学校ブログ

想像力を働かせて

12日、中学年が前庭と築山周辺に「秘密基地」をつくりました。

休み時間にのぞきに行った大人が歓待を受けました。

ビュースポットのある丘の上のカフェ、

立体テレビLiveが観られるルーム、

タープの日陰のもとでルームランナーで体力づくりができるキャンプ場、

など、さまざまなコンセプトでアクティビティが楽しめる空間がデザインされていました。

豊かな発想力におどろきました‼️

朝の読み聞かせ

15日、今年初めての読み聞かせがありました。

人数の多い学年は2教室に分かれて、想像力を働かせて絵本の世界に親しみました。

ボランティアで読み聞かせをしていただいているポッケの会の方々、いつも素敵な時間をありがとうございます。

 

絵本大好き!ブックトーク

5/12、「ほんの森」の職員の方が来校され、

1・2年生の教室で「ブックトーク」を行ってくださいました。

なんと、東川町では『マイブックマイトーク事業』として、新1年生には1冊絵本がプレゼントされるとのことで、

その本を選んでもらおうと、30冊の本がフロアーに並べられた様子をみて、

「あの本よんだことある。~がでてきてね・・・」

など、子どもは興味津々の様子。

ブックトークのあと、1年生はお気に入りを本を選んだようです。

「えっ?わたしたちはもらえないの?」

と2年生の子は、去年もらったことをすっかり忘れていた模様。

大人はクスッと笑いをこらえて、ほのぼのとした空気が教室に流れていました。

 

来校された方は、日本で屈指の絵本文化でまちづくりをしている剣淵町に縁があり、

運良く、剣淵に勤務したことがある教職員と絵本にまつわる話題で盛り上がりました。

 

絵本の里大賞など絵本作家の方と交流や、

出前授業などで作品の背景に触れる機会を通して、

絵本と出会う体験は豊かな感性を育むことを改めて実感する一日でした。

 

15日には、朝の時間帯、保護者・地域の有志(ポッケの会)の方による絵本の読み聞かせが予定されています。

子どもたちは、毎月1回の読み聞かせをとても楽しみにしています。

 

子どもが言葉を獲得する過程では、聴覚入力がとても大切だと言われています。

大人の膝の上にのって絵をみながら本の内容を繰り返し聞くことで、絵本の世界に触れ、次第に言葉を覚えていきます。

「本読んで~」と子どもにせがまれたときに、

(またこの本か・・・)

とウンザリする場面もあるかもしれませんが、

その繰り返しが言語の獲得と、親子の信頼関係をつくり、豊かな言葉の感性を育むことにつながっているのです。

絵本が好きな子は、本を通して多くを学んでいます。

 

こうしたインプットを繰り返すと、自然とアウトプットするようになります。

例えば、児童会の企画で、

「今日は中休みに絵本の読み聞かせがあります・・・」

などと、ある小学校では日常の一コマでした。

つまり、良質の言葉に触れると、言葉の遊びが楽しくなり、

自然と、絵本を読み聞かせや本の紹介をするようになります。

 

各学年の国語には読書教材があります。

例えば、本の扉を紹介する場面などで、

司書さんやボランティアの方をゲストに招くなど、

子どもの読み聞かせやブックトーク、ビブリオバトルなど、

子どもたちの創意工夫ある読書活動をみていただけたらよいなとイメージが膨らみます。

 

授業も日常生活も同じです。

日々を楽しくするためは、 

「あるものに目をむける」

かどうかで変わってくると思います。

 

来月は絵本の贈呈の折り、本に触れる機会を提供いただける予定です。

ステキな授業の機会を設けてくださった関係者の皆様に感謝申し上げます。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

 

避難訓練(火災)

大雪消防署から3名の方をお招きして避難訓練を行いました。

避難時は煙を吸い込まないようにハンカチを口にあてる行動がとれていました。

消火器を使う訓練では、2人組で協力して取り組むことができました。

[児童の感想]

いつ火災が起きても安全に逃げることができるように心がけたい。

火事にならないように気をつけて生活したい。

聴く態度、発表も立派でした。

 

 

☆「その気」チャレンジ!☆『マンガ思考』で自己肯定感を育む

26日、3・4年のクラスでは、Zoomを通して

マンガ思考

の出前授業を行いました。

講師の寺田彩乃さんは、ご自身の経験から独自の思考ツールを開発されたそうです。

具体的には、自分の感情をマンガのキャラクターにして表現するというもので、

そのキャラをみつめることで、自分自身の感情の変化をメタ認知し、自己コントロールができるという優れものです。

自分の中にあるいろいろな気持ちは、研究によれば驚くほどの種類に分類されるそうです。

それらをマンガに表して,自分の気持ちを理解したり,表現したりする「マンガ思考」としてまとめあげたワークシートは、とてもシンプルでわかりやすいものでした。

授業の冒頭で、

「マンガが好きな人?」

と問われると、一斉に挙手する様子から、

子どもたちのワクワク感が伝わってきました。

ワークに示されたお手本をみながら、眉毛や口の形などの表情をマンガで描く、

また、気持ちを書き入れる様子は、実に楽しそうでした。

大画面テレビの前で、自分が描いたマンガの解説を元気よく発表する様子もステキでした。

どの子も真剣に考え,楽しく学習取り組む様子から、

「子どもは自分に興味がある」

「成長したい」

という気持ちがあることを、改めて実感しました。

 

授業後は職員研修で授業の様子を話題にし、また寺田さんから、大人むけの講義も受けました。

大人もワークショップで学ぶ中で、和気藹々と交流しながら、マンガ思考のエキスを学び、今後の授業や日常生活をより良くしていきたいと心を新たにした「優しい時間」が生まれました。

クラス、たてわり交流や児童会活動など、様々な場面で活用されることを夢見ています。

人を励ます言葉かけペップトークとあわせて、

マンガ思考を活用し、

子どもが「自分大好き」、「その気」になる関わりを今後も続けてまいります。

 

<お知らせ>

5月には、上川教育研修センターともタイアップして、高学年の出前授業・職員研修が予定されています。

近隣の方は授業参観、研修参加も受け入れます。

寺田さんの授業を受けてみたい方、学校までお問い合わせください。

 

自分の命を守る「交通安全教室」

4月20(木)の3時間目(10:35~11:20)に、低温で肌寒い天候ではありましたが、交通安全教室が行われました。

事前に自転車点検を済ませ(樋口自転車店にご協力いただきました)、東川西駐在所所長さん、交通安全協会の皆さんにご支援いただき、交差点信号の横断実地演習および自転車を使用したミニコース練習(ジグザグ・8の字・1本道)と実際の歩道と交差点に出て、安全走行を体験しました。

 

どの児童も、「自分の命は自分で守る」ことを抱いた真剣な表情で取り組むことができました。

今年度も多くの皆様にご協力いただきながら安全教室を無事に取り組めたことに感謝申し上げます。 

(令和5年度から、安全上の観点から町予算で措置され、全小学生がモンベル製のヘルメットを着用しています。)

 

給食のはじまり

新一年生も給食がはじまりました。

今日のメニューは、シチュー、コロッケ、牛乳、パン、お祝いのデザート。

いつもは、東川町の特産「お米」のご飯が定番ですが、ふっくと柔らかいパンで特別感がありました。

お祝いのデザートは凍った状態で、室温で溶かしてから食べていたようです。

お昼の放送では献立の紹介の後に、食べ物クイズが出ます。

答えは何だろうと話題にするなど、食に興味が湧くような様子がみてとれます。

コロナも落ち着き、食事中の会話もできるようになり、給食中の楽しみが増えたように思います。

楽しく食べることが学びのはじまりだと実感しています。

 

 

「卒業・進級」にむけた成長の姿~言葉がもたらす行動変容

卒業式前の練習。時間をとって挨拶や礼のやり方を学びます。

毎日の学級での練習、個人練習などを積み重ねていくと、次第に上手くなっていきます。

例えば、今回の在校生の「よびかけ」で一番多く出てくる言葉は「ありがとう」です。

「ありがとう」の言い方一つで、相手に伝わるメッセージ、印象は変わります。

 

「明るく」

「歯切れ良く」

「嬉しそうに」

「その場面を思い浮かべて」

これらの言葉のイメージが、声のトーンや抑揚の変化につながっていきます。

 

例えば、歩き方も同じです。

「ササッと」

「スーッと」

「前を向いて」

「遠くをみて」

一つ、意識するだけで、動きは変わります。

 

所作も同じです。(礼、座る、立つ、歩いて向きを変える、等)

一つの動きを洗練させていくと、それは「美しさ」となり、

その動きができることに自信をもつようになります。

 

芸事(茶道、華道、書道、剣道、柔道、等)の動きは、稽古・鍛錬を重ねた上での極みだと思います。

 

海外から来られた方が、日本の文化を学びたいと習い事をすることがあります。

それと同じように、日本を離れて外からみて気がつくことが多々あると思います。

 

卒業式・入学式は、儀式的行事です。

卒業式は、日本の文化の素養を身につける初歩となる体験なのではないかと思います。

 

10歳に満たないシングルエイジの子が卒業式に出ることは、なかなか大変です。

正直なところ、面倒だな・・・と思う気持ちもあると思います。

見方を変えれば、小さな学校ならではの貴重な体験です。

練習に向かう中で我慢する力も鍛えられます。

 

練習のたびに、子供の小さな変化をみつけては、

アイコンタクトや身振りなどの非言語メッセージ、

言葉かけや文字コメントなどの言語メッセージで、

認め励ます関わりを大切にしています。

 

子供が小さくガッツポーズをしたり、ニコッと微笑んだりするなど、

自分の成長を喜ぶ姿をみたとき、

この仕事を通してのやり甲斐を感じます。

 

参列される保護者・地域の来賓の方々も、

行事の一場面をみて、子供の変化を感じることがあると思います。

その折りには、励ましの言葉をかけていただけると幸いです。

 

 

「包括的性教育」出前授業

2/20,進学を控えたこの時期、思春期を迎える小学校5・6年生を対象に包括的性教育をテーマに出前授業を行いました。

講師の先生の問いかけにより、対話的な学びで授業は進められました。

ディスカッションの中で、

・人はそれぞれ感じ方が違うこと

・お互いにハッピーで生きていける方法

について、意見交換が行われました。

 

正解がない事柄について、議論する中で思考を深める授業のアップデートがされてきています。

 

授業後、子供たちからは、

「今まで関心がなかった、考えたこともなかったことを考えるのは難しかった。」

「知らなかったことを学べてよかった。」

など、新たな気づきを語っていました。

 

 24日の金曜日には、LGBTQをテーマに授業を行いました。

 

2月に発出された北海道教育委員会の通知

「教職員研修資料
性的マイノリティに係る児童生徒へのきめ細かな対応について」

によると、

「教職員が自ら性の多様性について学び、理解を深めることが重要」

と明記されています。

こうした流れを受け、

授業のあった20日には、藤星高校の先生を講師に招いて性教育に関する職員研修を行いました。

今、研修のあり方も包括的に行っていくことが求められています。

 

【“心をつなぐ”一小巻き大会】

1月29日、東川第一小学校にて、一小巻き大会が行われました。第一小学校PTAが主催。小学生の兄弟,幼児から大人まで約80名が参加しました。冒頭、過去のイベントの様子を、保護者カメラマンが撮影した写真スライドで振り返りました。

その後、会場設営班,お米を炊く班,具材の調理班に分かれて準備を始めました。

 

のり巻きは、長机4本をつないで最大約8mの長さでセッテョング。簾(すだれ)の代わりにロール紙をひいて、その上で一枚一枚のりをつないで、下地をつくります。

 

お米をといでザルで水をきり、大きな釜でご飯を炊き、調味料を入れて酢飯をつくります。大人の助けをかりながらも、3・4年生が段取りよく準備を進め、洗い物も進んでやっていました。

 

巻物に入れる食材は、きゅうり、かんぴょう、しいたけ、かにかま、卵焼き。多くの具材を、卒業生や大人からアドバイスをもらって、5・6年生が連携プレーで準備していました。

 

これらの具材の準備には、食育の観点から「地産地消」の取組が代々受け継がれてきました。かんぴょうは5・6年生が学校園で育てたものを、秋に収穫して干しておきました。椎茸は地元の農家さんにいただき、校内で菌床栽培したものです。お米は3・4年生が稲作体験で育てた東川米を農家さんから提供いただきました。

 

一通り、具材準備が終わった頃、突如、謎の「ゆるきゃら」があらわれました。名前は「マッキ-」というらしいのですが、卒業生が自由研究で一小にまつわるものとして考案したそうです。こうした盛り上げる雰囲気が生まれるほど、子どもたちに愛されていた一小巻き大会。

場内アナウンスの合図で、酢飯と具材が体育館へ運び込まれ、いよいよ一小巻きの始まりです。待ってましたとばかりに、子どもも大人もニコニコして、会場に向かいます。

 

体育館には3列のテーブルに、6mが2本、8mが1本の長い海苔の下地ができていました。あわせて20mの太巻きが完成する想定です。子どもたちが配置につき、サポートする大人が間に入ります。会場には、ちょっとした緊張感とワクワクが漲ってきました。

教養部長さんがスライドを使って巻き方の手順を説明。海苔からはみ出ないように酢飯を敷き、きゅうり、たまご、しいたけ、かんぴょうを手際よく並べていきます。

「ここちょっと厚いんじゃない、はみ出ちゃうよ」、「ご飯が足りないよ」、

などと声をかけあって具材を調整するなど、助け合う様子も見られました。

そして、いよいよクライマックスは、「一小巻き」です。すべての場所を同時に巻かないと、うまくいきません。そこで、合図で一斉に、下地のロール紙を持ち上げて巻きます。最初は経験豊富な高学年からチャレンジ。

「3・2・1、一小巻き~!」

クルクルっとロール紙が巻かれて、あっという間に長い筒ができました。そして、紙をはがしてみると…、具材はすべて海苔の中に隠れています!

最後に、仕上げ巻きをして完成!

「できた~!」と歓声がおきます。

そこから、「一小巻き」をみんなの手で持ち上げます。再び、わーっと拍手がわき起こりました。

 

その後、中学年では、少し具材がはみ出るハプニングに「あまり気にしないように…」との声かけに笑いがおきました。

 

「できるかな」と、少し心配そうだった低学年も見事に完成!写真撮影では「どうだ!」とばかりに自慢たっぷりの表情を浮かべる子もいて、微笑ましい一時が生まれました。

 

完成した一小巻きは包丁で仲良く等分され持ち帰り用のり巻きに変身。

 

閉会式後、役場の方のインタビューでは、4年生が

「ご飯を洗うときに何回も繰り返さないといけなくて手が冷たくて大変」

「みんなで巻くときが楽しかった」

「欲張りすぎてバクハツした、具材が多すぎで…」

「食べるのが楽しみ」

「来年もやりたい」

と振り返り、笑顔で答えていました。

 

こうした活動を通してコミュニケーション力や協調性が養われることを肌で感じる貴重な機会となりました。

(取材:一笑麻樹)

 

<荒谷校長からメッセージ>

今、東川第一小学校では、自己肯定感を育む前向きな言葉かけ“ペップトーク”を授業や日常活動に取り入れ、お互いの良さを認め励ます関わりを大切にしています。日々の活動を振り返り、よかったことを見つける習慣づくりが、未来を拓く力につながると考えているからです。子どもたちには、今回のようなイベントは保護者や卒業生、地域の人の温かい気持ちから生まれた素敵なこと、当たり前ではなく“有り難い”こととして受けとめてほしいです。こうした経験を生かして、自分にできることを見つけて新しいものを創り出す“冒険心”をもって前向きに歩んでほしいです。できるかどうか、ではなく、できると信じて、チャレンジしましょう!

地域連携出前授業のつくりかた(認知症サポーター養成講座・介護劇体験)

本校では、主体的な学び、対話的な学び、協働的な学びの実現にむけて、カリキュラム・マネジメントを進めています。

出前授業を実施するポイントは、学びを生み出す教員が、専門職として外部講師を招いて、直接または間接的な体験学習を導入することで、思考・判断する場面を設けて、深い理解を促すところにあります。

もう一つのねらいは、こうした出前授業を通して、地域と連携・協働で教育活動を充実させるところにあります。

CSR(企業の社会貢献)による出前授業が行われていますが、それらは企業に望まれる人材育成や企業理念の実現というねらいがあります。

その点が教育活動のねらいと合致するなら、協働で授業・教育活動の充実をめざすことは、社会・経済の発展に寄与することになります。

何より、鋭敏な感覚をもつ子供が、社会の変化にダイレクトに触れることは、キャリア形成やwell-beingの観点から、意義深い学びにつながります。

ただし、学校の授業を行うのは専門職である教員でり、外部人材活用を含めて教育課程を改善していくには、準備する時間が必要です。

その点を考慮していただける方々とパートナーシップを築き、今回のような出前授業の企画が生まれていきます。

授業にむけて入念な打合せを行い、写真のような場面が実現しました。以下、授業ダイジェストと担当者の振り返りを綴ります。

[体験活動後の介護劇](ロールプレイのモデル)

  高学年は認知症サポーター養成講座を行いました。

高齢者疑似体験を含めて認知症予防の基本的対応について、事例をもとにして自分ごととしてとらえていました。

保健福祉課と社会福祉協議会 5 名のサポーターによる「介護劇」は圧巻でした。お財布を無くしたと思い込んだお年寄りに寄り添う言葉かけをする場面で、2 人の子役が良い例と悪い例を演じます。

2 時間の学習を振り返り、行動化して思考の深まりを促す展開、クライマックスで担任と子供による劇へと発展します。笑いの中で介護のポイントを踏まえた「人に優しい」対応を実践する姿が見られました。

(令和4年1月学校便りより)

[高齢者疑似体験]

認サポは2時間はかかるものだと認識していました。

ジュニア版にアレンジされていることに加え、

理論60分、疑似体験20分、介護劇の間接体験10分、正味90分、
豊富なワーク・事例、子ども用にアレンジした問いも交えて、
2時間の授業の中に入れ込み、実り多き学びの機会をいただけたことに、心から感謝しております。

子どもたちも学習にしっかり臨んでくれた様子が伺えました。

振り返りの介護劇に、本日の学びの要素が凝縮されていたと思います。

機会をみて、職員やPTA、CS委員など、地域の方々にも今回の授業について共有します。

6年生は中学に進み、サロンなどの活動にも目が向くことと思います。

「人にやさしいコミュニティづくり」にむけて、
学校で出来ること、地域と連携して出来ること、共に考えていけたら嬉しいです。

課長様、社会福祉協議会会長様をはじめ、関係各位にも感謝申し上げます。(打合せ担当)

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子ども達に感想を聞いたところ,「楽しかった」「よくわかった」と言っていました。

 体験することで,よりお年寄りの大変さに気付いたように思います。人の心に寄り添える子ども達を育てていけたらいいなと,改めて感じました。準備等大変だったと思いますが,素晴らしい授業でした。(授業担当)

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(保健福祉課 担当者様より)

本日は朝早くからありがとうございました!

チームの総力により、私たちも大きな第一歩を踏み出すことができたと感じています。コロナ禍で低迷していた様々なことを掘り起こし、新たな土台作りが必要な時だと思っていますので、認知症に限らず今後も様々なことをみなさんと一緒に学び、共生のまちづくりの一助となることができれば幸いです。

久しぶりにあんなに長時間、人前で話しました!改めて教員の皆様のご苦労を思い知ることができました…ありがとうございます!!

子どもたちが最後に玄関まで来て見送ってくれたこと、外へ出てからも「さようならー!!」と窓から手を振ってくれたこと、すごく嬉しかったです!!

今後とも、『誰もが活躍する居場所と役割のあるコミュニティづくり』のためご指導、ご鞭撻いただけると幸いです。


私たちも貴重な時間を過ごさせていただきました!ありがとうございました!

※介護劇の地域デビュー実現を目指します!!

キャンモア!スキーに挑戦

キトウシ山にある通称「キャンモア」でスキー授業を行いました。

この名前、いつから呼ばれているか歴史を紐解いてみました。

[キャンモアとの姉妹都市交流]

カナダのアルバータ州にあるキャンモア町との交流のはじまりは、1986年に遡ります。国際的に開かれた町づくりを目指してカナダを訪問した当時の東川町長に、 アルバータ州政府から東川町に似た気候風土・観光資源を有するキャンモア町を紹介されたことが契機となりました。友好親善使節団の派遣等の交流が行われたのち、 姉妹提携について合意に至り、1989年7月12日、キャンモア町にて姉妹提携の調印式が行われました。

https://higashikawa-town.jp/portal/machi/panel/9

この流れから、

1991年、交流を記念し、東川町のキトウシ国際スキー場を「キャンモアスキービレッジ」 に改称しリニューアルオープン

したと記録に残っています。

 

さて、児童はスキー場でリフトに乗ることを楽しみにしているようでした。

 

その願いは叶いました。

 

ハの字ストップの練習をしていた1年生がリフトの上から、

「ヤッホー!」と手を振ってニコニコしている姿を見てホッとしました。

初めてリフトに乗る子もいました。

経験値、体力差などを考慮して異年齢で班分け、個別対応をしながら、楽しくスキーに挑戦する場づくりをしました。

スイスイ滑る子、

ゆっくりペースの子も

それぞれが自分の限界を探る、

まさに

Can more

のスキー体験をしていました。

この影には、

スキーシーズン券は町から支給、バスやスキーの運搬など教育委員会のバックアップ、

そして、スキーボランティア3名の手厚いサポートにより、

円滑な授業が運営できることに感謝しております。

 

 

 

 

 

スキー授業の始まり

築山にてスキー授業が始まりました。

今週の気温は軒並みマイナス2桁、本日も-10度くらいです。

手袋をはいていても、10分もしないうちに手が冷たくなります。

けれど、雪国の子どもたちは、上下スキーウェア、完全防寒しつつ、雪の中でも元気に体を動かして遊んでいます。

寒いけれど、天気は穏やか。

スキーで道をつけ、即席でつくった築山コースを滑る練習をしました。

はじめての一年生は足下がおぼつかない様子でしたが、

なんとか歩いて、坂を階段上りにも挑戦。

すぐに平らになるゲレンデなので、安心して坂から滑っていました。

スキー場に行くと、まず止まることを教える姿がよくみられるのですが、

スキーは止めることよりも、滑ることを体験することのほうが上達するのです。

上からまっすぐ滑ることを繰り返すだけで、バランスがとれるようになります。

雪質にもよりますが、スピードがある程度あったほうが、操作もブレーキもかけやすいのです。

来週はキャンモアスキー場へ出かけます。

リフトにのって、山の上から滑る。半日でかなり上達するでしょう。

子どもたちは、「楽しみだなあ」と口々に話していました。

雪国の子供の遊び

正月15日、子供会の企画で雪遊び。

子供たちは、学校の築山をタイヤチューブやソリで滑る、雪合戦、低木に積もった雪山に登るなど、冬ならでは雪遊びに熱中。

小学生、幼児から中学生以上のジュニア、見守りの親御さん、皆さん笑顔でアットホームで久しぶりの賑わいを楽しんでいらっしゃいました。

来週18日から、学校の授業も再開します。

元気な子供達と挨拶を交わす毎日の始まりを楽しみにしています。

年の瀬だより〜一年の振り返りで小さな喜びを見つける〜

冬休みに入り、穏やかな天候が続いていました。

29日から降雪量が増え、年の瀬は除雪に追われる日々ですね。

頑張りすぎると腰痛など体に無理が生じます。

病院や整体院なども年末年始はお休みになります。

お風呂上がりにストレッチをするなど緊張をほぐすと回復が早まります。

この時に、「ふーっ」と息を吐くことで筋肉を弛緩させることができます。

心の緊張も深呼吸をすることでほぐすことができます。

 


ほっと一息ついたところで、

今年1年、がんばった自分の体に「おつかれさま」と声をかけてあげまょう。

そして、1年間を振り返り、

プラスの出来事を思い出し、ご家族で話したり書き出したりしてみましょう。

 


学校とは離れますが、印象に残った出来事を振り返ってみます。

北京オリンピックがありました。

スノーボードの岩渕麗楽選手が女子選手では初めてフロントサイド・トリプルアンダーフリップ1260(前回り3回転)に挑戦しました。

転倒はしましたが、世界のトップ選手たちが駆け寄り、その挑戦を讃えました。

実は、予選でも大技に挑戦し、転んで骨折していました。

実況中継では、「骨は折れても、心は折れなかった!」と絶賛されました。

オリンピックは終了。でも、話はここで終わりではありません。

その後、スイスのモンタナで開かれた「THE NINES」で、岩渕選手はトリプルを成功させたのです。

 

<記事>

”岩渕麗楽が北京五輪で感動を生んだ超大技FSトリプル1260に成功 世界初の快挙” 


事後インタビュー動画では、

「成功して嬉しかった。でも、なんで今なの?(北京五輪の後なの?)って正直思った。」

と悔しさも交えつつ、笑顔で語りました。

 仲間からの祝福と拍手の中、最高の舞台(キッカー)を準備してくれた人へ英語で感謝を伝える姿に心が熱くなりました。

 

 

 五輪に限らず、大事な場面で結果が残せない時は起きるものです。スポーツはルールに則った勝負事です。勝つことも、負けることも前提で戦うわけですから、挑戦する勇気を讃えることこそ大切にしたいと思うのです。

 


・・・岩渕選手は五輪後に世界初の快挙を成し遂げた・・・

 

これと同様に、子供やあなたが
たとえ、大事な場面で結果を残せなったとしても、その後、成功をおさめる可能性は大いにあります。

 


・・・「成功」と「失敗」と共通点は何か?・・・

と問いかけがあります。

 


それは、どちらも、「挑戦した証」だということです。

 


成功すれば喜びは得られます。

そして、失敗をなじることは簡単です。

でも、その影にある挑戦を認め励ますことも難しくはありません。

大切なのは、過程を見つめることです。

 


親の立場になると、難しさを感じる場面は多々起きます。

 


たとえ、子供が

学校に行かない選択をしても、

友達と喧嘩をすることがあっても、

約束を守らないことがあっても、

嘘をつくことがあっても、

それは、

成長する過程で抱えている課題に向かう挑戦への証、

時には、課題から逃げている場面も起きうるでしょう。

それは、

子供からの「助けて!」メッセージだと受け取って欲しいのです。

 


誰しも1人では立ち向かえない課題があります。

だから、認め、励ます、応援団が必要なのです。

 


子供の成長を応援する場をつくりましょう。

家庭は基盤であり、学校もその選択肢の一つです。

支えになる相談場所は多々あります。

困った時はお気軽にご相談ください。

 

ある授業で、親子が感謝の句を詠みあったとき、次のような句ができました。

子「お母さん いつも育児で 大変ね」

親「大変なこともね 宝物だよ」 

 

ネガティブな状況をポジティブに捉え方を変えた素敵な句です。

こうした「返歌」で、親子関係が「変化」することもあります。

 

「年の瀬」とは、流れが速い、慌ただしいという意味があります。

考える余裕もないくらい大変な時こそ、

子供の声に耳を傾ける余裕をもちましょう。

 


子供の成長した姿を振り返り、小さな喜びを見つけたら、一言伝えてあげてください。

 

どうか、心身の健康、安全に留意され、良いお年をお迎えください。

良いお年をお迎え下さい(学校便り12月号発行)

最終日、全員元気に登校し、2022年を締め括りました。

冬休み中には、子供会の行事なども予定されているようです。

スキーなど出かける場合もあるかと思います。

健康・安全に留意し、休み中だからこそできることを楽しんでいただければ幸いです。

また元気な笑顔で会えることを楽しみにしております。

今年一年、お世話になりました。

良いお年をお迎え下さい。

 

学校便りはこちら↓

<12月学校便り>

 

学校の教育活動について~”一笑麻樹”が「一小巻き」の歴史を紐解く~

質問をいただきました。

~「一小巻き」が学校行事から外された経緯~

を知りたいという内容です。

 

今年度の教育計画には、

____________________

保健・給食係

「一小巻き大会」の計画・運営に関すること

_____________________

という文言があります。その経緯について調べてみました。

 

始まりは、「食育」という観点から係が企画したものだと伺っています。

そこに、賛同したPTA会員が協力、地域の方々にも参加していただき、新聞記事にも載るなど盛大なイベントして行われるようになったということです。

 

ところが、コロナウィルス感染症への対応で、飲食を伴う活動は自粛せざるを得ない状況となり、開催できなかったようです。

 

それまでは、全校参観日にあわせて行っていたとのことです。

スタートは、学校の担当者の発案から生まれたものですが、

PTA・地域の協力を得ながら任意のイベントとして継続されてきました。

 

しかし、カリキュラムの中には入っていなかったのです。

年間授業計画にないのに、続いてきたのは不思議な感じがしますが、

年度途中で「試行」されたものが慣例になることはあります。

「一小巻き大会」は、保護者・地域の人に愛され、支えられることで、

慣例として続いてきた「文化」といえるでしょう。

 

現状では、

令和4年度の学校行事時数計画表には、「一小巻き」は位置づけされていません。

授業カリキュラム(教育課程)の中にも、位置づけはされていません。

つまり、「学校行事」ではないのです。

 

学校行事ではありませんが、全校参観日という授業で行ってきた経緯を考えるに、

この「文化」を残していくことについては尊重していきたいと考えています。

 

では、どのように存続していく道を探るか。

そのことを明確にする必要があると考え、11月のPTA役員会で協議していただきました。

そこで、「PTAの行事として任意で行う」という確認がなされました。

その後、企画を担ってきた教養部で検討し、その方向性について確認しました。

そして、12月8日の理事会で提示することになりました。

 

理事会では、

「変更するのであれば、もう少し早く見解を出してほしかった」

というご意見もいただきました。

確かにそうだと思いました。

 

お伝えすることが遅くなったのは、上記のように、手続きを踏む時間が必要だったからです。

 

ただし、授業ではできないという判断は、昨年度末の段階でなされていました。

ですので、年間行事予定には全校参観日は入っていませんでした。

それは、できるかどうかが未知数だったことがあります。

そして、「一小巻き大会」のあり方について、PTAと協議して見直す一年にするという考えがあったからです。

 

判断というのは、情報を集めなくてはできません。それには時間も必要です。

正しいか正しくないか、それは、やってみなくてはわかりません。

私としては様子が分からない中で、判断することはできませんでした。

そういう意味では、

今回、PTA役員、そして会員の皆さんのお知恵を借りて、

時間をかけて協議したことで、最適解を出すことができたと思います。

 

 

さて、授業では、12月に、やっと、調理実習を再開することができました。

感染症予防対応のため、飲食はせず、作り方の体験学習までにとどめています。

 

その観点から言うと、PTAの行事を学校で行うのは一向に構いませんが、

飲食を伴う場合については、

感染症予防対策はもちろん、実施方法についても、

慎重な判断をしていただきたいと考えます。

 

そして、今後についての見解を示します。

 

「学校の教育活動は地域とともに創り上げるもの」

という認識でおります。

 

とはいえ、たとえ、感染症対応が必要なくなったとしても、

今のカリキュラムでは、「一小巻き大会」を授業の中に取り入れることは困難だと判断します。

ですので、校務分掌の係の仕事から削除するのが妥当と考えています。 

 

一つは、平成29年から始まった東川独自の”GLOBE”という特別の教科を行っていること。

これに伴って、通常は70時間ある総合的な学習の時間35時間が削られていること。

この制約が外れない限り、他教科、特別活動などをあわせても、

ねらいを達成するための位置づけを明確にすることを含めて、

授業の中で捻出するのは、かなりの無理が生じます。

 

今、教育現場に求められていることは、

日本経済の再生にむけた「資質・能力」を身につけることです。

例えば、

DXへ対応するためのタブレット端末の活用、

GLOBEの改善・充実、

先行きの見えない時代の変化に対応するために”GRIT”(おれない心)、

”自尊感情”・”人間関係性”・”自己決定”などの「非認知能力」を重視すること、

これを保障するための「道徳教育」の充実です。

教職員には、これらの「授業」を生み出すための準備する時間が必要なのです。

 

ですから、これまで地域の皆さんの力で培ってきた素敵な活動は、

今後も生活を楽しくするための活力を生む”潤滑剤”となるように、

無理のない範囲で、参加したい方が楽しくできるものを

「文化」として受け継いでいくことが望ましい姿だと考えます。

 

私自身は、この価値ある「文化」を見たことがありません。

ですので、個人的には是非体験したいと考えています。

 

任意参加という形とはなりますが、コドモンにて保護者宛に案内が届きます。

ご希望される方は申込みいただき、楽しい一時をお過ごしいただけたら嬉しく思います。

 

年末年始、第一自治振興会の各種行事が軒並み取りやめになっています。

残念ながら、地域の方にはご遠慮いただく他ありませんが、ご了承ください。

 

世の中を見渡すと、感染症のみならず、大変な状況が続いています。

様々な変更などへの対応でご苦労をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願いします。

 

(一笑麻樹)

雪景色

一笑山

一面の銀世界。北海道の美しい雪景色の到来です。

中学年の子たちが「待ってました!」とばかりに、スノーウェアに身を包み、ツキ山に遊びに出て行きます。

滑る、駆け回る、雪玉をなげる、雪塊をつくる、などなど。

山の上は、風が強く体感温度が低い状況、

お構いなしで、やんちゃをする子供。

 

誰かが「チャイムがなった!」「次はGLOBEだ!」と言うと、

気配を察知した子たちは一目散に雪の原を戻っていきます。

 

 

学校に入るときは、雪を払ってから入るマナーを守っていました。

 

朝は高学年の子が玄関戸口の雪をほうきで掃くなど、

みんなのために自分にできることをする様子がみられました。

 

今年も残り1ヶ月。

楽しい生活になるようにと、全校集会では、「笑う練習」をしました。

学芸会での演技を想起させ、みんなでチャレンジしましたが、すぐには表現できません。

恥ずかしそうにモジモジしている子もいます。

先生たちにもやってもらいます。

子供と向き合って、笑う練習の見本をみせる先生に、

「先生たちも大変ですね。」

とクールな言葉をかける子。

先生の見本をみて、ワハハハ・・・と笑い転げている子。

その後の、チャレンジでは、自分の心を解放し、大笑いする子どもたちの様子、

体育館には幸せな空気があふれました。

 

笑う練習が終わったあとの聞く態度も立派でした。

 

児童会の寸劇、保健委員会のクイズでは、

自分たちで生活をよくしようとする前向きな姿勢が伝わってきました。

 

<お知らせ>学校便り発行しました

学校便り11月号 「話が聞ける子が育つには」 

https://member-higashikawa-dai1-syo.edumap.jp/school-letter

 

朝の和太鼓で「気」合いを入れる

週1回、和太鼓を叩いて脳にスイッチを入れてから授業が始まります。

学芸会が終わった翌週、

体育館に行ってみると、

太鼓教室に参加した精鋭3人が前に出て、

ドン♪ 「セ」! 

ドン♪ 「セ」!

と、「一小打ち」をして、全員であわせる様子でした。

新しい「気」を入れる空気を感じました。

 

そこで、今週の練習では久々にバチを握って、

子どもと一緒に太鼓を楽しんでみました。

「真似してね!」

バチの構え、足の構え、声、

一つ一つの動きで「きめ」を意識させて、

ゆっくりと打ち込みをしてみました。

 

ずっと気になっていたことがありました。

それは、打っていない時の姿勢です。

話を聞くときには、

太鼓には触れない、

バチを揃えてもつ、

こういう所作ができて、音が揃うようになります。

 

学芸会の発表では、これらがきちんとできていました。

練習でできないのは、「気」が緩んでいるからです。

 

バチをおかせて、近くに集めました。

「学芸会の発表はすばらしかった。どうして音が揃ったかわかる?」

(練習したから)

勿論、そうだけど、あえて「違う」といいました。

ほどなく、

(「心」がそろったから)

と言った子がいました。とても素敵なこたえです。

「そうだね。心がそろうから、音がそろうんだね。」

一度習ったことを、子どもは、きちんと覚えています。

けれど、時に、忘れてしまうのです。

大切なことを思い出す機会を設けることが、支える大人の役目だと思います。

1「教えて、褒める」

2「問うて、気づかせる」

3「一緒にやって、できたことを喜ぶ」

4「一緒にやって、途中で手放す」

5「自分でやらせて、みとめる」

6「自分でやらせて、振り返らせる」

小さなステップを踏んで、子どもを成長に導いていくこと。

そういう感覚をもっていけば、子どもはついてきます。

 

新しい節を口で唱和します。

「すっトン すっトン、ドドーンドンドン」

ひざの上で素振りをして、あわせました。

声を揃えれば、心がそろって、音も揃います。

 

それから、バチをもって打ってみました。

「できない!」

とつぶやいた子がいます。

でも、時間切れです。

「今日はここまで。」

すると、バチを体の前にあわせている子がいます。

「合格!」

次々と姿勢が揃っていきます。

「打ち方は揃わなかったね。でも、初めから出来る人はいません。」

「聞く姿勢は、全員合格です。」

「礼」

(礼)

さっと、太鼓を片付けて、清々しい姿で教室に戻っていく子ども。

わずか10分の練習でも、うっすらと体が温まり、心地よい朝が始まりました。

【感謝のエピソード】”全力の笑顔で輝いた一小っ子”が学芸会に向かう姿

11月13日、学芸会を行いました。

保護者・祖父母のみの公開となりました。

また会場の関係上、人数制限せざるを得ない状況でした。

座席の入れ替え、別室のテレビ中継にてご覧いただく場面もありました。

検温、椅子席の消毒など、皆様方のご協力により、滞りなく進行することができました。心からお礼申し上げます。

 

冒頭は児童会挨拶、静粛なムードの中、舞台の幕あけ。

1年生はじめの挨拶

1・2年生 劇 「ザ・ピーチ!」

桃太郎の話かとおもいきや、

川に洗濯に行ったおじいさんは、実は鬼の親分だった!

猿・きじ・犬のほか、

「桃」が登場人物となる奇想天外なパロディの「ザ・ピーチ!」

長いセリフや落としどころ、立ち回りなど、見せ場では笑いが起きました!

3・4年生 劇 「オズの魔法使い」

一小名物「かんぴょう」のように、”一皮むけた”役者が勢揃い。

配役プロフィールを歌にのせて表現します。

ドロシー、かかし、ライオン、ブリキ、魔女・・

そして、要所でみせる歌と踊りは、まさにミュージカル!

アフレコと生歌の両方を駆使した舞台演出が見事でした。

 

 

そして、伝統の一小太鼓を3曲演奏。

全校児童で演奏するのは、運動会に続いて2回目。

6年生は最後の舞台となりましたが、息の合った勇壮な演奏は流石でした。

5・6年生 「疾風(KAZE)」

1・2年生 「なかよし太鼓」

3・4年生 「旭岳」

 

 

5・6年生 「パラレル」

引きこもりをテーマにした探求型の劇でした。

簡単には覚えられない程の長いセリフの台本をあえて選んだ高学年。

役のなりきり度合いが素敵でした。

6年生 終わりのあいさつ

なかなか練習ができなかった状況でも、力をあわせて本番に向かう姿は、会場の皆さんに”熱”を伝えたように思います。

 

後期スタートの朝会で、

”感動力”を演出する”稽古”をつけました。

 

また、北海若衆太鼓の皆さんを招いての「太鼓教室」という”刺激”も入れました。

(10名の有志が参加。ご家庭から感想・応援メッセージをいただきました。ご紹介します。)

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<子ども太鼓教室を参観した感想>

・授業参観のように、家では見られない子どもの姿や子ども同士のやり取りが見られて、参観して良かったです。あっという間の二時間でした。

・仕事の都合で参観はしていませんが、朝張り切って習いに行ったと聞いています。
和太鼓を習う機会はほぼないことですし、和太鼓を継承している学校もこの辺ではないと思います。
学校の伝統として残していくのであれば、このような機会は必要だなと思います。

<北海若衆太鼓の皆さんへ>

・遠方からお越しいただき、ありがとうございました。初めは緊張していた子どもたちでしたが、とっちさんの話術に引き付けられ、皆さんの演奏と笑顔に引き込まれ、みるみる表情が変わっていくのが分かりました。今までは伝統として取り組んできた一小太鼓だと思いますが、今回の経験を通して新たに本当の意味での太鼓の楽しさを感じられたのではないかと思います。さらに、「目、ひざ、バチ…そして声??」を意識した心で叩く太鼓を、これから響かせてくれるのではないかと期待しています。多くのことを教えていただき、本当にありがとうございました。

・太鼓の演奏に必要な技術や知識を教えていただき、ありがとうございました。
伝統を守り、継承していけると思います。

<子どもの声(家に帰ってからのつぶやきなど)>

・面白かったし、太鼓の良さが改めて分かった。

・若衆さんの話がとても楽しかった

<学芸会の演奏にむけて一小っ子へのエール>

・目、ひざ、バチ…そして、声??を合言葉に、一小っ子の心を合わせて、素敵な演奏を聴かせてください!

・最後まで頑張って演奏してください

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日々、教室では、練習に励む様子、

仲間と力をあわせる姿、

お互いを気遣って声をかける、

大人の助けを借りる場面もありました。

 

そうした小さな積み重ねが、

ほんの一瞬、演技・発表の工夫につながっていたのではないかと思います。

 

「今日のMVPは誰ですか?」

と教職員に聞くと、

Aさんが練習とは違う工夫をしたことに驚きました!

Bさんは本番に強いです!

など、数多くのエピソードが語られました。

 

終わってしまえば、何をしたかは忘れてしまいます。

その中でも、心に何かが残る。

それは一人一人違うものであるはずです。

 

一人として同じではない人生の舞台を楽しんで歩んでいくことを願っています。