全校児童で「TOMORROW」を唄いました。
PTAから寄贈いただいた一小太鼓40周年記念Tシャツがカラフルな華やかさで合唱に彩りを添えました。
大きな体育館のためか、声量は控えめではありますが、美しいハーモニーが会場に響き渡り、大きな拍手をいただきました。
舞台を降りて席に戻る子供たちのホッとした表情が微笑ましかったです。
その後、各校の合奏・合唱は、それぞれ曲調の表現が素晴らしかったです。
聴くときには、手拍子をする、体を動かして踊りだしそうな子もいて、音を愉しむ様子がうかがえました。
また、演奏が終わるたびに盛大な拍手と歓声もきこえてきました。
最後に、東川小学校スクールバンドの伴奏にあわせてBlieveを全体合唱しました。
木管・金管楽器を主体にした豊かな音色に聴き惚れるような前奏・間奏。
クライマックスでは、低学年の子供たちが「I Blieve in FUTURE」の歌詞を背伸びをして声を遠くに届かせようとする姿が見られるなど、各校の先生たちの関わりや子供たちが練習してきた1人1人の声がコラボレーションし、心に響く舞台が生まれました。
また、学校を越えてつながる仲間と遠くから手を振って意思疎通する様子がみられました。
音楽は情操を豊かにし、非認知能力を育む空間を創り出します。
学び多き貴重で有り難い機会をいただきました。
ご準備いただいた関係者の皆様方に感謝申し上げます。
自己肯定感を育む「ホーム」の活動~心のキャッチボール~
後期たてわり班活動がスタートしました。
新チームが決まり、今後の活動への意欲づけをするために、
「心のキャチボール」をテーマにワークショップを行いました。
朝のチャレンジタイムは15分間です。
登校した子供は次々とスマイルルームに集まってきます。
3つのチームが車座になって、活動スタート。
「おはようございます!」(おはようございます!)
「挨拶をなげたら、挨拶を返してくれたよね。」
ボールを投げたら、ボールが返ってくる、こういうのを何というかな?
(キャッチボール)
「では、投げているものは何かな?ボールじゃなくて、漢字一文字が入る。」
(声)
「それ、正解。」
とっさに、演劇的手法を活用して、「あ」を言うワークを入れました。
(びっくりして、「あ!」)
(かなしそうに、「あ~」)
(100円拾った!「あっ!」)
手を上げる、頭を抱える、指をさす、動き回るなど、瞬時に反応する子供たちの表現力はなかなかのものです。
「今やったのは声ね。今まで、楽しい活動をたくさんしてきました。リトミック。音楽にあわせて体を動かす。太鼓も同じです。」
「今日やるのは心。心をなげかけて心を受け取る、それを体で体験します。」
その後、即興(インプロビゼーション)演劇につながるワークを取り入れました。
<グループワーク>
・パチンと手をたたいて渡す
・「あなた」と手刀でさして渡す
・「100円落としたよ」で渡す
・「アイス食べちゃった」で渡す
<ペアワーク>
「ドラえもん、ドラミちゃん」(握手でつかむ・逃げる)
子供たちは、ルールを瞬時に理解して、「心」の玉(ボール)をなげて、キャッチする活動を愉しんでいました。
楽しい時間は、自分たちで考えて創り出していこうと伝えて、「お開き」としました。
すると、クラスの朝の会で、一年生が、
「お昼休み、”ドラえもん、ドラミちゃん”をやりましょう。」
と提案したという話が聞こえてきました。
後期も、ますます、躍進が期待できそうな雰囲気を感じました。
一小太鼓 新曲『滝にかかる虹』初演奏
19台の和太鼓をフル活用し、全校児童オールメンバーによる創作曲ができました。
一小太鼓40周年記念 創作太鼓『滝にかかる虹』
10月29日(日)9:00~学芸会にて、初の一般公開となります。
10月5日は「教師の日」~京都市から嬉しいメッセージ~
他所の地域で起きていることは他人事ではないと感じます。
研修などで全国各地の方々とお会いする時、同じ悩みや課題を抱えていることがあり共感することが多いです。
関西の仲間から、素敵なお便りのお知らせがありました。
それは、京都市の校長先生からのお便りでした。
紐解いてみると、 京都市PTA連絡協議会から寄せられたメッセージをうけての言葉でした。
先生への感謝を込めて ~10月5日「教師の日」に~
(抜粋)
先生方は、ご自身の体調管理や日常生活もある中、子どもたち一人ひとりに気を配りながら、懸命に感染対策を施し、毎日の授業はもとより、修学旅行や運動会等の学校行事を実施してくださいました。子どもたちの学校生活が少しでも充実するように、最前線で奮闘してくださり、感謝と尊敬の気持ちでいっぱいです。当たり前と思っていた子どもたちの学校生活が、先生方のおかげであることに改めて気づきました。
これに対して、鎌田校長先生は、肯定的な言葉でペップトークの学びから得た実感を語られています。
素敵なメッセージから我々が得たもの
(抜粋)
よく読むと京都市PTA連絡協議会様よりいただいたメッセージはまさしくペップトークそのものです。なかなか簡単にはいかないこともありますが、是非とも子育てやチームプレーなどでも試してもらえたらと思います。メッセージは教師だけに限らず学校現場の全教職員にいただいたと思っています。我々教職員も子どもたちの元気づけや応援のためのよい循環を言葉の力をつかって生み出していきたいと思います。
これを読んで、私は「自分事」と思いました。
あたりまえではないと感じたときに、感謝の心が言葉になって湧き上がる、
素敵なストーリーだと思いました。
このように、応援し合う言葉の循環が起きるコミュニティは、学校が核になってつくられることを、改めて実感しました。
う~みさんの音楽出前授業で私たちが受け取ったメッセージ。
「子供は親が大好き」です。
愛されたいという想いが、挑戦する、やる気の源だと思います。
されど、日々、親としては、
子供にどう関われば良いのか、悩むことも多々あることと思います。
それは教師である私たちも同じです。
教育相談週間では、担任から「有意義な時間だった」というコメントがありました。
子供が何をもとめているのか、何をしてほしいのか、
大人も子供と共に学ぶ中で、見つけていけたらと思います。
工藤勇一先生の著書にある、宿題を廃止した理由に改めて目を通しました。
家庭学習習慣よりも、もっと大切にすることがある。
それは、子供時代の「今」を謳歌する時間を保障することかなと思います。
今まで(慣習)にこだわるのではなく、
「今」を大切にしたいと思います。
だから、次の言葉を大切に関わります。
1 どうしたの?
2 どうしたいの?
3 (私に)何かできることある?
正解より”納得解”を探して。
引用・転載:京都市立修学院小学校 ホームページ
<キャリアペップ授業>一小太鼓に新しい幕開け~子供が創る新曲を初披露”う~み”さん驚愕の感動返しで「プリン」を熱唱~子供の心に灯った光<マンガ思考振り返り>
<音楽で世界を旅する歌手の出前授業2nd.@う〜みさんの生き方に学ぶ>
高学年の授業では、うーみさんの歌の背景から、生き方を学びました。
「みんなの太鼓が聴きたい。やってくれる?」
(おおお!やったーーーーー!ジャンプして喜ぶ高学年)
はじめてお客さんの前で披露する、制作中の「創作太鼓」を演奏。
演奏が終わったとたん、
「みんな、あたまの中どうなってるの?」
と驚愕するう~みさん。
「もう本当に感動した!じゃあ、う~みも”感動返し”だ。」
(どっかで聴いたなこの台詞・・・)
やりたかったことができなかった学生時代。
お母さんと仲が悪かったのはなんでだと思う?
そっくりだったんだね。占いから、数字まで。
そしたら、お母さんが難病にかかって、その大世話をさせてもらった。
やってみたら、すごく嬉しかった。
お母さんが病気にならんかったら、お母さんの手に触ることも、抱き合うこともなかった。
私は、こんなにお母さんのことを好きやって。
子供は自分が1番じゃないとダメと思う。
お母さんは、言いたいことも含めて、39(サンキュウー)の日に旅立っていった。
5年といわれたのに、8年も生きた。
今できること、いただきますでも、
お世話になっている人に、毎回伝える。
できる時に、伝えたいことは伝えてください。
吉本新喜劇の小籔さんとつくった曲。
では、聞いてください。
「プリン」
お父さん、お母さん、
大好きって言ったことある?抱き合うことある?
(腕枕してくれる)
その手、大事にしてね。
自分は世界一頑張っている。自分を抱きしめて。
じゃあ、歌おうか
♪もみじ
♪七つの子
「かーらすー なぜなくのー」
(カラスの勝手でしょ!)(^0^)
(残念な生き物辞典にのってた)
カラスは何年生きると思う?まちのカラスは5〜6年とか。
家で飼ったら何十年も生きるんだって。
(へえー)
熊は腹8分目までしか食べない。だから北見の方では、熊の分を食べなきゃならない分を畑でつくるんだって。
次、何、歌おうか?クリスマスは?
(煙突から落っこちるやつ)
♪あわてんぼうの サンタクロース
東北の地震があったとき、歌で励ます歌はないかなぁ?
でもないのよ。
だから、みんなが知っている童謡、童謡がすごいのよ。
そしたら、
アメリカから依頼がきて、全米でう〜みのラジオが放送されているの。
今は一瞬で世界中に行ける。
住みたい場所、一緒にいたい人と暮らして。
それが大事。
今の自分が一番大事。
子供のたちの純粋な心に灯が灯った瞬間でした。
「親を大事にしないとなあと思いました。」
<マンガ思考の振り返り>
児童会役員選挙&立会演説会
綺麗になったスマイルルームに足を踏み入れると、3年生以上の子供たちがニコニコ笑顔で、
「こんにちは!」
と元気な挨拶で迎えてくれました。
それだけで、すごい!と思いました。
演説会で語られた
立候補者の「公約」です。
会長「楽しい企画をいっぱい考えて、皆さんの笑顔を見れる学校」
副会長「みんなが良いあいさつをできるようにして学校全体を明るくしたい」
書記「悩みなどを解決、全校遊びを行って、笑顔であふれる学校」
それぞれのアイデアは異なります。
共通しているのは、
「笑顔で明るく楽しい学校」
です。
「優しい言葉で幸せが実る〜優言実幸〜」
を叶える活動をしっかり考えてくれています。
前期の児童会でつくった「ありがとうメッセージ」の掲示版には、
お互いを認め感謝を示す言葉であふれました。
後期の役員を中心に、日々の活動を大切にして公約を実現してくれることを願っています。
プロダンサーによるSTANDダンス出前授業
夏休み前、最後の全校体育は、北海道唯一のSAーYA(せーや)さんによる「STANDダンス」の出前授業でした。
7月には、富良野市、旭川市の小学校でも授業をされたそうです。
今回の授業は、北海道内の学校への出張授業を提供する会社からダンサーを派遣していただきました。
各地で、”ダンス”を通じて自己肯定感や自己実現する力を育もうと、子供たちに楽しい授業を工夫する先生方や外部サポーターの尽力されていることを、とても喜ばしいことと思います。
また、他の有益な情報やプログラムを開発・提供いただける企業やNPOなどの団体、教育委員会や地方自治体などの後押しのおかげで、子供たちの健やかな学びを支える授業改善や教育課程の充実が図られることについて、心から感謝しております。
さて、授業は「ヒップポップ」と言われるダンスの発祥・歴史の紐解きから始まりました。
自分のことを理解してもらうためのアピールとして、
伝えたいのは「愛」というメッセージ、
そして、ダンスを通して、感動が伝わったエピソードなど、
ダンサーとして生きる道を選び、
長年、ダンス講師として活動していることをお話していただきました。
そんな生き方に触れ、素直に受けとめている子供の目はキラキラしていました。
実技に入ると、はじめは、ちょっと恥ずかしそうにしていた子も、あっという間にダンスの魅力に引き込まれていきました。
途中から、
3つのグループでターンする場所が違う設定を取り入れ、
たてわり班でチームごとに練習をしました。
リーダのかけ声で子供たちが動き、そこを講師や先生たちがサポートに入ります。
これまでの授業で積み上げてきた「学びに向かう力」が定着してきたことがうかがえます。
そして、フィナーレは、全校一斉でのSTANDダンスのビデオ撮影。
自信たっぷりに楽しそうに動く様子がみえました。
自分たちで何かを創りあげていく感覚をこれからも様々な場で発揮してくれることを願っています。
講師のSAーYAさん、ダンスだけでなく、子供たちへの勇気づけをいただき、ありがとうございました。
一小太鼓40th記念出前授業「音を響かせ!」太鼓教室(感想)
7月15日、一小太鼓の出前授業は、ドラマチックな幕開けとなりました。
一小太鼓の立ち上げに関わり尽力された第61回卒業生(昭和35年卒)の方が来校されました。
新曲に挑む子供の活動の様子をみて、
「“素晴らしい!“の一言に尽きる」
とエールをいただきました。
一小っ子は、練習してきた3曲を演奏し、ゲストと保護者・地域の方々を迎えました。
ゲストには、昨年の地域出前教室に続き、北海若衆太鼓19名の打ち手が躍動!
教室のオープニングは、「新」(あらた)という曲を披露され、“心で打つ“音を響かせました。
冒頭は、太鼓を打つ基本的な心構えを教えていただきました。
「いい音を出す土台をつくる」という足袋をはく意味も学び、
7月1日に初めて足袋をはいて演奏した「音楽行進」での発表体験とつながりました。
それから、たてわり3班の創作活動に一緒に入って”声を出してリズムをあわせる“などポイントを指導いただき、それぞれが新曲を発表しました。
その前には、6月、7月と2回に渡って、木村正人さんの演奏指導による基本リズム・節づくりで創作に向かう下地ができていました。
また、4月から、たてわり班の活動に全職員が関わり、異年齢で互いに協力して学び合う楽しさを実感する場が基盤になっています。
共に意見を出し合い、仲間と力をあわせて音を創りあげていく姿には、一体感・高揚感・充実感がみなぎっていました。
振り返りでは、若衆太鼓の方から、
「短時間で曲をつくり演奏し拍手をもらいました。みんなの心が伝わった。これはとても凄いことです。」
と励ましの言葉をいただきました。
最後に、若衆太鼓が演奏した「しるべ」という曲は、全員ではなく精鋭のメンバーによる演奏でした。
しかし、その漲るパワーは19名の演奏と変わらず、迫力に圧倒されました。
授業の終わりに、一小っ子、若衆太鼓の子供たちへのギフトメッセージを贈りました。
「私が若衆太鼓の好きなところは、横でみている仲間からの声援、かけ声です。それも含めて演奏なのだと思います。」
大切なのは、人数ではなく、個の力を結集し、心を一つにして、一体感を出すこと。
子供たちには、自分なりの解釈で、「太鼓を打つ心」を感じとってほしいと願っていました。
その願いは、音と共に、子供の心に響いていました。
子供たちの振り返り、保護者の感想の一部をご紹介します。
<子供の感想(聞き取り)>
・「とっても楽しかった!」と大喜びでした。
・「大きな音でずっとドキドキしていた」と言っていました。
・覚えていてくれた!私も覚えていた!また会えて嬉しい!一緒に曲を作れて嬉しかった!若衆太鼓のみなさんのようにもっともっと太鼓を上手になりたい!好きになりたい!身体いっぱいで表現したい!ひとつになるってすごい!次は学芸会で私たちの曲を聞いてほしいし、一緒に叩きたい!
若衆太鼓のみなさん、大好き!来年も会いたい!もっとゆっくり会いたい!1日いてほしい!もっともっと教えてほしい!たくさん話したいし遊びたい!
・もっと上手になりたい
・興奮しながら「こう叩いた、あんまり上手くいかなかった、声を出せた、楽しかった」など、身振り手振りを交えて話してくれました。
撮った動画を何度も見ながら、色々解説してくれて
「誰々がうまいんだよなー、この人は去年も来てた」など教えてくれました。
・プロの演奏は凄かった!と興奮しながら話してくれました。
<子供の振り返り>
・太鼓教室で学んだことは、太鼓を使う曲の作り方とみんなでリズムをあわせるのがすごく大事なことです。太鼓教室の皆さんは全員すごく優しくて、いろいろなことを教えてくださり、すごく楽しかったです。叩いてくれた太鼓もすごくすごくて印象に残っています。もしまた会う機会があったら、またその演奏を聴きたいです。
・声をいろんなところで出しているなと思いました。声を出すことは恥ずかしいことじゃないと北海若衆太鼓の人が言ってくれて、私も恥ずかしがらずに声を出したいなと思いました。
・最年長で45歳だったので若い人のチームだと思いました。
・演奏を聴いた時は、とても心まで響きました。心で叩くとはこういうことかと思いました。
・声を出したり、大きい動きをしたりと一小太鼓とはまた違う太鼓の演奏の仕方だと思いました。班に分かれて新しい曲を作る体験では、教わりながら、今までには無かったリズム、動きの曲ができたと思いました。一人だけ違うリズムを叩くところは緊張したけど勇気を出して叩けました。
・北海若衆太鼓の皆さんは表情がとても良くて素敵でした。班長としてやるのがとても難しかったけど、若衆太鼓の人たちに助けてもらっていい曲をつくれたのでよかったです。
・5/6年生の太鼓をたたいた時に力強くたたけました。目線も意識できました。北海若衆太鼓のみなんの演奏を聴いたら、力強くたたいていて、みんなたのしそうにたたいていました。すごかったです。私もみなさんみたいに楽しくたたきたいです。リズム作りでは、若衆太鼓の3人のみなさんとリズムを作りました。いろんな案が出てきて、案を全部つなげてみると、いいリズムが作れました。あり班と、ビタミンB班の演奏もすごかったです。(CCレモン班)
<中学年:マンガ思考の振り返り>
<低学年>
・わたしの太鼓の一番の思い出は、曲を作ることをがんばりました。案を一杯出してくれていたので、楽しい気持ちで曲をつくることができました。北海若衆太鼓の人たちが、手伝ってくれて、曲を作るのって楽しいなと思いました。
・一番楽しかったことは、班ごとに分かれてたのしい曲を新しくつくって、最後に楽しくたたいたことが一番たのしかったです。
<保護者の声>
・今年も若衆太鼓の方たちとの関われる機会を与えてくださり本当にありがとうございました。大人が楽しんでいる姿を子供達が目の当たりにすることで、未来はまだまだ挑戦の延長線上でありそして大人って楽しいってことを感じてもらえる貴重な時間だったと思います。
・フランクな40周年記念であり子供達にとってはたくさん若衆太鼓の皆さんと関われた時間ができて良かったと思います。音を響かす太鼓教室でしたが心まで響かせていただきました。素晴らしい時間と経験、体験を、本当にありがとうございました‼️
・力強く迫力満点の演奏に鳥肌が立ちました。太鼓はこんなにかっこいいんだと改めて感じました。朝早くから東川まで来てくださりありがとうございました。
・今年もお会いできて心震える演奏を2曲も聴かせていただき感無量でした。体育館いっぱい響きわたる太鼓の音、全身全霊の音を、子供達をはじめ会場の皆さんと共に感じられた幸せに感動の涙が自然と出ました。太鼓を通して心がひとつになった時間でした。素敵な時間をありがとうございました。若衆太鼓の皆さんには次は学芸会で子供たちの作った曲を聴いていただきたいですし会いたいです!いつか一緒に演奏できる日を楽しみにこの学びを忘れずに過ごします‼️
・素晴らしい演奏をありがとうございました。演奏の技術はもちろんですが、真剣だったり、楽しく演奏したりする姿、掛け声が、最後まで私たちを釘付けにさせていたと思います。
子どもたちに、人を魅了する演奏を教えていただきありがとうございました。
繋いでいく事、新しいものを生み出すことの素晴らしさを学んでくれたと思います。
・3チームそれぞれ素晴らしい演奏曲になっていて子供の力は無限だなとただただ感動でした。そして若衆太鼓の方たちの助言を聞いてもっともっと素晴らしい曲になり形になり動きになり、完成が楽しみです。
この縁が、次の交流につながるとよいなと思います。
8月12日、江別市大麻にて、4年ぶりとなる公演が行われます。
一小の子供たちとの交流は、若衆太鼓の方々にとっても、学びのある機会だったようです。
お世話になったお礼に、本番にむけてのエール、応援の言葉を送ります。
(子供たちが考えた運動会テーマをアレンジしました。)
本番前のペップトーク、声に出して活用いただければ幸いです。
協力!できる!
応援!できる!
挑戦!できる!
心で打つ!
北海若衆太鼓!
多くの皆さんに、躍動感あふれる北海若衆太鼓の演奏を感じていただければ幸いです。
3校修学旅行2日目
全員元気で朝食会場に集まりました。昨夜は、プールで遊んでお風呂に入って、ぐっすり眠れたようです。デザートにはアイスを数本ほおばるなど食欲も旺盛です。
そして、目線は上向き、エレベーターの上下する様に釘付けになっていました。
朝の身支度もスムーズにでき、予定通り進行しています。
退所式では楽しい思い出ができたことに感謝とお礼を伝えました。
また、思いがけず、ホテルの方からお土産をいただき、喜んでいました。
小樽水族館へ向け、車内では三小担当バスレク、「キャラ当て3ヒントゲーム」「イントロクイズ」などで賑やかです。
水族館に到着。
班ごとに見学に向かいます。
イルカショーでは、歓声と拍手がわきました。
昼食はカツカレーを完食。
午後からは制作体験。
砂で模様をつけるサンドブラスト、ホビー用のルーターで直接ガラスに描くグラスルーティング、
小さいガラスを貼り付けるフュージング、
とんぼ玉の中からやりたいものを選択。
集中して作業に取り組み、
1時間程度で完成しました。
その後、小樽運河周辺でグループで散策しました。お目当てのお店を訪れ、お土産を買うなど、短いひと時を楽しんでいたようです。
時間通りに集合し、お世話になった写真者さんとお別れして、帰路につきました。
<感想発表>
楽しかったこと・学んだこと
・お金の大切さ、使い方を学んだ、よく考えてお買い物をする
・ウォータースライダーにチャレンジ、最初は怖かったけど、楽しめたし、みんなで譲りあった
・動物園のリーダーとしてみんなを引っ張った
・移動の時間が決まっていて、しおりをみて行動できた
・動物園、水族館で動物に触れ合ったこと
・みんなと一緒に行動できたこと
・泊まるのは心配だったけど、みんなと協力して過ごす
・バイキングは自分の食べられる量を考えた
・友だちに話しかけることをがんばった
・ハイエナを見られたこと、グッツを買ったこと
・ホテルの部屋でみんなで遊んだこと
・リーダー会議でメモをしてみんなに話を伝えた
・修学旅行の学びを生かして、お買い物をしたい
・班長としての役割を果たした
・流れるプールで楽しく遊び、平泳ぎを学んだ
・小樽散策で時間がギリギリになったけど間に合ってよかった
・開拓の村で昔の建物が見られてよかった、マネキンのある家でビックリした
・部屋でカードゲームをして、お菓子を食べたこと
・ガラス制作体験をしたこと
・散策で自分の行きたいところに行けてよかった
・時間を守ることが難しかった
・家族や自分のお土産を買うこと
・動物が可愛かった
・友だちとたくさんお話しができてよかった
・夜更かしをしたけど、ちゃんと眠れた
【エピローグ〜感動の再会 】
3校合同修学旅行スタート1日目
早朝から、5・6年生が修学旅行に出かけました。保護者の皆さんに見守られながら、子供たちの表情から小旅行で冒険するワクワク感が伝わってきました。
行きの車内は一小担当のバスレクで盛り上がりました。
途中工事で高速道路が普通区間があり、15分遅れで到着。
道中の雨も上がり、曇り空の中、開拓の村を見学しました。
班ごとに仲良く協力して様々な体験活動を進めています。
以前見学に来たことがある子もいたようですが、大半は初めてのようです。
鰊番屋で炉端を囲む、印刷体験をするなど、当時の様子に思いを巡らせました。
昼食バイキングでは、焼肉、寿司、揚げ物、デザート、よりどりみどりで満喫していました。
率先して肉を焼いておもてなしをする子が、家でよくやるんだよと教えてくれました。
また、綿飴も自分で作るサービスもあり、行列ができていました。
ラーメンをゆで方など、互いに情報交流する様子も見られました。
エネルギー補給した後、円山動物園に向かう車内は、マジカルバナナなどの遊びや歌声などで賑やかです。
動物園では各校合同チームで見学しました。
計画をした順路を考え時間を守って行動できました。
ゾウの展示施設では、
「映画館みたいだね」
との声が聞こえてきました。
ガラス越しとはいえ、ヒグマの迫力を感じる場面もありました。
また、思い出づくりに名前入りの記念メダルや動物に関するグッズを入手するなど、その子らしさを感じる微笑ましいひと時もありました。
ホテルへ向け、二小担当のバスレクが始まりました。次々にクイズが出され、盛り上がりました。
そしてホテルへ到着。
一小の司会進行で、施設の方へ代表児童が挨拶しました。
館内利用の諸注意やマナーについて、しっかり話を聞いていました。
非常口の確認、班長会議の後、
お待ちかねの夕食バイキング。
色とりどりの具材がお皿にのせられ、
「いただきます!」
黙々、モグモグ、
しばらく経つと、
「あー、おしい〜」とか、
「やった〜!」
と賑わっています。
気がつくと子どもたちの目線が上を向いています。
その先には、
ライトアップされたエレベーターが
11階のてっぺんまで辿りついたのを喜んでいることがわかりました。
その様子が面白くて、記念撮影しました。
夜は、流れるプール、ウォータースライダーなど、思い存分、水遊びを満喫していました。
上川管内の学校も多く、お土産をもとめる子どもでショップも賑わっていました。
2日目は小樽に向かいます。
明日に備えて早めに就寝している模様です。
いつも落ち着いている子がハイテンションで楽しさ全開の姿もあれば、
自分で考えてから行動する、
周囲の人への配慮し仲間に声をかけあう様子も見られました。
一小ホーム音読チャレンジ
たてわり班で練習してきた音読を班ごとに披露しました。
『話す聞くスキル3』にある教材文を使いました。
A班「七色とうがらし(口上)」
(京都は東山・三年坂を下ってまいりますと、かどに七味屋さんがございます…)
B班「花いちもんめ」
(勝ってうれしい花いちもんめ 負けてくやしい花いちもんめ…)
C班「自己紹介」
(私の名前は田中たつやです。去年は2年1組でした。…)
全学年が一斉に読むことを考えて、簡単すぎず、難しすぎず、程よいモノを選んだようです。
どの班も、基本の「追い読み」で披露しました。
声を揃えて、発表することができました。
3班の発表の後は、全校音読にチャレンジしました。
教材文は、『話す聞くスキル2』にある
「はるのさんぽ」(まど・みちお)です。
_____
どこも かしこも いちめんの なのはな レンゲソウ
ほら あそこを のそり のそりと ウシが あるいているでしょう…
…
のそり のそり のそりと
はるの さんぽに
でかける ところですよ…
_____
初めに先生がリーダーとなって「追い読み」をしました。
読み方を変えるとリズムも変わり、手振りをつけたり、場面に合わせて読みを工夫する様子も見られました。
2回目は、「みんな読み」をしました。
表現を工夫するよりも全員で声を揃えることに意識がいくようでした。
教材には、さまざまな読み方のヒントが書かれています。
チャレンジには「アリゾウ読みをしよう」とあり、
(これは一体、どのように読むのだろう?)、
と大人でも考えさせる「問い」があります。
おそらく、
「これはこんな感じかな」と読みを工夫しようと挑戦する子が出てくると思います。
こうした活動を通して、自分で「やりたい」気持ちが高まり、
他者と意見を交流する中で、
「協働的な学び」が生まれてくることを願っています。
音で遊んでふしづくり~世界を旅する打楽器奏者まーちゃんライブに学ぶ~
6.13文化芸術による子供育成推進事業(芸術家の派遣事業)①を行いました。
全3回の出前授業では、太鼓をつかった創作活動を継続して行うことを意図しています。
講師は世界を旅する打楽器奏者木村 正人さん(愛称 まーちゃん)
今回の授業で子供たちが得たものは、
【思考アップデート!】です。
全校児童26人は、はじめて、同時に19台の和太鼓を叩きました。
「たてわりホーム」の活動は、ここにつながるように仕込みをしてきました。
年齢差関係なく、同じリズムを叩く場を創ったのは、心を一つにするためです。
一小太鼓は学年ごとに練習し発表する。次の学年に教えるときに交流するというのがこれまでの流れでした。
しかし、30周年のビデオをみたときに、驚きました。
学年の枠をはずして、すべての太鼓を使って子供たちが一同に叩いている姿。
それは、今、失われていました。
それまで3つの大太鼓、スネアみたいな音のする小さい太鼓は眠っていました。
先週、金曜夜、一小太鼓の地域サポーター「からだげんき太鼓サークル」に参加した大人4人で大太鼓をギャラリーから降ろしました。
大太鼓が使われなかった理由は、
人数が減ったこともあったのでしょうが、
おそらく、台がなかったからです。
だからノコで古い台を切って作りました。
前日に職員がV字に19台の太鼓をセッティングをしました。
講師の先生をお迎えする前、準備体操で簡単なリズム打ちをしました。
初めてでも、全員が息のあった音を奏でました。
休み時間も自ら太鼓で遊んでいる子供らの即応力はすごかったです。
そして、木村さんを迎えました。
日本にはない中南米のリズム打ちを体感。
ジェンベ、コンガ、シェケレ
そして、木をくり抜いた自作の太鼓、
ドラムス、
流れるようなデモ演奏に拍手が湧きました。
「やりたい!」と手を挙げた代表の子が楽器体験しました。
そして、全員で中南米のリズム打ちで”世界へ旅”に挑戦しました。
初めて触れるリズムは難しかったのですが、
2時間長丁場、子供らは果敢に練習、
休憩中にはレパートリー3曲も演奏しました。
今年、初披露だったためか、かなり気合の入った演奏でした。
「ここまで叩けるとは、素晴らしいですね」
マーちゃんにお褒めの言葉をいただきました。
また、午後、上教研音楽班研修も行われ、
まーちゃんと地元の太鼓チーム羽衣太鼓と共に、近隣の音楽の先生方も太鼓で創作活動に挑戦しました。
音楽の先生でも和太鼓は初めてという方が多数いらっしゃいましたが、
わずか15分で1曲の創作ができたときにはバチの拍手と歓声がおきました。
3つのグループに分かれて、
主体的、対話的、協働的な学び、アクティブラーニング授業モデルを
和太鼓演奏で体感しました。
「3つのパートをつなぎます。」
(わーっ!)
反応は、ほぼ、子供相手の授業と同じでした。
どう繋いだらかっこいいかを意見交換後、
あわせてみました。
3つ目のグループのラストの節を全員で叩くことにして練習。
音感がいいから直ぐに音が揃います。
そして、創作した3つのメロディがつながり、最後の掛け声が決まった瞬間、
バチの拍手とともに、みんな笑顔でした。
この空気感は、ライブで一緒に体感して伝わるものです。
音楽は眉間にシワをよせて苦しそうに練習するものではなく、
気軽に楽しむところから始めることが何よりだと実感しました。
休み時間、子供たちが楽器のまわりに群がって興味津々で触っている様子は、
「やりたい!」気持ちの表れです。
そして、放課後も、まーちゃんのところに集まって、ドラムセットに座って叩いている様子がステキでした。
一小の子供たちが太鼓を通して得るものは、
心で打つ。
人の心を打つ。
感動を創り出す。
他にもたくさんの学びが生まれるでしょう。
午前も午後も、ラストの演奏では、木村さんの華麗な演奏でRavvastが活躍しました。
2月のRavvast「音楽の森」出前授業の文化は、今も子供たちの心の中に流れています。
レッツ朝活!リトミック!
6月8日、「たてわりホーム」の朝活は、初めてリトミックにチャレンジしました。
講師の先生が、
「リトミック、やったことある人?」
と聞くと、なんと!一人も手が挙がりませんでした。
幼稚園・保育所では経験していると思うのですが、名前を知らなかっただけだと推察します。
<講師 おとらぼ 戸田 佳代子さん>~普段は幼児、親子、高齢者など幅広くリトミックを指導されています。
※おとらぼのリンクからは高齢者の施設での多世代が集う演奏交流が紹介されています。(旭川ケーブルテレビ ポテトで放映された内容です。)
ピアノがなると、リズム打ちが始まりました。
音が止まると手拍子を止めるルールです。
うまく止められずに、ニコッとする様子をみると、
(あっ、しまった)という心の声が聞こえるようです。
たてわり班に分かれて、2人ペアをつくります。
両手をあわせてポンポンと手をあわせますが、痛くないように優しく手をあわせます。
ギャロップであちこちへ移動します。
ぶつからないように、周囲を気遣う姿がみられました。
音が止まると、その場に止まる。
途中で、音に合わせて「座る」、「ジャンプ」も入ります。
子供の動きをみながら、伴奏でリズム、テンポを変えて、調整力を鍛えます。
動きながら、前のペアをみつけて、ひざポンをおさらいします。
初めは戸惑いつつも、音に合わせていろんな動きをする中で、
次第にみんなの輪の中に入り、コミュニケーションを楽しむ姿が見られました。
講師の先生とハイタッチでさようなら!
「また、リトミックやりたいなあ。」
楽しい朝の始まり、たてわりホーム活動でした。
その後、1・2年生の音楽の授業でも、様々な音遊びを楽しみました。
お昼時、1年生が、
「今日は楽しかったなあ」と呟いていました。
先生たちも一緒に動いて、リトミックの技を学ぶことができました。
講師の戸田佳代子さんから、応援メッセージをいただきました。
リトミックは、遊びながら集中力やコミュニケーション能力を向上するとともに、意図的に自律心や状況判断力といった力も養うことができる、便利なツールでもあります。
行動や声量のコントロールなどが難しいお子さんにも、楽しみの経験を通してコントロールを身につけることができてきますので、日々の遊びの中にもご活用いただければ幸いです!
早朝から有意義な時間をつくるために、ご指導・ご協力いただき、ありがとうございました。
スタートダッシュ!
「フォームが美しい」、「以前、外部講師を招いて練習をしていた」
運動会練習の後、子供の走力について、職員室で話題になりました。
昨年6月、まだコロナ状況下でしたが、
運動会前に「走り方教室」の出前授業を行いました。
講師の2人は、クロスカントリースキーで鍛えた筋金入りの足腰の強さを体現しました。
その走りに圧倒された子供たちは、本番さながらの盛り上がりでした。
<アーカイブ>「走り方教室」:「子供の問いから特別授業へ」
こうしたドラマには、要所で先生の関わりがあります。
例えば、リレーの練習で休む子がいるときは、かわりに先生がバトンをつなぐことがあります。
また、休み時間には子供と一緒に遊ぶ先生もいます。
情報を整理する、協力者を依頼するなど、陰でサポート役となる方もいます。
多くの支えがあって、小さな積み重ねが実を結びます。
日常から体を動かすことを楽しむ環境づくり、習慣化することが大切です。
休み時間、グラウンドで、気持ちのよい光景を目にしました。
スタートラインで両手をつき、
終わりのチャイムの合図とともに、
スタートダッシュをして、全速力で戻ってくる子がいました。
「なかなか、いいスタートだったよ。」
と声をかけたら、
「ありがとうございます。」
という言葉が返ってきました。
自分なりに、できることを見つけて、
遊び感覚で小さな努力をする様子が微笑ましかったです。
「質問できる子」が育つ環境づくり~予防安全~
「どうやったら連続でできるんですか?」
二重跳びを練習していた子が質問してきました。
授業ではなく、休み時間に聞いてきたのです。
本校では、「パワフルウィーク」という名称で全校で体力づくりを行っています。
ウィークとはなっていますが、実際には、木曜日の中休みだけ参集します。
様子を見にいくと、クラス毎に縄跳びにチャレンジしていました。
カードに挑戦する種目と回数が示してあり、それをもとに子ども同士で見合って練習をしています。
6年生の中には30回以上、二重跳びに成功している子がいました。
下の学年の子はその様子を遠巻きにみています。
すると、
二重跳びを練習していた子が質問してきました。
「どうやったら連続でできるんですか?」
そこで、縄の回し方と、リズムの取り方の二つの練習方法を伝えました。
ほんの1分程度の時間です。
この時間を創り出したのは、質問した子ども自身です。
授業では、活動内容と目標を教師が示し、そこに向けて活動させ、達成できるまで努力を促します。
ある意味、強制力が伴う、他律的な営みが授業です。
はじめは仕方なくやっていても、できないことができるようになるのは達成感や満足感が得られます。
だから、はじめは嫌々でも、できるよと励ましたり、努力したら褒めたりする中で、
子どもはだんだん面白くなって努力するようになります。
この縄跳びの取り組みも、休み時間に集めて活動させているわけですから、
自主的な取り組みと言っても、完全な自由ではありません。
本来的な趣旨から言うと、休み時間は「休む」ことが活動です。
あくまで、子どもは「遊び」の延長の中で、推奨される提案に対して「付き合って」活動しているわけです。
そこを踏まえて、毎日の休み時間ではなく、週1回だけの参集となっています。
だからこそ、支える大人は、子どものやりたい気持ちを尊重し、
その願いに応じた付き合い方を、意識して関わっています。
つまり、「質問してくる子がいる」という事実から読み取れることは、
子どもの心が解放されている、
・できるようになりたい(できる気)、
・わかるようになりたい(わかる気)、
・やりたい気持ち(その気)、
になっている状態ということです。
これは、とりもなおさず、一番の支えとなる担任、サポートする教職員の集団が、
上記を意識しているから起きる素敵なドラマと実感しています。
「優言実幸」(優しい言葉で幸せが実る)、
言葉による自己肯定感を育むインプットが功を奏しているとみています。
反対に、もし、指示的、威圧的、子どもは大人に従って当たり前、
というような感覚で先生が授業や学級経営をしていると、
クラスに支持的風土は育ちませんし、
それを放っておくと、いじめの温床をうむことにもつながってしまいます。
それを防ぐ方法の一つが、いじめアンケート、体罰調査、など、子どもの声を聴く仕組みです。
大切なことは、それがあるから気をつけるではなく、
学びの主体者である子どもが自己実現を図るための環境を、
どのようにつくるかという設計図(グランドデザイン)を描き、
それを教職員で共有し、
枠組み(学年・学級・授業・行事)の中で、具体的に進めていくことです。
昨日は、「マンガ思考」という思考を視覚化するツールを学ぶ出前授業と研修がありました。
前向きな言葉かけペップトークと共に、
自己肯定感を育む予防的安全装置として、有効な方法の一つです。
すでに、中学年では、日常の振り返りでマンガ思考のシートを活用して、心の整理をする取り組みを進めています。
運動会も取り組みの一つです。
「ようこそ、いらっしゃいました!」
「観に来て下さり、ありがとうございます。」
「ご参加いただき、いかがでしたか?」
という言葉や態度、相手意識を発揮する子どもの姿を思い描いています。
想像力を働かせて
12日、中学年が前庭と築山周辺に「秘密基地」をつくりました。
休み時間にのぞきに行った大人が歓待を受けました。
ビュースポットのある丘の上のカフェ、
立体テレビLiveが観られるルーム、
タープの日陰のもとでルームランナーで体力づくりができるキャンプ場、
など、さまざまなコンセプトでアクティビティが楽しめる空間がデザインされていました。
豊かな発想力におどろきました‼️
朝の読み聞かせ
15日、今年初めての読み聞かせがありました。
人数の多い学年は2教室に分かれて、想像力を働かせて絵本の世界に親しみました。
ボランティアで読み聞かせをしていただいているポッケの会の方々、いつも素敵な時間をありがとうございます。
絵本大好き!ブックトーク
5/12、「ほんの森」の職員の方が来校され、
1・2年生の教室で「ブックトーク」を行ってくださいました。
なんと、東川町では『マイブックマイトーク事業』として、新1年生には1冊絵本がプレゼントされるとのことで、
その本を選んでもらおうと、30冊の本がフロアーに並べられた様子をみて、
「あの本よんだことある。~がでてきてね・・・」
など、子どもは興味津々の様子。
ブックトークのあと、1年生はお気に入りを本を選んだようです。
「えっ?わたしたちはもらえないの?」
と2年生の子は、去年もらったことをすっかり忘れていた模様。
大人はクスッと笑いをこらえて、ほのぼのとした空気が教室に流れていました。
来校された方は、日本で屈指の絵本文化でまちづくりをしている剣淵町に縁があり、
運良く、剣淵に勤務したことがある教職員と絵本にまつわる話題で盛り上がりました。
絵本の里大賞など絵本作家の方と交流や、
出前授業などで作品の背景に触れる機会を通して、
絵本と出会う体験は豊かな感性を育むことを改めて実感する一日でした。
15日には、朝の時間帯、保護者・地域の有志(ポッケの会)の方による絵本の読み聞かせが予定されています。
子どもたちは、毎月1回の読み聞かせをとても楽しみにしています。
子どもが言葉を獲得する過程では、聴覚入力がとても大切だと言われています。
大人の膝の上にのって絵をみながら本の内容を繰り返し聞くことで、絵本の世界に触れ、次第に言葉を覚えていきます。
「本読んで~」と子どもにせがまれたときに、
(またこの本か・・・)
とウンザリする場面もあるかもしれませんが、
その繰り返しが言語の獲得と、親子の信頼関係をつくり、豊かな言葉の感性を育むことにつながっているのです。
絵本が好きな子は、本を通して多くを学んでいます。
こうしたインプットを繰り返すと、自然とアウトプットするようになります。
例えば、児童会の企画で、
「今日は中休みに絵本の読み聞かせがあります・・・」
などと、ある小学校では日常の一コマでした。
つまり、良質の言葉に触れると、言葉の遊びが楽しくなり、
自然と、絵本を読み聞かせや本の紹介をするようになります。
各学年の国語には読書教材があります。
例えば、本の扉を紹介する場面などで、
司書さんやボランティアの方をゲストに招くなど、
子どもの読み聞かせやブックトーク、ビブリオバトルなど、
子どもたちの創意工夫ある読書活動をみていただけたらよいなとイメージが膨らみます。
授業も日常生活も同じです。
日々を楽しくするためは、
「あるものに目をむける」
かどうかで変わってくると思います。
来月は絵本の贈呈の折り、本に触れる機会を提供いただける予定です。
ステキな授業の機会を設けてくださった関係者の皆様に感謝申し上げます。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
避難訓練(火災)
大雪消防署から3名の方をお招きして避難訓練を行いました。
避難時は煙を吸い込まないようにハンカチを口にあてる行動がとれていました。
消火器を使う訓練では、2人組で協力して取り組むことができました。
[児童の感想]
いつ火災が起きても安全に逃げることができるように心がけたい。
火事にならないように気をつけて生活したい。
聴く態度、発表も立派でした。
☆「その気」チャレンジ!☆『マンガ思考』で自己肯定感を育む
26日、3・4年のクラスでは、Zoomを通して
の出前授業を行いました。
講師の寺田彩乃さんは、ご自身の経験から独自の思考ツールを開発されたそうです。
具体的には、自分の感情をマンガのキャラクターにして表現するというもので、
そのキャラをみつめることで、自分自身の感情の変化をメタ認知し、自己コントロールができるという優れものです。
自分の中にあるいろいろな気持ちは、研究によれば驚くほどの種類に分類されるそうです。
それらをマンガに表して,自分の気持ちを理解したり,表現したりする「マンガ思考」としてまとめあげたワークシートは、とてもシンプルでわかりやすいものでした。
授業の冒頭で、
「マンガが好きな人?」
と問われると、一斉に挙手する様子から、
子どもたちのワクワク感が伝わってきました。
ワークに示されたお手本をみながら、眉毛や口の形などの表情をマンガで描く、
また、気持ちを書き入れる様子は、実に楽しそうでした。
大画面テレビの前で、自分が描いたマンガの解説を元気よく発表する様子もステキでした。
どの子も真剣に考え,楽しく学習取り組む様子から、
「子どもは自分に興味がある」
「成長したい」
という気持ちがあることを、改めて実感しました。
授業後は職員研修で授業の様子を話題にし、また寺田さんから、大人むけの講義も受けました。
大人もワークショップで学ぶ中で、和気藹々と交流しながら、マンガ思考のエキスを学び、今後の授業や日常生活をより良くしていきたいと心を新たにした「優しい時間」が生まれました。
クラス、たてわり交流や児童会活動など、様々な場面で活用されることを夢見ています。
人を励ます言葉かけペップトークとあわせて、
マンガ思考を活用し、
子どもが「自分大好き」、「その気」になる関わりを今後も続けてまいります。
<お知らせ>
5月には、上川教育研修センターともタイアップして、高学年の出前授業・職員研修が予定されています。
近隣の方は授業参観、研修参加も受け入れます。
寺田さんの授業を受けてみたい方、学校までお問い合わせください。
自分の命を守る「交通安全教室」
4月20(木)の3時間目(10:35~11:20)に、低温で肌寒い天候ではありましたが、交通安全教室が行われました。
事前に自転車点検を済ませ(樋口自転車店にご協力いただきました)、東川西駐在所所長さん、交通安全協会の皆さんにご支援いただき、交差点信号の横断実地演習および自転車を使用したミニコース練習(ジグザグ・8の字・1本道)と実際の歩道と交差点に出て、安全走行を体験しました。
どの児童も、「自分の命は自分で守る」ことを抱いた真剣な表情で取り組むことができました。
今年度も多くの皆様にご協力いただきながら安全教室を無事に取り組めたことに感謝申し上げます。
(令和5年度から、安全上の観点から町予算で措置され、全小学生がモンベル製のヘルメットを着用しています。)
給食のはじまり
新一年生も給食がはじまりました。
今日のメニューは、シチュー、コロッケ、牛乳、パン、お祝いのデザート。
いつもは、東川町の特産「お米」のご飯が定番ですが、ふっくと柔らかいパンで特別感がありました。
お祝いのデザートは凍った状態で、室温で溶かしてから食べていたようです。
お昼の放送では献立の紹介の後に、食べ物クイズが出ます。
答えは何だろうと話題にするなど、食に興味が湧くような様子がみてとれます。
コロナも落ち着き、食事中の会話もできるようになり、給食中の楽しみが増えたように思います。
楽しく食べることが学びのはじまりだと実感しています。
「卒業・進級」にむけた成長の姿~言葉がもたらす行動変容
卒業式前の練習。時間をとって挨拶や礼のやり方を学びます。
毎日の学級での練習、個人練習などを積み重ねていくと、次第に上手くなっていきます。
例えば、今回の在校生の「よびかけ」で一番多く出てくる言葉は「ありがとう」です。
「ありがとう」の言い方一つで、相手に伝わるメッセージ、印象は変わります。
「明るく」
「歯切れ良く」
「嬉しそうに」
「その場面を思い浮かべて」
これらの言葉のイメージが、声のトーンや抑揚の変化につながっていきます。
例えば、歩き方も同じです。
「ササッと」
「スーッと」
「前を向いて」
「遠くをみて」
一つ、意識するだけで、動きは変わります。
所作も同じです。(礼、座る、立つ、歩いて向きを変える、等)
一つの動きを洗練させていくと、それは「美しさ」となり、
その動きができることに自信をもつようになります。
芸事(茶道、華道、書道、剣道、柔道、等)の動きは、稽古・鍛錬を重ねた上での極みだと思います。
海外から来られた方が、日本の文化を学びたいと習い事をすることがあります。
それと同じように、日本を離れて外からみて気がつくことが多々あると思います。
卒業式・入学式は、儀式的行事です。
卒業式は、日本の文化の素養を身につける初歩となる体験なのではないかと思います。
10歳に満たないシングルエイジの子が卒業式に出ることは、なかなか大変です。
正直なところ、面倒だな・・・と思う気持ちもあると思います。
見方を変えれば、小さな学校ならではの貴重な体験です。
練習に向かう中で我慢する力も鍛えられます。
練習のたびに、子供の小さな変化をみつけては、
アイコンタクトや身振りなどの非言語メッセージ、
言葉かけや文字コメントなどの言語メッセージで、
認め励ます関わりを大切にしています。
子供が小さくガッツポーズをしたり、ニコッと微笑んだりするなど、
自分の成長を喜ぶ姿をみたとき、
この仕事を通してのやり甲斐を感じます。
参列される保護者・地域の来賓の方々も、
行事の一場面をみて、子供の変化を感じることがあると思います。
その折りには、励ましの言葉をかけていただけると幸いです。
「包括的性教育」出前授業
2/20,進学を控えたこの時期、思春期を迎える小学校5・6年生を対象に包括的性教育をテーマに出前授業を行いました。
講師の先生の問いかけにより、対話的な学びで授業は進められました。
ディスカッションの中で、
・人はそれぞれ感じ方が違うこと
・お互いにハッピーで生きていける方法
について、意見交換が行われました。
正解がない事柄について、議論する中で思考を深める授業のアップデートがされてきています。
授業後、子供たちからは、
「今まで関心がなかった、考えたこともなかったことを考えるのは難しかった。」
「知らなかったことを学べてよかった。」
など、新たな気づきを語っていました。
24日の金曜日には、LGBTQをテーマに授業を行いました。
2月に発出された北海道教育委員会の通知
「教職員研修資料
性的マイノリティに係る児童生徒へのきめ細かな対応について」
によると、
「教職員が自ら性の多様性について学び、理解を深めることが重要」
と明記されています。
こうした流れを受け、
授業のあった20日には、藤星高校の先生を講師に招いて性教育に関する職員研修を行いました。
今、研修のあり方も包括的に行っていくことが求められています。
【“心をつなぐ”一小巻き大会】
1月29日、東川第一小学校にて、一小巻き大会が行われました。第一小学校PTAが主催。小学生の兄弟,幼児から大人まで約80名が参加しました。冒頭、過去のイベントの様子を、保護者カメラマンが撮影した写真スライドで振り返りました。
その後、会場設営班,お米を炊く班,具材の調理班に分かれて準備を始めました。
のり巻きは、長机4本をつないで最大約8mの長さでセッテョング。簾(すだれ)の代わりにロール紙をひいて、その上で一枚一枚のりをつないで、下地をつくります。
お米をといでザルで水をきり、大きな釜でご飯を炊き、調味料を入れて酢飯をつくります。大人の助けをかりながらも、3・4年生が段取りよく準備を進め、洗い物も進んでやっていました。
巻物に入れる食材は、きゅうり、かんぴょう、しいたけ、かにかま、卵焼き。多くの具材を、卒業生や大人からアドバイスをもらって、5・6年生が連携プレーで準備していました。
これらの具材の準備には、食育の観点から「地産地消」の取組が代々受け継がれてきました。かんぴょうは5・6年生が学校園で育てたものを、秋に収穫して干しておきました。椎茸は地元の農家さんにいただき、校内で菌床栽培したものです。お米は3・4年生が稲作体験で育てた東川米を農家さんから提供いただきました。
一通り、具材準備が終わった頃、突如、謎の「ゆるきゃら」があらわれました。名前は「マッキ-」というらしいのですが、卒業生が自由研究で一小にまつわるものとして考案したそうです。こうした盛り上げる雰囲気が生まれるほど、子どもたちに愛されていた一小巻き大会。
場内アナウンスの合図で、酢飯と具材が体育館へ運び込まれ、いよいよ一小巻きの始まりです。待ってましたとばかりに、子どもも大人もニコニコして、会場に向かいます。
体育館には3列のテーブルに、6mが2本、8mが1本の長い海苔の下地ができていました。あわせて20mの太巻きが完成する想定です。子どもたちが配置につき、サポートする大人が間に入ります。会場には、ちょっとした緊張感とワクワクが漲ってきました。
教養部長さんがスライドを使って巻き方の手順を説明。海苔からはみ出ないように酢飯を敷き、きゅうり、たまご、しいたけ、かんぴょうを手際よく並べていきます。
「ここちょっと厚いんじゃない、はみ出ちゃうよ」、「ご飯が足りないよ」、
などと声をかけあって具材を調整するなど、助け合う様子も見られました。
そして、いよいよクライマックスは、「一小巻き」です。すべての場所を同時に巻かないと、うまくいきません。そこで、合図で一斉に、下地のロール紙を持ち上げて巻きます。最初は経験豊富な高学年からチャレンジ。
「3・2・1、一小巻き~!」
クルクルっとロール紙が巻かれて、あっという間に長い筒ができました。そして、紙をはがしてみると…、具材はすべて海苔の中に隠れています!
最後に、仕上げ巻きをして完成!
「できた~!」と歓声がおきます。
そこから、「一小巻き」をみんなの手で持ち上げます。再び、わーっと拍手がわき起こりました。
その後、中学年では、少し具材がはみ出るハプニングに「あまり気にしないように…」との声かけに笑いがおきました。
「できるかな」と、少し心配そうだった低学年も見事に完成!写真撮影では「どうだ!」とばかりに自慢たっぷりの表情を浮かべる子もいて、微笑ましい一時が生まれました。
完成した一小巻きは包丁で仲良く等分され持ち帰り用のり巻きに変身。
閉会式後、役場の方のインタビューでは、4年生が
「ご飯を洗うときに何回も繰り返さないといけなくて手が冷たくて大変」
「みんなで巻くときが楽しかった」
「欲張りすぎてバクハツした、具材が多すぎで…」
「食べるのが楽しみ」
「来年もやりたい」
と振り返り、笑顔で答えていました。
こうした活動を通してコミュニケーション力や協調性が養われることを肌で感じる貴重な機会となりました。
(取材:一笑麻樹)
<荒谷校長からメッセージ>
今、東川第一小学校では、自己肯定感を育む前向きな言葉かけ“ペップトーク”を授業や日常活動に取り入れ、お互いの良さを認め励ます関わりを大切にしています。日々の活動を振り返り、よかったことを見つける習慣づくりが、未来を拓く力につながると考えているからです。子どもたちには、今回のようなイベントは保護者や卒業生、地域の人の温かい気持ちから生まれた素敵なこと、当たり前ではなく“有り難い”こととして受けとめてほしいです。こうした経験を生かして、自分にできることを見つけて新しいものを創り出す“冒険心”をもって前向きに歩んでほしいです。できるかどうか、ではなく、できると信じて、チャレンジしましょう!
地域連携出前授業のつくりかた(認知症サポーター養成講座・介護劇体験)
本校では、主体的な学び、対話的な学び、協働的な学びの実現にむけて、カリキュラム・マネジメントを進めています。
出前授業を実施するポイントは、学びを生み出す教員が、専門職として外部講師を招いて、直接または間接的な体験学習を導入することで、思考・判断する場面を設けて、深い理解を促すところにあります。
もう一つのねらいは、こうした出前授業を通して、地域と連携・協働で教育活動を充実させるところにあります。
CSR(企業の社会貢献)による出前授業が行われていますが、それらは企業に望まれる人材育成や企業理念の実現というねらいがあります。
その点が教育活動のねらいと合致するなら、協働で授業・教育活動の充実をめざすことは、社会・経済の発展に寄与することになります。
何より、鋭敏な感覚をもつ子供が、社会の変化にダイレクトに触れることは、キャリア形成やwell-beingの観点から、意義深い学びにつながります。
ただし、学校の授業を行うのは専門職である教員でり、外部人材活用を含めて教育課程を改善していくには、準備する時間が必要です。
その点を考慮していただける方々とパートナーシップを築き、今回のような出前授業の企画が生まれていきます。
授業にむけて入念な打合せを行い、写真のような場面が実現しました。以下、授業ダイジェストと担当者の振り返りを綴ります。
[体験活動後の介護劇](ロールプレイのモデル)
高学年は認知症サポーター養成講座を行いました。
高齢者疑似体験を含めて認知症予防の基本的対応について、事例をもとにして自分ごととしてとらえていました。
保健福祉課と社会福祉協議会 5 名のサポーターによる「介護劇」は圧巻でした。お財布を無くしたと思い込んだお年寄りに寄り添う言葉かけをする場面で、2 人の子役が良い例と悪い例を演じます。
2 時間の学習を振り返り、行動化して思考の深まりを促す展開、クライマックスで担任と子供による劇へと発展します。笑いの中で介護のポイントを踏まえた「人に優しい」対応を実践する姿が見られました。
(令和4年1月学校便りより)
[高齢者疑似体験]
認サポは2時間はかかるものだと認識していました。
ジュニア版にアレンジされていることに加え、
理論60分、疑似体験20分、介護劇の間接体験10分、正味90分、
豊富なワーク・事例、子ども用にアレンジした問いも交えて、
2時間の授業の中に入れ込み、実り多き学びの機会をいただけたことに、心から感謝しております。
子どもたちも学習にしっかり臨んでくれた様子が伺えました。
振り返りの介護劇に、本日の学びの要素が凝縮されていたと思います。
機会をみて、職員やPTA、CS委員など、地域の方々にも今回の授業について共有します。
6年生は中学に進み、サロンなどの活動にも目が向くことと思います。
「人にやさしいコミュニティづくり」にむけて、
学校で出来ること、地域と連携して出来ること、共に考えていけたら嬉しいです。
課長様、社会福祉協議会会長様をはじめ、関係各位にも感謝申し上げます。(打合せ担当)
___________________
子ども達に感想を聞いたところ,「楽しかった」「よくわかった」と言っていました。
体験することで,よりお年寄りの大変さに気付いたように思います。人の心に寄り添える子ども達を育てていけたらいいなと,改めて感じました。準備等大変だったと思いますが,素晴らしい授業でした。(授業担当)
___________________
(保健福祉課 担当者様より)
本日は朝早くからありがとうございました!
チームの総力により、私たちも大きな第一歩を踏み出すことができたと感じています。コロナ禍で低迷していた様々なことを掘り起こし、新たな土台作りが必要な時だと思っていますので、認知症に限らず今後も様々なことをみなさんと一緒に学び、共生のまちづくりの一助となることができれば幸いです。
久しぶりにあんなに長時間、人前で話しました!改めて教員の皆様のご苦労を思い知ることができました…ありがとうございます!!
子どもたちが最後に玄関まで来て見送ってくれたこと、外へ出てからも「さようならー!!」と窓から手を振ってくれたこと、すごく嬉しかったです!!
今後とも、『誰もが活躍する居場所と役割のあるコミュニティづくり』のためご指導、ご鞭撻いただけると幸いです。
私たちも貴重な時間を過ごさせていただきました!ありがとうございました!
※介護劇の地域デビュー実現を目指します!!
キャンモア!スキーに挑戦
キトウシ山にある通称「キャンモア」でスキー授業を行いました。
この名前、いつから呼ばれているか歴史を紐解いてみました。
[キャンモアとの姉妹都市交流]
カナダのアルバータ州にあるキャンモア町との交流のはじまりは、1986年に遡ります。国際的に開かれた町づくりを目指してカナダを訪問した当時の東川町長に、 アルバータ州政府から東川町に似た気候風土・観光資源を有するキャンモア町を紹介されたことが契機となりました。友好親善使節団の派遣等の交流が行われたのち、 姉妹提携について合意に至り、1989年7月12日、キャンモア町にて姉妹提携の調印式が行われました。
https://higashikawa-town.jp/portal/machi/panel/9
この流れから、
1991年、交流を記念し、東川町のキトウシ国際スキー場を「キャンモアスキービレッジ」 に改称しリニューアルオープン
したと記録に残っています。
さて、児童はスキー場でリフトに乗ることを楽しみにしているようでした。
その願いは叶いました。
ハの字ストップの練習をしていた1年生がリフトの上から、
「ヤッホー!」と手を振ってニコニコしている姿を見てホッとしました。
初めてリフトに乗る子もいました。
経験値、体力差などを考慮して異年齢で班分け、個別対応をしながら、楽しくスキーに挑戦する場づくりをしました。
スイスイ滑る子、
ゆっくりペースの子も
それぞれが自分の限界を探る、
まさに
Can more
のスキー体験をしていました。
この影には、
スキーシーズン券は町から支給、バスやスキーの運搬など教育委員会のバックアップ、
そして、スキーボランティア3名の手厚いサポートにより、
円滑な授業が運営できることに感謝しております。
スキー授業の始まり
築山にてスキー授業が始まりました。
今週の気温は軒並みマイナス2桁、本日も-10度くらいです。
手袋をはいていても、10分もしないうちに手が冷たくなります。
けれど、雪国の子どもたちは、上下スキーウェア、完全防寒しつつ、雪の中でも元気に体を動かして遊んでいます。
寒いけれど、天気は穏やか。
スキーで道をつけ、即席でつくった築山コースを滑る練習をしました。
はじめての一年生は足下がおぼつかない様子でしたが、
なんとか歩いて、坂を階段上りにも挑戦。
すぐに平らになるゲレンデなので、安心して坂から滑っていました。
スキー場に行くと、まず止まることを教える姿がよくみられるのですが、
スキーは止めることよりも、滑ることを体験することのほうが上達するのです。
上からまっすぐ滑ることを繰り返すだけで、バランスがとれるようになります。
雪質にもよりますが、スピードがある程度あったほうが、操作もブレーキもかけやすいのです。
来週はキャンモアスキー場へ出かけます。
リフトにのって、山の上から滑る。半日でかなり上達するでしょう。
子どもたちは、「楽しみだなあ」と口々に話していました。
雪国の子供の遊び
正月15日、子供会の企画で雪遊び。
子供たちは、学校の築山をタイヤチューブやソリで滑る、雪合戦、低木に積もった雪山に登るなど、冬ならでは雪遊びに熱中。
小学生、幼児から中学生以上のジュニア、見守りの親御さん、皆さん笑顔でアットホームで久しぶりの賑わいを楽しんでいらっしゃいました。
来週18日から、学校の授業も再開します。
元気な子供達と挨拶を交わす毎日の始まりを楽しみにしています。
年の瀬だより〜一年の振り返りで小さな喜びを見つける〜
冬休みに入り、穏やかな天候が続いていました。
29日から降雪量が増え、年の瀬は除雪に追われる日々ですね。
頑張りすぎると腰痛など体に無理が生じます。
病院や整体院なども年末年始はお休みになります。
お風呂上がりにストレッチをするなど緊張をほぐすと回復が早まります。
この時に、「ふーっ」と息を吐くことで筋肉を弛緩させることができます。
心の緊張も深呼吸をすることでほぐすことができます。
ほっと一息ついたところで、
今年1年、がんばった自分の体に「おつかれさま」と声をかけてあげまょう。
そして、1年間を振り返り、
プラスの出来事を思い出し、ご家族で話したり書き出したりしてみましょう。
学校とは離れますが、印象に残った出来事を振り返ってみます。
北京オリンピックがありました。
スノーボードの岩渕麗楽選手が女子選手では初めてフロントサイド・トリプルアンダーフリップ1260(前回り3回転)に挑戦しました。
転倒はしましたが、世界のトップ選手たちが駆け寄り、その挑戦を讃えました。
実は、予選でも大技に挑戦し、転んで骨折していました。
実況中継では、「骨は折れても、心は折れなかった!」と絶賛されました。
オリンピックは終了。でも、話はここで終わりではありません。
その後、スイスのモンタナで開かれた「THE NINES」で、岩渕選手はトリプルを成功させたのです。
<記事>
”岩渕麗楽が北京五輪で感動を生んだ超大技FSトリプル1260に成功 世界初の快挙”
事後インタビュー動画では、
「成功して嬉しかった。でも、なんで今なの?(北京五輪の後なの?)って正直思った。」
と悔しさも交えつつ、笑顔で語りました。
仲間からの祝福と拍手の中、最高の舞台(キッカー)を準備してくれた人へ英語で感謝を伝える姿に心が熱くなりました。
五輪に限らず、大事な場面で結果が残せない時は起きるものです。スポーツはルールに則った勝負事です。勝つことも、負けることも前提で戦うわけですから、挑戦する勇気を讃えることこそ大切にしたいと思うのです。
・・・岩渕選手は五輪後に世界初の快挙を成し遂げた・・・
これと同様に、子供やあなたが
たとえ、大事な場面で結果を残せなったとしても、その後、成功をおさめる可能性は大いにあります。
・・・「成功」と「失敗」と共通点は何か?・・・
と問いかけがあります。
それは、どちらも、「挑戦した証」だということです。
成功すれば喜びは得られます。
そして、失敗をなじることは簡単です。
でも、その影にある挑戦を認め励ますことも難しくはありません。
大切なのは、過程を見つめることです。
親の立場になると、難しさを感じる場面は多々起きます。
たとえ、子供が
学校に行かない選択をしても、
友達と喧嘩をすることがあっても、
約束を守らないことがあっても、
嘘をつくことがあっても、
それは、
成長する過程で抱えている課題に向かう挑戦への証、
時には、課題から逃げている場面も起きうるでしょう。
それは、
子供からの「助けて!」メッセージだと受け取って欲しいのです。
誰しも1人では立ち向かえない課題があります。
だから、認め、励ます、応援団が必要なのです。
子供の成長を応援する場をつくりましょう。
家庭は基盤であり、学校もその選択肢の一つです。
支えになる相談場所は多々あります。
困った時はお気軽にご相談ください。
ある授業で、親子が感謝の句を詠みあったとき、次のような句ができました。
子「お母さん いつも育児で 大変ね」
親「大変なこともね 宝物だよ」
ネガティブな状況をポジティブに捉え方を変えた素敵な句です。
こうした「返歌」で、親子関係が「変化」することもあります。
「年の瀬」とは、流れが速い、慌ただしいという意味があります。
考える余裕もないくらい大変な時こそ、
子供の声に耳を傾ける余裕をもちましょう。
子供の成長した姿を振り返り、小さな喜びを見つけたら、一言伝えてあげてください。
どうか、心身の健康、安全に留意され、良いお年をお迎えください。
良いお年をお迎え下さい(学校便り12月号発行)
最終日、全員元気に登校し、2022年を締め括りました。
冬休み中には、子供会の行事なども予定されているようです。
スキーなど出かける場合もあるかと思います。
健康・安全に留意し、休み中だからこそできることを楽しんでいただければ幸いです。
また元気な笑顔で会えることを楽しみにしております。
今年一年、お世話になりました。
良いお年をお迎え下さい。
学校便りはこちら↓
学校の教育活動について~”一笑麻樹”が「一小巻き」の歴史を紐解く~
質問をいただきました。
~「一小巻き」が学校行事から外された経緯~
を知りたいという内容です。
今年度の教育計画には、
____________________
保健・給食係
「一小巻き大会」の計画・運営に関すること
_____________________
という文言があります。その経緯について調べてみました。
始まりは、「食育」という観点から係が企画したものだと伺っています。
そこに、賛同したPTA会員が協力、地域の方々にも参加していただき、新聞記事にも載るなど盛大なイベントして行われるようになったということです。
ところが、コロナウィルス感染症への対応で、飲食を伴う活動は自粛せざるを得ない状況となり、開催できなかったようです。
それまでは、全校参観日にあわせて行っていたとのことです。
スタートは、学校の担当者の発案から生まれたものですが、
PTA・地域の協力を得ながら任意のイベントとして継続されてきました。
しかし、カリキュラムの中には入っていなかったのです。
年間授業計画にないのに、続いてきたのは不思議な感じがしますが、
年度途中で「試行」されたものが慣例になることはあります。
「一小巻き大会」は、保護者・地域の人に愛され、支えられることで、
慣例として続いてきた「文化」といえるでしょう。
現状では、
令和4年度の学校行事時数計画表には、「一小巻き」は位置づけされていません。
授業カリキュラム(教育課程)の中にも、位置づけはされていません。
つまり、「学校行事」ではないのです。
学校行事ではありませんが、全校参観日という授業で行ってきた経緯を考えるに、
この「文化」を残していくことについては尊重していきたいと考えています。
では、どのように存続していく道を探るか。
そのことを明確にする必要があると考え、11月のPTA役員会で協議していただきました。
そこで、「PTAの行事として任意で行う」という確認がなされました。
その後、企画を担ってきた教養部で検討し、その方向性について確認しました。
そして、12月8日の理事会で提示することになりました。
理事会では、
「変更するのであれば、もう少し早く見解を出してほしかった」
というご意見もいただきました。
確かにそうだと思いました。
お伝えすることが遅くなったのは、上記のように、手続きを踏む時間が必要だったからです。
ただし、授業ではできないという判断は、昨年度末の段階でなされていました。
ですので、年間行事予定には全校参観日は入っていませんでした。
それは、できるかどうかが未知数だったことがあります。
そして、「一小巻き大会」のあり方について、PTAと協議して見直す一年にするという考えがあったからです。
判断というのは、情報を集めなくてはできません。それには時間も必要です。
正しいか正しくないか、それは、やってみなくてはわかりません。
私としては様子が分からない中で、判断することはできませんでした。
そういう意味では、
今回、PTA役員、そして会員の皆さんのお知恵を借りて、
時間をかけて協議したことで、最適解を出すことができたと思います。
さて、授業では、12月に、やっと、調理実習を再開することができました。
感染症予防対応のため、飲食はせず、作り方の体験学習までにとどめています。
その観点から言うと、PTAの行事を学校で行うのは一向に構いませんが、
飲食を伴う場合については、
感染症予防対策はもちろん、実施方法についても、
慎重な判断をしていただきたいと考えます。
そして、今後についての見解を示します。
「学校の教育活動は地域とともに創り上げるもの」
という認識でおります。
とはいえ、たとえ、感染症対応が必要なくなったとしても、
今のカリキュラムでは、「一小巻き大会」を授業の中に取り入れることは困難だと判断します。
ですので、校務分掌の係の仕事から削除するのが妥当と考えています。
一つは、平成29年から始まった東川独自の”GLOBE”という特別の教科を行っていること。
これに伴って、通常は70時間ある総合的な学習の時間35時間が削られていること。
この制約が外れない限り、他教科、特別活動などをあわせても、
ねらいを達成するための位置づけを明確にすることを含めて、
授業の中で捻出するのは、かなりの無理が生じます。
今、教育現場に求められていることは、
日本経済の再生にむけた「資質・能力」を身につけることです。
例えば、
DXへ対応するためのタブレット端末の活用、
GLOBEの改善・充実、
先行きの見えない時代の変化に対応するために”GRIT”(おれない心)、
”自尊感情”・”人間関係性”・”自己決定”などの「非認知能力」を重視すること、
これを保障するための「道徳教育」の充実です。
教職員には、これらの「授業」を生み出すための準備する時間が必要なのです。
ですから、これまで地域の皆さんの力で培ってきた素敵な活動は、
今後も生活を楽しくするための活力を生む”潤滑剤”となるように、
無理のない範囲で、参加したい方が楽しくできるものを
「文化」として受け継いでいくことが望ましい姿だと考えます。
私自身は、この価値ある「文化」を見たことがありません。
ですので、個人的には是非体験したいと考えています。
任意参加という形とはなりますが、コドモンにて保護者宛に案内が届きます。
ご希望される方は申込みいただき、楽しい一時をお過ごしいただけたら嬉しく思います。
年末年始、第一自治振興会の各種行事が軒並み取りやめになっています。
残念ながら、地域の方にはご遠慮いただく他ありませんが、ご了承ください。
世の中を見渡すと、感染症のみならず、大変な状況が続いています。
様々な変更などへの対応でご苦労をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願いします。
(一笑麻樹)
雪景色
一面の銀世界。北海道の美しい雪景色の到来です。
中学年の子たちが「待ってました!」とばかりに、スノーウェアに身を包み、ツキ山に遊びに出て行きます。
滑る、駆け回る、雪玉をなげる、雪塊をつくる、などなど。
山の上は、風が強く体感温度が低い状況、
お構いなしで、やんちゃをする子供。
誰かが「チャイムがなった!」「次はGLOBEだ!」と言うと、
気配を察知した子たちは一目散に雪の原を戻っていきます。
学校に入るときは、雪を払ってから入るマナーを守っていました。
朝は高学年の子が玄関戸口の雪をほうきで掃くなど、
みんなのために自分にできることをする様子がみられました。
今年も残り1ヶ月。
楽しい生活になるようにと、全校集会では、「笑う練習」をしました。
学芸会での演技を想起させ、みんなでチャレンジしましたが、すぐには表現できません。
恥ずかしそうにモジモジしている子もいます。
先生たちにもやってもらいます。
子供と向き合って、笑う練習の見本をみせる先生に、
「先生たちも大変ですね。」
とクールな言葉をかける子。
先生の見本をみて、ワハハハ・・・と笑い転げている子。
その後の、チャレンジでは、自分の心を解放し、大笑いする子どもたちの様子、
体育館には幸せな空気があふれました。
笑う練習が終わったあとの聞く態度も立派でした。
児童会の寸劇、保健委員会のクイズでは、
自分たちで生活をよくしようとする前向きな姿勢が伝わってきました。
<お知らせ>学校便り発行しました
学校便り11月号 「話が聞ける子が育つには」
https://member-higashikawa-dai1-syo.edumap.jp/school-letter
朝の和太鼓で「気」合いを入れる
週1回、和太鼓を叩いて脳にスイッチを入れてから授業が始まります。
学芸会が終わった翌週、
体育館に行ってみると、
太鼓教室に参加した精鋭3人が前に出て、
ドン♪ 「セ」!
ドン♪ 「セ」!
と、「一小打ち」をして、全員であわせる様子でした。
新しい「気」を入れる空気を感じました。
そこで、今週の練習では久々にバチを握って、
子どもと一緒に太鼓を楽しんでみました。
「真似してね!」
バチの構え、足の構え、声、
一つ一つの動きで「きめ」を意識させて、
ゆっくりと打ち込みをしてみました。
ずっと気になっていたことがありました。
それは、打っていない時の姿勢です。
話を聞くときには、
太鼓には触れない、
バチを揃えてもつ、
こういう所作ができて、音が揃うようになります。
学芸会の発表では、これらがきちんとできていました。
練習でできないのは、「気」が緩んでいるからです。
バチをおかせて、近くに集めました。
「学芸会の発表はすばらしかった。どうして音が揃ったかわかる?」
(練習したから)
勿論、そうだけど、あえて「違う」といいました。
ほどなく、
(「心」がそろったから)
と言った子がいました。とても素敵なこたえです。
「そうだね。心がそろうから、音がそろうんだね。」
一度習ったことを、子どもは、きちんと覚えています。
けれど、時に、忘れてしまうのです。
大切なことを思い出す機会を設けることが、支える大人の役目だと思います。
1「教えて、褒める」
2「問うて、気づかせる」
3「一緒にやって、できたことを喜ぶ」
4「一緒にやって、途中で手放す」
5「自分でやらせて、みとめる」
6「自分でやらせて、振り返らせる」
小さなステップを踏んで、子どもを成長に導いていくこと。
そういう感覚をもっていけば、子どもはついてきます。
新しい節を口で唱和します。
「すっトン すっトン、ドドーンドンドン」
ひざの上で素振りをして、あわせました。
声を揃えれば、心がそろって、音も揃います。
それから、バチをもって打ってみました。
「できない!」
とつぶやいた子がいます。
でも、時間切れです。
「今日はここまで。」
すると、バチを体の前にあわせている子がいます。
「合格!」
次々と姿勢が揃っていきます。
「打ち方は揃わなかったね。でも、初めから出来る人はいません。」
「聞く姿勢は、全員合格です。」
「礼」
(礼)
さっと、太鼓を片付けて、清々しい姿で教室に戻っていく子ども。
わずか10分の練習でも、うっすらと体が温まり、心地よい朝が始まりました。
【感謝のエピソード】”全力の笑顔で輝いた一小っ子”が学芸会に向かう姿
11月13日、学芸会を行いました。
保護者・祖父母のみの公開となりました。
また会場の関係上、人数制限せざるを得ない状況でした。
座席の入れ替え、別室のテレビ中継にてご覧いただく場面もありました。
検温、椅子席の消毒など、皆様方のご協力により、滞りなく進行することができました。心からお礼申し上げます。
冒頭は児童会挨拶、静粛なムードの中、舞台の幕あけ。
1年生はじめの挨拶
1・2年生 劇 「ザ・ピーチ!」
桃太郎の話かとおもいきや、
川に洗濯に行ったおじいさんは、実は鬼の親分だった!
猿・きじ・犬のほか、
「桃」が登場人物となる奇想天外なパロディの「ザ・ピーチ!」
長いセリフや落としどころ、立ち回りなど、見せ場では笑いが起きました!
3・4年生 劇 「オズの魔法使い」
一小名物「かんぴょう」のように、”一皮むけた”役者が勢揃い。
配役プロフィールを歌にのせて表現します。
ドロシー、かかし、ライオン、ブリキ、魔女・・
そして、要所でみせる歌と踊りは、まさにミュージカル!
アフレコと生歌の両方を駆使した舞台演出が見事でした。
そして、伝統の一小太鼓を3曲演奏。
全校児童で演奏するのは、運動会に続いて2回目。
6年生は最後の舞台となりましたが、息の合った勇壮な演奏は流石でした。
5・6年生 「疾風(KAZE)」
1・2年生 「なかよし太鼓」
3・4年生 「旭岳」
5・6年生 「パラレル」
引きこもりをテーマにした探求型の劇でした。
簡単には覚えられない程の長いセリフの台本をあえて選んだ高学年。
役のなりきり度合いが素敵でした。
6年生 終わりのあいさつ
なかなか練習ができなかった状況でも、力をあわせて本番に向かう姿は、会場の皆さんに”熱”を伝えたように思います。
後期スタートの朝会で、
”感動力”を演出する”稽古”をつけました。
また、北海若衆太鼓の皆さんを招いての「太鼓教室」という”刺激”も入れました。
(10名の有志が参加。ご家庭から感想・応援メッセージをいただきました。ご紹介します。)
_________________________
<子ども太鼓教室を参観した感想>
・授業参観のように、家では見られない子どもの姿や子ども同士のやり取りが見られて、参観して良かったです。あっという間の二時間でした。
・仕事の都合で参観はしていませんが、朝張り切って習いに行ったと聞いています。
和太鼓を習う機会はほぼないことですし、和太鼓を継承している学校もこの辺ではないと思います。
学校の伝統として残していくのであれば、このような機会は必要だなと思います。
<北海若衆太鼓の皆さんへ>
・遠方からお越しいただき、ありがとうございました。初めは緊張していた子どもたちでしたが、とっちさんの話術に引き付けられ、皆さんの演奏と笑顔に引き込まれ、みるみる表情が変わっていくのが分かりました。今までは伝統として取り組んできた一小太鼓だと思いますが、今回の経験を通して新たに本当の意味での太鼓の楽しさを感じられたのではないかと思います。さらに、「目、ひざ、バチ…そして声??」を意識した心で叩く太鼓を、これから響かせてくれるのではないかと期待しています。多くのことを教えていただき、本当にありがとうございました。
・太鼓の演奏に必要な技術や知識を教えていただき、ありがとうございました。
伝統を守り、継承していけると思います。
<子どもの声(家に帰ってからのつぶやきなど)>
・面白かったし、太鼓の良さが改めて分かった。
・若衆さんの話がとても楽しかった
<学芸会の演奏にむけて一小っ子へのエール>
・目、ひざ、バチ…そして、声??を合言葉に、一小っ子の心を合わせて、素敵な演奏を聴かせてください!
・最後まで頑張って演奏してください
_____________________
日々、教室では、練習に励む様子、
仲間と力をあわせる姿、
お互いを気遣って声をかける、
大人の助けを借りる場面もありました。
そうした小さな積み重ねが、
ほんの一瞬、演技・発表の工夫につながっていたのではないかと思います。
「今日のMVPは誰ですか?」
と教職員に聞くと、
Aさんが練習とは違う工夫をしたことに驚きました!
Bさんは本番に強いです!
など、数多くのエピソードが語られました。
終わってしまえば、何をしたかは忘れてしまいます。
その中でも、心に何かが残る。
それは一人一人違うものであるはずです。
一人として同じではない人生の舞台を楽しんで歩んでいくことを願っています。
読書の秋
10月27日 ぶっくん来校
好きな本の紹介で交流、クイズを出してくれました。(協力:ネイパル深川)
10/12 読み聞かせボランティア来校
毎月、子どもたちは読み聞かせを楽しみにしています。
10/31
先生たちによる英語劇「3びきのこぶた」
ストーリーはALTが朗読。
オオカミ役が出てくると歓声が湧きました。
学芸会さながらの演技。
子どもをその気にさせるには、まず大人が楽しむことからですね。
煙突から進入を試みるオオカミ 果敢にジャンプするも、その先には・・・
「太鼓教室」への応援メッセージ~保護者・CS委員の感想から~
まねっこダンス!「右!」(みーぎ!)
心をほぐす遊びから始まった出前授業。
この一コマの中に、ハッ!とする学びがありました。
太鼓を叩く前には準備体操をして体と心をあっためてから練習をはじめるのだそうです。
<保護者の感想>
・楽しんで良いところを見つけながらの指導でみんなが生き生きと本当に楽しそうに学んでいる様子が見ている側にも伝わりました。
「子どもが意欲的に学ぶ」場づくりをする際、変わらない共通の原則があると思うのです。
それは、「教えて褒める」という「礎」です。
今回、ご指導いただいた北海若衆太鼓の竹内さんは子ども園の園長先生をされています。
日々、子どもの教育に関わる大人が切磋琢磨して磨いた技は、練習で鍛えた太鼓の音のように、子どもの「心に響く」のだと感じました。
模範演奏は、入門したときに最初に覚えるという「清流けんかばやし」。
なんと、大人に混じって、小学校1年生のメンバーが演奏。
「初心忘れるべからず」という諺があります。
太鼓を始めた頃の気持ち、基本を大事にするというメッセージをうけとりました。
目線や足の構えなど一つ一つポイントを示して練習する中で、次第に音が変わっていきました。
最も印象に残ったのは、「心で打つ」です。
「悲しい気持ちでたたいてみよう」
20人もいるのに、弱々しい音になりました。
「怒った気持ちでたたこう」
はち切れんばかりの強い音になりました。
見る人に感動を与えるには、力や構えもあるけれど、心をこめることが大切というメッセージを、頭だけではなく全身で感じ取った場面でした。
そして、最後の応援演奏は、新しいという意味の「あらた」
曲紹介のときに、太鼓の歴史について教えていただきました。
「太鼓は神社にお願いするときに使った楽器だった。だから神社には必ず太鼓があったでしょ。神様にたくさんお米がとれますように。天気が良くなりますように。みんなが平和でいられますように。そういうお祈りをするときに、心を一つにするときに使ったのが太鼓。」
「そんな昔からある大事なものを、みんなは学校でいつも触れることができる。とてもいい学校だね。うらやましいなと思います。」
今回の企画の経緯もお話いただきました。
「そして、今日は、校長先生が私たちを呼んでくれました。」
「30年前の記憶、ありませんでした。」(笑)
「でも、話をきいて、そういえば石狩に行ったって思い出しました。」
「じゃあ、行きます!」って。
「校長先生がみんなのために、やってくれたの。」
「人の心ってすごいね。子どもたち大事だから、やってあげようっていう気持ちが今日になりました。」
「いろんな人の気持ちがあって、今日この場があって。」
「ありがとう、っていう気持ち、感謝の気持ち。」
「あたりまえじゃないよ」
「ありがとう、って気持ちをこめて北海若衆太鼓は心で打っています。」
「みんなも、この大事な心を忘れないで、これからも元気でいてほしいと思います。」
会場後方で、2名のCS委員の方々が参観されていました。
「躍動感のある演奏はもちろん、指導力にも驚きました。自己紹介から、準備体操、太鼓の練習まで、子どもたちと一緒に楽しく活動する様子が素晴らしかったです。」
また、涙ながらに感謝の言葉をいただきました。
「感動で心が震えました。ありがとうございます。」
やらせっぱなし、ほったらかしでは伸びません。過程を認める声かけが大切です。
その根底には、共に子どもの成長を喜ぶ「愛情」があります。
いただいた感想にも、子どもへの応援の「心」を感じます。
25日、学校運営協議会にて、CS委員さんから今回の太鼓教室について話題が出されました。
「以前に比べて、ずいぶん上手くなった。」
「かつては、地域のKさんが太鼓を指導していました。今回の授業のことを伝えにいきました。」
「移住者ですが、昔から続く思い、一緒に太鼓をたたいた、という思い出をもつことは意義がありますね。」
2年間、地域の行事が中止となり、学芸会も保護者のみの公開という状況です。
地域の方々からは、(子どもや保護者の顔がわからない)という声を聞きました。
3年ぶりに、時間をかけて話し合った末に開催された「ふるさと祭り」。
地域の皆さんの厚情に支えられて学校があることを実感しました。
何か恩返しをしたい、皆さんの思いに応えたいと、今回の特別授業を企画しました。
そして、保護者にいただいた感想には、この先を見据えた大切なメッセージを紹介しました。
・今後も毎年の繋がりとなれたら、子供達の成長を観ていただけて、よい刺激、勉強になると思いました。また、お会いしたいです!!
「毎年の繋がりとなれたら…」
という願いが叶ったら、なんと素敵なことでしょうね。
なんと、令和5年は「一小太鼓40周年」なのです。
これまで10年の節目に記念事業を行ってきたようです。
今回招いた北海若衆太鼓は、2019年、30周年記念講演を行っています。
「お世話になった人をゲストに呼ぶというのもいいね」という話題がでました。
一小太鼓は、ラトビアに交流の参加した歴史があります。
圧巻段田のは、1994年、東川町に招かれたブリギッタ女子が第一小学校で聴いた羽衣太鼓に感動したことだ。その感動がゆえに、羽衣太鼓ジュニアを1995年の「ラトビア生徒による歌と踊りのフェスティバル」に招待するという大事業につながった。小学6年生から中学2年生までのメンバー10人、それに付き添いの父母と町民という総勢22人が、おおきな 和太鼓を国際便の手荷物として持ち込んでラトビアへ渡った。世界20カ国から参加した音楽と踊りの祭典で、羽衣太鼓ジュニア喝采を浴び、子との城塞跡や有名な教会などといったところで太鼓を響かせた。
(『東川町物語』P.198)
1994年は平成6年です。
その前年の平成5年には、「一小太鼓10周年記念式典」が挙行されています。つまり、記念事業に関わって、一小太鼓は羽衣太鼓と交流していたことがわかります。つまり、一小の卒業生がラトビア交流に参加しているのです。
令和4年は中学校の吹奏楽部がアイルランドのゴールウェイとの交流に参加しました。
「練習を続けていけば、海外交流の可能性あるかもしれないですね。」(笑)
子どもたちに夢のある語りをするのも、動機付けになると考えます。
40周年にむけて、子どもたちのために何ができるか、保護者、地域の皆さん、教職員がアイデアを出し合っていく機運が高まっていくとよいなと、良い雰囲気の中で協議会が終わりました。
今回の取組が、各方面に何らかの波及をもたらすのではないかと、ワクワクしています。
【ポイント解説】リンクから動画で演奏が聞けます!
「山口太鼓流 北海若衆太鼓」は平成2年1月に、岩手県宮古市に本家がある「山口太鼓の会」の北海道支部として、大麻に誕生し、日々活動を続けています。
【参考】
山口太鼓の会 清流喧嘩ばやし
【CS便り】感動!「子ども太鼓教室」
10/22(土)、江別の和太鼓チーム「山口太鼓流 北海若衆太鼓」10名の方々をお招きして、「子ども太鼓教室」を行いました。一小太鼓メンバーに加えて、近隣の和太鼓愛好者も含めて10名が和太鼓練習を体験。参観者を含めて総勢30名で迫力ある演奏を堪能しました。
和やかな自己紹介に始まり、遊んで体をほぐし、リズムの唱和や構え方など、目で見る、耳で聴く、体で感じて「心で打つ」太鼓の魅力に触れ、子どもの変容する姿がみられました。
お別れの際、子どもたちは若衆メンバーに直接お礼を伝えることができました。心で感じたことを素直に言葉にしているところが素敵でした。その言葉を聞いて、メンバーの方々も嬉しそうな表情で「いい音を出している」「太鼓に向かう姿勢が素晴らしい」など声をかけてくださいました。子どもたちには励みになったことと思います。
また、心が震える演奏を、保護者、CS委員、地域の方々と一緒に体感できたことを嬉しく思います。運営面でもサポートいただき、心から感謝しております。
参加者の感想など詳しくは
【地学協働便り】「熱烈!感動!若衆太鼓」をご覧下さい。
学校だよりのページからどうぞ!
給食で地元農家の新米を食す秋
10月5日、3・4年生が総合的な学習で田植えと稲刈り体験をさせてもらった圃場で育った新米を届けていただきました。
10月17日の給食のメニューで「一小米」のご飯が提供されました。
地域の方々の温かい心が込められた美味しいお米を味わいました。
ちなみに、この日の給食メニューは、
ご飯、わかめとねぎのスープ、厚揚げの麻婆豆腐、もやしと海藻の中華あえ、でした。
寒くなってきましたが、子供たちの食欲はいつものように旺盛で、元気満点で生活しています。
毎年お世話になっている関係の皆様方のご厚情に感謝申し上げます。
PTA懇親ミニバレー
15日、午前、PTA会員の懇親も兼ねてミニバレーで汗を流しました。久々の運動に息があがりつつも、コートには笑いと拍手に満ちた楽しい時間が流れています。
健康第一ですね♪
企画されたPTA育成部の方々、ご参加いただいた会員の皆さま、ありがとうございます!
【出前授業】アウトリーチ編~書家 浜野龍峰先生の生き方に学ぶ
10月3日、東川町文化交流課と連携して高学年を対象に特別授業を行いました。この授業は、浜野龍峰書展『無常』(10月1日~30日「東川町複合交流施設せんとぴゅあⅠギャラリー2」にて開催)に関わって、子どもたちに芸術文化に触れる機会を設けようと企画いたしました。
授業の様子を学級担任のレポートからお届けします。
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『HEROES』(高学年・学年通信)
書家 浜野龍峰先生から学ぶ
3日(月)の5時間目に,世界でご活躍されている書家である浜野龍峰先生を講師に迎え,書写の授業を行いました。
特攻隊の遺書から始まり,文字に心があることを伝えてくれました。
また,「心」という漢字の昔の文字を学びました。次に,実際に筆でたくさんの「点」や「線」を書きました。「線」が「点」から始まっていることを改めて学習しました。
その後,1人1人の名前の1字を浜野先生に書いていただき,それをお手本に,「点」から書きはじめることを意識して,自分の名前の1字を書きました。
浜野先生からわかりやすく指導していただきながら,とても丁寧に,一画一画大切に書いていました。
以下は,子ども達の感想です。
「ipadなどの場合では,思いを込めても込めなくても全て同じ文字として送られる。筆などでは,思いを込めるとその思いが文字として現れ,送った人に思いが伝わるということを知ったので,今度から何かを書くときには,ぼくも思いを込めて自分の字で書こうと思いました。」
「浜野さんに習字を教えてもらうと,最初に書いたのより何倍も上手く書くことができました。」
「特に私は名前の大切さを教えていただいて,名前をしっかりていねいに書きたいと思いました。」
「楽しみながら学ぶことができました。とても面白い方で話しやすかったです。」
浜野先生の書作展は,今月末までせんとぴゅあⅡで行われていますので,ぜひ足をお運びください。
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この特別授業に関わって、浜野先生と親交のある方々が多数来訪され、子供たちの学びを支えていただきました。
また、授業を参観した教員にとっても、学びに向かう姿勢、人としてのあり方、子供への関わり方など、意義深い学びがありました。
ご教授いただいた浜野龍峰先生、サポートいただいた皆様方に心から感謝申し上げます。
国際社会に旅立つ日本人となる子供たちに、価値ある学びの場をつくるのが私たちの役目と、志を新たにした一日になりました。
学校便り8月号WEB版発行しました
夏休みの思い出を語る子どもたちの様子について、裏面に記しています。
宿題をなくしたことから、一人一人何かしらの変化があったようです。
8月13日、3年ぶりの開催となった第一自治振興会主催「ふるさと祭り」には、多くの子どもたちが参加し、賑わいました。太鼓や盆踊り、抽選会など、交流を楽しむ様子がうかがえました。
さて、授業が始まり、子どもたちは、水泳学習、野菜の収穫、マラソン練習、他校との交流学習など、久々の授業を楽しんでいるようです。
9月21日の研究会(上川へき地複式教育連盟中部地区研)にむけて、先生たちは授業づくりに熱が入ってきています。
「教えない」授業づくりにむけて、どんな工夫をしたらよいかと、私も学ぼうと謎解きキーワードを入れてみました
巻頭テーマ:『心の引き出しを開ける問いかけ』
謎解きキーワード→「引き出し」→( )→「ごん」
くわしくは表面に記載しています。
ご覧頂ければ幸いです。
8/13ふるさと祭り
第一自治振興会主催「ふるさと祭り」が行われます。
只今、櫓、テント、音響設備等が設置されました。
実行委員の方々によって、盆踊り、抽選会等の準備が進められています。
一小PTAの屋台も16:30~準備が始まるとのことです。
また、一小っ子のボランティア有志が、櫓の上で太鼓を叩いて祭りを盛り上げてくれます。
将来の地域を守り育てていく力になってくれることを楽しみにしています。
ご参加される方は、感染対策にご協力のほどよろしくお願いします。
17:30~地域ふれあい時間
18:05~子ども盆踊り
18:30~大人盆踊り
18:55~子ども抽選会
19:20~大人抽選会
20:00~餅まき
(終了20:30予定)
学校夏便り(長文ですが、多分面白い)
「夏休みの宿題は出しません」
と保護者会でお伝えした時、一瞬の戸惑いの後、「えっー!」という驚きの反応を目にしました。
加えて、子どもの希望をとって夏休みドリルを注文したければ購入サポートはしますが、本来そういう教材もご家庭で準備いただくもので、個人の意思で学習する教材の斡旋は学校の本来の役目ではないことをお伝えました。
様々な意見交流の中で、
「時代は変わっている、考え方を変えるときなのかな」という声をお聞きしました。
朝会講話では、夏休みの課題の取組が変わったことについて高学年の子どもはよく理解しているようでした。
代表の子のスピーチでは、「夏休みの課題はないけれども自分で考えて勉強したい」という意思表示をしていました。こうした意識が浸透した裏側には、授業で子どもたちが考えを表明する場面がありました。高学年のクラスではタブレットで夏休みの過ごし方プランを相互に発表していました。
今回は詳しい経緯についてお伝えしようと思います。まず、参考までに以下をご覧下さい。
小学1年生、初めての夏休み! 学習はどうしたらいい?【第1回】学習計画、立てる?立てない?
https://benesse.jp/kyouiku/202207/20220720-2.html
ベテラン教諭の論議の中では、「夏休みの計画は立てなくてもいい」が結論です。
保護者会でお伝えする前に職員で話した際、自身の体験や子育ての経験などを通して語り、
「長期休みだからこそできることをみつけてゆったりと過ごす環境づくり」
にウェイトをおくことが大切と方向性が定まりました。
そもそも、夏休みの宿題はなぜあるのか?本当に必要なものか?この問いをダイレクトに投げかけるところからはじめようと。
多かれ少なかれ学習に苦手意識を抱いたことがある方もいるかと思いますが、
「自分にあった学びのあり方」を見つける関わりをしていただいたことはありますか?
周囲の大人が上手にサポートしてくれる環境があれば、道は開けると思うのですが、逆の体験をしてしまうことがあったのではないかと。例えば、「その志望校は無理」などと否定されるような言葉かけで自信をなくしたネガティブな体験が残っているとしたら、それは記憶を書き換える必要があります。
今、「個別最適な学び」とか「探究的な学び」が言われていますが、
簡単に言うと、「学ぶことが楽しい」
という体験の中で学びの興味・意欲が持続することです。
子どもの頃に夢中になった遊びを思い浮かべていただければイメージしやすいのではないかと思います。
ちなみに、私はブロック遊びや、プラモデルの組み立て・分解、壊れた電気製品を直すなど、手を動かすことや工作が好きでした。
思いかげず、ある探究学習教材に関わっている方の仕事の動機を目にしました。受験勉強に向かう苦しさから、どのように立ち直っていったが記されています。
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地元の中学から高校受験をするも、受験勉強が嫌すぎて「もう二度としたくない」と決意。ここでも不屈の精神と集中力を発揮して高校→大学へと進める学校に進学。しかし「周りの大人は誰も楽しそうに生きていない」という思いから、学ぶ意味を見出せずにいた…
「自分でもどうしていいか分からず、大学1年の時に起業している方に話を聞いたり、就職活動みたいなことをしたりしてみたんです。その時、人生の恩人とも呼べる人に出会って。起業を目指していたその人は、つまらなそうな顔をしていた僕に、本当にキラキラした目でいろんな話をしてくれました。こんな風に楽しそうに生きている大人がいるんだ!って、その時、初めて思ったんです。
そしてふと、僕みたいな子ども、たくさんいるんじゃないかな?と思って。周りの大人に希望を見出せず、ここまでの学校生活で、受験勉強みたいなつまらない勉強しか教えてもらえず…そんな子どもたちと一緒に楽しいことや好きなことを見つけることができたら、と思ったのが、教育に興味を持ったきっかけです」
tanQ株式会社|スタッフ紹介 (tanqfamily.com)(滝沢 久輝氏)
今回の夏休みの課題への取組を提案した後、多くのご家庭でドリル教材を注文されたようですが、果たして本当に子どもがドリルをやりたかったのかどうかまでは把握できていません。
休み明けに、やってみてどうだったかを子ども自身が振り返り、
将来にむけた学びのあり方・自分にあったやり方を見つけるサポートが大切だと思います。
まだ夏休み期間があります。すでに配布のタブレットを活用して学習できるドリル教材がありますので、是非試していただきたいです。
ラインズeライブラリアドバンス (kodomo.ne.jp)
また、様々なサービスを試してみつのも一つの方法です。
無料版のアプリもあるので子どもと一緒に検索してみてください。
タンキュークエスト 学びをエンタメに。|カードゲームで遊んで学べる 探究型通信教育 (tanqfamily.com)
さて、後付けになりますが、
「私が夏休みの宿題をやめさせた理由」(澤田 二三夫 氏)
という記事に出会ったので、一部抜粋を紹介します。
(澤田先生は、元公立小学校の校長先生で「破天荒な校長」と言われていたそうです。)
私は、夏休みの宿題もなくしました。なぜかというと、子どもたちに勉強を好きになってもらうためです。子どもたちが「つまらない」と思うようなことはどんどんやめていこうと決めていました。ある時先生に「夏休みの宿題をなくせば、夏休み最後の出校日(登校日)はなくせるよね」と言いました。
すると先生は、「えっ、夏休みの宿題なくすんですか?そんなことできるんですか?」と驚きました。
「だって校長である私は一度も先生たちに『夏休みの宿題を出せ』と命令したことはないよ。でもみんな勝手に宿題を出している。だからやめてもいい」と言いました。(中略)
「読みたくない本を課題にして無理やり読まされるから読書嫌いになるんだ。子どもたちにもっと自由に本を読ませてあげたい。」と。
児童たちには、「読書コンクール大会があります。感想文を書きたい人は提出してください。」と言いました。夏休みの宿題をなくすことを伝えるとみんな喜んでいました。(中略)
私は保護者に話しました。
「皆さんは宿題をすることで進んで勉強するようになりましたか?宿題で勉強の習慣がつきましたか?勉強を好きになりましたか?」
「せっかくの長い休みです。子どもたちに『今しかできないこと』を体験させてあげましょう。子どもたちの自ら学ぶ力を信じて、私たち大人は子どもに何をさせてあげればいいのか考えましょう。」と。(中略)
遊びは誰もが「楽しい」と思えます。だからずっと続けられるんですよね。
でも勉強は、学校に通えば通うほどどんどん「嫌いなもの」「つらいもの」になってしまいます。それは大人たちがそういう勉強をさせているからだと思うのです。
私は小学校の校長を退職した後、幼稚園の園長として、今は小さい子たちと触れ合う日々を送っています。
園児たちは、「これなあに?」「えっ、すごい!」と言いながら楽しく遊び、遊びを通して学び、日々成長しています。
(日本講演新聞 2022年7月25号より)https://miya-chu.jp/
ちなみに、私は、高校時代、夏休みの読書感想文が書けなかったことで、一時期、不登校になりました。ホームルームの先生に「お前は真面目すぎる」と言われて、感想文は提出せずに学校に復帰することができました。このときに、苦手なものに無理に取り組まなくても、世の中は渡っていけると身をもって知りました。やらないことも選択肢の一つです。挑戦は成長の過程で必要ですが、やめる勇気をもつことのほうが大切だと思います。
暑い夏ですが、皆様、ご自愛下さいね。
【一小タイムライン】一小太鼓ストーリー
東川第一小学校の伝統芸能「一小太鼓」の歴史を紐解いてみました。
そもそも、これは学校教育の中で「あたりまえ」ではないからです。
何より、和太鼓一台あたりの価格を考えると、小中大19台もの和太鼓があること自体が不思議でなりません。
写真は、運動会で「旭岳」という演目を演奏する3・4年生です。
手前にみえるキトウシ山の色が変わっているところはスキー場です。
その奥に、残雪が残る大雪山系の「旭岳」がみえます。天気の良い日に見える景色は格別です。
つまり、この曲は雄大な北海道の最高峰「旭岳」をイメージしてつくられた曲です。
学校の廊下に掲示されている年表によれば、この曲は平成19年に採譜されたとあります。
15年もの間、代々受け継がれてきたことになります。
現在、教職員の中に和太鼓が得意な専門家はいません。
では、どのように、この伝統が引き継がれたのでしょうか。
まず、時間についてですが、教育課程の中に和太鼓の活動入っていて、総合的な学習、朝の帯時間に練習時間が設定されています。
上の学年が次の学年に叩き方を教える「伝承」によって受け継がれてきました。
こうした活動を続けるコツは、
マンネリ化させずに、「新鮮な空気感」をどのように吹き込むかにあります。
「なかよし太鼓」メンバーに、一小太鼓サポーターを紹介する様子
そこで、今年は、地域の方に練習の様子を公開し、見守り活動から感じたことなど、
メッセージをいただく仕組みを取り入れました。
サポーターさんに応援メッセージをいただきました。
「一小太鼓をはじめて聞いた時は感動しました。みんなのがんばって叩いている太鼓は観てくれるお客さんの心にきっと響きます。元気いっぱい楽しんで叩いてください。」
「一小っ子のたくましさ、力強さをたくさんの方に観ていただき、太鼓のすばらしさを伝えてくださいね。」
「伝統芸能を今年も盛り上げてください。参加できたことは、一人一人の思い出になると思います。」
サポーターで来校された寿あじさいクラブ会長さんに、
昭和59年前後が始まりとのことを伺い、記念誌で調べてみました。
昭和58(1983)年
今も続いている伝統の一小太鼓は、この頃に発足した。一小の自慢がまた一つ増えた。音楽行進での演奏は、沿道の人たちに感動を与えたそうです。
東川町内児童生徒音楽の集いで法被をまとった演奏発表している写真が掲載されていました。
昭和61(1986)年 一小太鼓を全児童で継承
昭和63(1988)年 東川招魂祭、一小太鼓出演(7月)
そして、今年、老朽化のため、リニューアルすることになった看板は、25年間の歳月を経ていることがわかりました。
平成8(1996)年 一小の看板を校舎正門前に設置(11月)
今年の7月30日のお祭りで演奏する曲は、「旭岳」と「なかよし太鼓」の2曲です。
高学年は「かぜ(疾風)」を演奏したかったようですが、
その思いは胸の内に秘めて、磨き上げる機会と捉えてほしいと
今、演奏している3曲も、初めからあったわけではなく、地域の太鼓チームの指導も取り入れながら、
少しずつ「変化」、「進化」してきたことがわかりました。
子供たちには、今まであるものを継承することに加えて、
新しいものを取り入れ工夫する視点に気づいてほしいと願っています。
人生を豊かにする「前向きな言葉かけ」いつもありがとう
今週は各学年の参観日が行われています。
公開される授業は1時間ですが、その時間にみえる子供の姿は毎日の積み重ねです。
本校の強みは何か?
と問われたら、
「子供をまるごと受け入れ広い心で接している」こと。
しないことは何?
と問われたら、
「子供を叱らない」こと、
と自信をもっていえます。
他人と一緒に過ごす中では何かとトラブルは起きます。
その時に、どうしてそうなったのかを一緒にみつけることが大切だと考えています。
スタートは、
「どうしたの?」
と状況を把握します。次に、
「どうなったらいい?」
と理想の状態(目標)を定め、
「どうすればいい?何か手伝えることある?」
と方向づけと後押しをする。
問題を客観的に捉えて、解決にむけて寄り添う関わりです。
先生と子供のやりとりをみていると、こうした場面をよく見ます。
授業に集中できないときがあれば、声をかけて状態を把握し、「待ってるよ」と無言のサインを出して、動き出すまで見守る。
忘れ物などがあれば、道具を貸して活動の手助けをする。
「雨にも負けず」の詩にあるような対応が日常的に行われていることに心をうたれます。
「自立」する子が育つ環境は、大人が「待つ姿勢」・「手放す感覚」から生み出されると感じています。
高学年の参観授業は鑑賞でした。曲を聴いて思い浮かんだ自分の考えを書く活動。
低学年の音楽授業は、リズムを感じて自分が選んだ動物の鳴き声を表現する活動。
2つの授業の共通点は、「自己決定」する活動です。
自分で決めたことには責任が伴います。
子供は自分で選んだことは最後までやり遂げようとします。
しかしながら、
「怠ける」、やらないことを「ごまかす」、面倒くさいことから「逃げる」、
都合よく理由をつけて「正当化する」、「批判する」ことで自分を守るなど、
人は心に何か弱い部分をもっていることには気をつけなければなりません。
その心の状態が行動に出てきたときには、
「違うよね、本当はこうしたいのかな?」と問いかけなど、正しい行動を促すことがあります。
その際も、「前向きな言葉かけ」で共感的に伝えることを大切にしています。
説諭する場合も、子供の心に染みいるように、信頼関係をつくる努力を積み重ねています。
「教諭」は教え諭すと書きます。
「教える」のはそれほど難しいことではないのですが、
「諭す」のは鍛錬を積んでできるようになるものだと、
これができることが、先生の専門性だと感じています。
ご家庭でもお子さんの対応で悩むことは誰もが経験されていることと思います。
親には心配をかけたくないと思うのが子供です。
言葉や態度の奥にある子供の「心」がみえていますか?
本当に思っていることは何かを感じようとしていますか?
子供は何かサインを送っているものです。
それがわかったときに親も成長すると思うのです。
(気がつかなくてごめんね、教えてくれてありがとう)
そういう気持ちをもって子供の姿を見つめる大人であっていただきたいと願っています。
保護者の方のみならず、子供の様子や先生がどんな授業をしているかをご覧いただく機会をもうけて、
「地域の大人」が相談にのってくれる「あたたかく見守る学校」
映画「みんなの学校」に表されている「世界観」を皆さんで共有し、
様々な意見を交わして、
人生を豊かにする「前向きな言葉かけ」を大切にしていく、
あたたかいコミュニティになっていくことを夢見ています。
今日、ご家庭で職場で、大切な方にどんな言葉をかけますか?
まず、心の中で唱えていただきたい魔法の言葉があります。
(いつも、ありがとう)
次に出てくる言葉に何か変化がおきるかもしれません。
まず、鏡にむかって自分に声をかけてみましょう。できれば声に出していただけると幸いです。
(いつも、ありがとう)
【一小タイムライン】地域の人に支えられ愛される学校に
学校に隣接する第一地区コミュニティセンターでは、地域の人々が集まって様々な活動が行われています。
シニア向けの健康教室、ヨガのサークル、放課後は子どもむけの英語スクールも行われています。
また、コミュニティタクシーも地域の人の手で運営されており、放課後に学童保育や少年団を利用する子どもの見守りをサポートしていただいています。
もし、これらの子どもたちを支える体制がなかったら、保護者が迎えに来るまで学校で子どもを預かることになります。すると、翌日の授業準備をする時間がとられることになり、勤務時間の中で業務を終わらせることができなくなってしまいます。
一般的に、学校敷地内や隣接する保育所などに児童館が併設されている場合もありますが、本校のように小さな学校ではそういった施設が近くに設置されないことが多く、町中にある大きな施設を利用することになります。
東川町も中央にある学校に併設する施設で学童保育が行われていますが、利用は任意となっています。
放課後に子どもがどんな過ごし方をするかは各ご家庭の方針に基づいて判断されることですが、
毎日の変化に応じて、各施設と連絡をとりあって子どもの安全を守っています。
子どもの希望にあった過ごし方ができる環境、安全・安心な居場所づくりは社会教育を担う行政・学校・地域の連携で成り立っています。
それを支える多くの方々の支えがあること、挨拶やお世話になっていることに対して感謝を伝えられるように毎日、声かけをしています。
とはいえ、子どもですので、いつも礼儀正しくできるとは限りません。はしゃぎすぎたり、喧嘩などで、ご心配をおかけすることも多々あります。
何かあったときに、学校の指導が良くないとか、家庭のしつけが良くないとか、お叱りをうけることもありますが、得てして、社会の中で一番ルールを守っているのは、子どもだということをご理解いただきたいのです。
コロナの影響で様々な制限を受け、感染症対応マニュアルに沿って教育活動をする中で、未だに給食時は完全なる「黙食」です。
その整然たる素直な姿をみるとき、
子どもは大人の管理の下に、我慢を強いられる存在であること、
同時に、大人は子どもに見られていることを意識して生活することが大切だと気づかされます。
地域で行われた会議の折り、
「子どもたちのためにも夏のお祭りを再開したい」
「飲食しないのであればよいのでは?」
「安全のために、もう少し待ったほうがいい」
など、様々なご意見を伺いしました。
未だ収束の見通しがない状況ですが、隣接の旭川市では音楽大行進や、美瑛町ではマラソン大会が再開されました。
東川町も感染対策をしながら様々なイベントが少しずつ再開される方向で動いています。
学校の伝統芸能「一小太鼓」のステージ出演依頼が届き、その対応について検討し始めたところです。
また、第一小校区の第一自治振興会および各町内会、コミュニティスクール、PTAなど様々な団体でも今後の運営について論議が進められています。
いずれにせよ、様々な意見をもとに、よく話し合って、
「今できること」を探していくことが大切だと考えています。
そんな地域の人の温かい気持ちが伝わってくる「おもてなし」を発見しました。
夜の会議が行われたコミュニティセンターの入り口には、キャンドルライトの明かりが灯されていました。
まだ明るいうちはよくわからなかったのですが、暗くなった帰りがけには参加された各町内会のみなさんはきっと癒やされたことでしょう。
私もこの明かりをみて、ほっとした気持ちになりました。
これも今できることの一つだと思いました。
あたたかい地域の人に支えられ愛される学校づくりをめざして、
未来をつくる子どもが笑顔になるよう、子どもの心に寄り添い、耳を傾け、
日々、小さな努めを果たしていきたいと考えています。
タブレットで自在に学ぶ子どもの成長
6/10金、上川教育局から講師を招いて、2年生と5・6年生の授業参観をもとに職員研修を行いました。
2年生の授業は別日に行いましたが、事前動画のダイジェストをみていただいて、ポイント解説をいただきました。
「1年生にクイズ問題を出すという学習の目的が簡潔・明瞭でわかりやすい」とコメントをいただきました。
5・6年生は、タブレットを活用した自学スタイルでしたが、集中して自分の考えを端的にまとめていく様子がみられました。
説明文のポイントと学校の良いところを伝えるために、ロイロノートという道具を活用して要点を整理しました。メモとプレゼン資料を同時につくっている感覚です。
従来のノートやワークシートといった紙と鉛筆を使わなくても、
要点を整理し、まとめた段階で瞬時に、大型テレビの画面上で共有できるので時間短縮になります。
タブレットはノート代わりではなく、ノート以上の便利な機能を使いこなす文房具となっていることを実感します。
先生が説明しながら黒板に書いたものをノートに写す型の授業はすでに過去のスタイルになっています。
現在は、「説明しない、教えない」スタイルが基本です。
次のような探究型の授業が求められています。
1 必要な情報は自分で調べて、情報を整理・共有し
2 課題やギャップを感じたところで、考えを互いに交流する場をつくり
3 知的創造を促す
つまり、先生にはファシリテーターやガイドとしての役割が重要になっています。
もちろん、子どもの意見に耳を傾け、良いところを認め励ます姿勢は、これまで同様に、学習の意欲づけにはとても重要です。
授業後の検討会では、演習で「なぞかけ詩」の問題が出されました。
問題は次の短い一文です。
「手製の檻に入っている」
さて、これを聞いて、どんなこと・ものを思い浮かべますか?
「知っている人は言わないで下さいね。」
との追加指示を聞かずに、
「・・・・」と詩の題名を思わず答えてしまう場面もあり、笑いが起きました。
子役とはいえ、忠実に正解を答えたくなる昔ながらの学びの型は体にしみこんでいるものです。
しかしながら、その後は、皆が違うものをイメージし、意見がわれました。
多様な意見を共有し、互いに認め合い、知的思考を促される学びの楽しさを味わうことができました。
先生や子どもが、
「明日の授業が待ち遠しい」
という感覚になったときに、成長のドラマが生まれる期待感にあふれた楽しい時間でした。
運動会にむけて「自動前心」
6/1、総練習の予定でしたが、明日と明後日は雨予報のため、本日の全体練習の時間を拡大して対応することになりました。
開会式、応援合戦、徒競走のあと、「一小太鼓」3曲を演奏しました。
学年が上がるにつれ、リズムがぴったり迫力が出てきます。
経験を積む中で、互いの成長を認め励まし合う雰囲気が伝わってきます。
全校玉入れは、グループに分かれてチャレンジしました。
今年の運動会テーマは、
「あきらめずに 走りきれ!レッツーゴ ー小っ子」
開閉会式の運営や、整列・入退場も含めて、
児童会の担当の子が声をかけて、
自分たちで運動会をつくろうという意欲が伝わってきました。
放課後は、予想通り、雨となりました。
今週末の天気は曇り予報となっています。
練習の成果を発揮できるよう準備をすすめてまいります。
*学校便り5月号を発行しました。
「学校だより」のページからご覧下さい。
子どもの「問い」から特別授業へ
「走り方ってあるんですか?」
この一言から、外部講師を招いた授業が生まれました。
教室では子どもの興味・関心を高める様々な工夫をしています。
フィードバックとして「リレー練習の動画をみてみない?」と問いかけた先生、
それに反応した一人の子。
走り方のフォームについての素朴な疑問には、
本番で「勝ちたい」という目標と、速く走ることへの憧れがこめられていると感じました。
「きっと、あるよ。きいてみようか?」
過去に指導をうけた経緯がわかり、子どもの願いを伝えました。
即座に担当の先生が依頼に動き、スポーツボランティアが来校することになりました。
翌週、全校リレー練習に外部講師として来校された2人は、クロスカントリー少年団の指導など、町内でスポーツ振興に尽力されています。
これまでも、マラソン大会や体力テストなどのサポートをしていただいたので、子どもたちは歓迎ムードの中
授業が始まりました。
はじめは、ミニハードルを使って、飛び越える動作。次に、ジャンプ。腕を上方にあげて、ジャンプ。
各動作を見本を示して2回ずつ繰り返し、運動時間を確保しつつリズム感のある流れで、子どもたちはやる気満々で挑戦しました。
特に、腕ふりには時間をかけて、肘をまげること、後ろにひくことを繰り返し、その要素を生かして、
前方に飛ぶように走る完成形にもっていきました。
準備体操も含めて30分程度、その後、2チームに分かれてリレー練習。
チームには、大人も入り、講師の2人は1走となりました。
号砲とともに、ロケットスタートと歩幅の広いダイナミックな走りをみて、子どもたちから「はやーい!」と歓声があがります。
低学年にバトンは渡り、元気にコースを周回していきます。
続く中学年も腕を振ってリズミカルな走りをしていきます。
そして、高学年、バトンパスもスムーズで本番さながらの展開に、大人も本気を出して走りました。
アンカーの6年生がゴールするまで、手拍子、声援が鳴り響きました。
よくあることですが、子どもの中には練習では本番のように力を出さないようにする傾向があります。
しかし、今日の練習では、まったくそんな様子はありませんでした。
そして、一人一人が自分最高の走りをしようと、腕を振り、足を上げ、リズムを刻むようなステップで駆け抜けたリレーでした。
子どもたちがつないだバトンは「やる気」です。
「走り方ってあるんですか?」
という一人の子の声が、全員の本気につながった瞬間。
担当の先生の指名や子どものリクエストで急に走ることになって戸惑いながらも走った先生、
その姿を微笑ましくみてサポートした先生たちも、何か心に感じるものがあったようです。
今年の重点目標は「自動前心」。その姿がみえました。本番が楽しみです。
【全校リレーの学び】「走り方」を見直す
「リレー動画をみせてほしいです」
見終わると、何を聞いたわけではないのに、気づいたことを話し出します。
「だんだん前に近づいて、もう少しで抜けそうだったのに・・・」
自分が走っていた場面の再現でした。
「思い出したんだね。他には?」
「足がちょこちょこしている」
「手を後ろに引いていない」
耳を傾けていると、
「走り方ってあるんですか?」
と質問が出てきました。
「ああ、習ったことあるよ。」
この前、私の走るフォームをみていた様子を聞くと、
「足幅が広く伸びていた、手もふれていた」
とプラスの反応が返ってきました。
そして、昨年の外部の先生から走り方を習ったことを語り出します。
どうやら、美しい走り方のフォームのモデルを動画でみていたようで、自分の走る姿と照らし合わせたことで、やる気スイッチが入ったみたいです。
子供の気づきを促す環境を整え、「やりたい」心を大切にしていきたいと思いました。
【一小っ子の文化】「寸劇」で培われる力
【素敵発見!日記】
「月目標を全校集会で発表・呼びかける」
多くの学校で行われている活動の一つだと思います。
一小っ子は、「寸劇」で伝える伝統文化があります。
5月は、「協力する」ことについて、児童会三役が啓発しました。
場面設定は、「使った一輪車を片付ける」です。
1 チャイムがなり、一輪車をしていたAさんが、
「手伝って」とBさんに頼むと「いいよ」とプラスの反応をする。
2 同じ場面で、Bさんが「やだ」と返す。
2択なのかと思ったら、3番がありました。
3 Aさんが、通りがかった先生に「やって」と頼み、先生が仕方なく手伝う。
さて、正しいのはどれでしょう?
全員が1に挙手しました。
たったこれだけのことですが、児童会役員の中では、工夫があったようです。
2択なら、1はNG対応、2は正しい対応、とほぼ流れがきまっていました。
しかし、今回、1と2の順番が違ったことで、(おや?)と感じたのです。
「いつも、この順番だから変えたい」
同時に、3番を加えることを発案したというのです。
「とても達成感があったようです」との先生談。
その場面に先生役で登場したのは担当の先生でした。
寸劇の中ではNGなのに、リアルで登場することになった点がユニークです。
(頼まれて仕方なくなのか、やりたかったのかは不明…)
(いつもと違うぞ…)と違和感をもち、
「どうして、そうしたの?」
と問いかけることで、子供の満足度は変わってくると思います。
感じるアンテナをもっていて「よかった」と思う、素敵な発見でした。
【一小っ子集会】このまちの「ふつう」は「ふつう」ではないをみつけよう
連休明け、5/9(月)中休みに全校児童が体育館に集まってきました。
コロナ対応で密を避けようと集会ができない学校もある中で、
少人数である本校では、集まることについて「ふつう」に感じているのかもしれません。
児童会の代表の子の
「おはようございます!」
を合図に、子供たちが元気に挨拶をしてくれました。
挨拶の声からエネルギーが伝わってきます。
これも当たり前ではなく、「有り難い」ことと感じます。
連休中の過ごし方を問い、
初めて出会った人との話をしました。
「その人がつくった大きな石の塊が、学童保育が行われている施設の中にあります。」
「その施設の入口にも、種みたいなものがついた門があることを知っていますか?」
その存在に気づいている子供が、その形を手で伝えてくれました。
「その人がつくったのは彫刻といいます。」
それを知ったときに、とても嬉しかったことを伝えました。
「何か見つけたら、どうしてここにあるのかな?と考えてほしい。」
「身の回りにあるものの不思議をみつけよう。それが本当の勉強です。」
大人が「探究的な学び」の視点をもつと、
子供が何かを発見する機会を「待つ」、「見守る」関わりが生まれてきます。
ヒントは一冊の本です。
『東川スタイル』の帯びに書かれたキャッチコピー、
~このまちの”ふつう”は、ふつうではない~
「まち」を「人」に変えてみたら、きっと、他者理解が深まるでしょう。
多様な価値観を認める素養をつけることが、
「個別最適な学び」、「協働的な学び」につながると考えます。
5月は「探究するナビゲーター」になって教室を回り、子供の素敵を発見をお伝えしてまいります。
一年生を迎える会
中休みに児童会の企画で一年生を歓迎する遊びの会がありました。
初めに、一年生の好きな動物をインタビュー。
「ひよこです」、「オオカミです」など、質問にこたえると、全校児童から拍手がわきました。
次に、尻尾とりです。
ルール説明では、ボディアクションを使って、わかりやすく伝えようと工夫していました。
その後は、尻尾がわりのタグ(フラッグフットボールで使うもの)を取り合い、運動量の多い遊びでした。
微笑ましい様子を眺める教職員は、ほっと一息ついた感じでした。
学校便り4月号「未来を拓く子」WEB版発行しました
<校長巻頭言…一部紹介します>
はじめまして。自己紹介を兼ねて、子供・保護者との出会いのスピーチを含めて、今年度の抱負をお伝えします。
「皆さん、毎日、意識して継続していることは何ですか。」
(略~生い立ちエピソード)
【子供たちに伝えたこと】
始業式で「夢がある人は?」と問うと数人が挙手、「夢を叶えることは簡単です。叶うまで続ければいい。まず、自分から挨拶をしよう。」と伝えました。
入学式では、「一小っ子は、やさしく、かしこく、たくましく、未来を拓く子です。全校児童29人、先生方と力をあわせ、『自動前心』、夢を叶える学校を一緒につくりましょう。」と伝え、たった一つの約束「自分がされて嫌なことは人にしない、言わない」をお願いしました。
【大人の皆様へ】
大人の皆さんにお願いです。どうか、子供の夢、願いに耳を傾け、応援する伴走者であってください。子供
は毎日が挑戦です。ドキドキします。うまくいかないこともあります。でも、始めからできる人なんていませ
ん。だから、ゆっくりでいいんです。一歩、一歩、自分のペースで前向きな気持ちで進むことが大切です。頑
張っている仲間を「大丈夫、きっとできる!応援しているよ」と励ましてあげてください。
子育てに正解はありません。日々、お仕事・子育てをされる中で、子供を「見守る」こと、「待つ」こと、
「耳を傾ける」ことには忍耐力が必要です。でも、学び続けていけば、きっと道は開けます。
なぜなら、お子さんとっては、世界でたった一人の頼れる存在なのですから。
子どもは大人をみています。
さあ、今が背中をみせるとき、小さな一歩の始まりです。
今日から何を続けていきますか?
こうした励ましをペップトークといいます。残念ながら、私たちは励まし方を習っていません。
でも、できていないことがわかったら、そこからが成長の始まりです。
大人も子供と一緒に学び、共に育む「共育」のスタンスで担任をはじめ全職員が関わって、子供たちを支えていきます。皆様、どうぞよろしく御願いします。
全文は、学校便りをご覧ください。
東川第一小学校ホームページを開設します
皆様、はじめまして。
4月下旬、北海道上川地方では、朝晩は冷えるのでまだ暖房が必要ですが、
大雪山系の残雪が太陽の光に照らされる眺望をみると、
前向きな気持ちが湧き上がってくるこの頃です。
本日から、東川第一小学校のホームページを開設いたします。
今週は、各学年の参観日が行われています。
東川町教育の柱の一つであるタブレット・ICTを活用した授業、
思考力・判断力を育む調査・体験・交流など子供の自発的な活動を促す授業が展開されています。
これから様々な活動の様子をお伝えして参ります。
皆様、どうぞご愛顧のほど、よろしくお願いします。